板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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「2008年合宿セミナー募集開始!」

お知らせ
「2008年合宿セミナー募集開始!」


(先週末に引き続き、「お知らせ」ばかりですいません。)
先週末は、
23日(金曜日祝日)に合宿セミナー卒業生による「リアルバリュ会」、
そして翌24日(土曜日)は、久々のオープンセミナーでした。
<オープンセミナー>
久々のオープンセミナーも満員御礼でした。
参加いただいた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。
楽しい時間を共にさせていただき、ありがとうございました。
当事務所パートナー吉原氏による「有価証券報告書の読み解き方(今回は話題のNOVAを取り上げました)」を2時間に続き、僕の「ビジネスモデルとバリュードライバーの把握」について2時間楽しくお話させていただきました。
僕が取り上げた個別企業は、アマゾン、セブンイレブン、ジャストシステム、グーグル、そして、経営者が自社のビジネスモデルの把握ができていなかったことによる最悪の失敗例として「ハイパーネット」を取り上げました。
特にハイパーネットの失敗事例の分析では、ビジネスモデルの把握による事業リスクの分析⇒その上で経営資源(とりわけお金)と事業リスクの「不一致」についてお話させていただきました。
自分で言うのもなんですが、「実感のこもった話」ができたのではないかと思います。
講演後の(ロビーで雑談での)質疑応答の中で、以下のような質問をいただきました・・・
「今回の具体例は、割とキャラの立った事業モデルが持ち出されたが、多くの企業はもっと平凡だとおもう。そのような場合もバリュードライバーの把握はできるのか」
というような内容でした。
結論から書けば、どんな企業でもバリュードライバーを把握することはできるし、また、投資においても経営においても、それを把握しなければならないわけです。
一見平凡に見える企業でも、実際に企業価値評価を行えば、どの因数が最も企業価値にインパクトを与えるか(=何がバリュードライバーか)がよく見えるようになるわけです。
当事務所が実践・企業価値評価セミナーでお伝えする知識に基づき、企業価値評価エクセルシートを作成し、その上で、各因数を現実的な範囲で変化させた場合に、どれほど理論株価が変動するかという「感応度分析」を行うことによって、バリュードライバーを発見することができます。
それぞれの企業のバリュードライバーを発見することができれば、その点に絞って評価を検討することができるというわけです。
投資活動においても、経営においても非常に重要なことです。
ということで、是非、たくさんの方々に企業価値評価の知識を身につけていただければと思う次第です。
投資活動のためにも、企業経営のためにも。
<リアルバリュ会>
今回のリアルバリュ会の評価対象企業は、トヨタ自動車。
僕の趣味というより、このところの「為替や北米景気見通しなどの外部要因による株価変動」を受け、世界の地域毎の「設備投資と販売予測」を中心に、企業価値評価を競うイベントでした。
僕が中心になって優勝チームを決定しましたが、今回も過去2回と同じチーム(というより、過去の優勝チームのメンバーが入っている今回のチーム)が優勝でした。
優勝チームを選ぶ上での評価基準は、理論株価(←妥当な株価)がどれほどであるかより、将来業績予測および資本コストの推計における合理性ですが、このチームは、毎回合理的でバランスの良い評価を行っていました。
おめでとうございます!
企業価値評価の知識は、具体的個別企業の評価経験を積むことによって初めて「投資や経営に実際に使える知識」となりえます。
個人でシコシコ評価経験を積むのも良し。
けれど、自分の企業価値評価結果について、他人に評価されることも、自分の評価に自信を持つために大切なことです。
当事務所では、セミナー卒業生のフォローアッププログラムとして、毎月スカイプを使った「オンラインバリュ会」、そして、半期に一度程度リアルバリュ会を開催しています。
「一定の知識を共有する者同士」、しかし、「それぞれ個別の得意分野を持つ者同士」による評価合戦は、結構楽しめるものです。
そして、実際の投資活動にもダイレクトに役立ちます。
読者の皆様にも是非経験いただきたいと思います。
<実践・企業価値評価シリーズ第28回合宿セミナー募集開始>
しかし、そもそも企業価値評価の知識を得なければ始まりません。
そこで、早速、2008年最初の合宿セミナーの受講者募集を開始しました!
詳しい内容を、こちらでご覧いただいた上で、是非お申し込みください。
2日間に渡りガッチリ学ぶことを楽しみましょう!
いつも書いていることですが、合宿セミナーでお伝えする知識は「一生モノ」です。
その上、その知識を使えば使うほど、知識の価値は増大します。
「セミナーで得られるであろう知識の価値」 > 「セミナー価格」
と評価いただける方は、是非ご参加ください。
よろしくお願いいたします。
以上お知らせでした。
2007年11月26日 板倉雄一郎
PS:
現在のセミナー活動を始めて丸3年。
ふと気が付いたことがあるのですが、オープンセミナーでも、合宿セミナーでも、合宿セミナー卒業生向けセミナーでも、過去のすべてのセミナーにおいて、不思議と毎回、募集予定人数の参加をいただいているのです。
毎回、募集予定人数を大幅に下回ることも無ければ、大幅に上回ることも無かったのです。
僕らの「読み」が毎回正しいのか?
それとも、
僕らの「集めようとする意思」が、募集予定人数を決定した段階で決まるからなのか?
それとも・・・
自分でやっていながら、「どうしてだろう?」と毎回不思議に思うわけです。
このあたり、いわゆるマーケティングの上で、興味深いことですので、今後僕なりに分析してみたいと思います。
分析結果次第では、面白いエッセイ(または本)が書けるような気がします。
とはいえ、以上はあくまで過去の話。
本当のところは、毎回、「今回も集まるのかなぁ・・・」と不安だったりするのです(笑)
もし予定人数が集まらないことが続いたら・・・集める方法を考えてゴリゴリ宣伝する、なんてヤボなことはいたしません。
そのときは、しばらく休業を選択します。
本当に知識が欲しい!という方々を相手にセミナーをやりたいですから。