板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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お知らせ 「財務オペレーションと企業価値DVDリリース!」

読者の皆様、ものすごくお待たせいたしました。

本日(7月5日)、「財務オペレーションと企業価値(の相対的関係)DVD」の販売を開始いたしました!

このDVDでお伝えする内容は、企業の財務オペレーション(新株発行、自社株買いと金庫株の取り扱い、有利子負債の増減、株式分割、配当など)が、企業価値しいては株価を担保する株主価値にどのように影響するのかについて、様々な場合分けの上で解説するものです。

財務オペレーションについて法律的に解説した書籍などは既にたくさんありますが、財務オペレーションと企業価値の「相対的関係」について、ファイナンス的に解説した内容はこのDVDがおそらく日本初になるのではないかと思います。

企業の財務オペレーションの本来の目的は、企業経営における極めて重要なテーマ「企業価値の最大化」の重要な手段に他なりません。

どのような状態で、どのような財務オペレーションを行うことが、企業価値の最大化において合理的なのか、このDVDをご覧いただければ、十分ご理解いただける内容です。

板倉雄一郎(僕)が120分にわたり、財務オペレーションの解説と、それぞれの財務オペレーションにおけるケーススタディーを解説します。

(以上、販売ページの文言のコピペ)

この内容をDVD化しようと決めた理由はいくつかあります・・・

1、間違った認識に基づく表現が巷にあふれているから。

たとえば、このところエッセイでも散々記述している「自社株買いと金庫株の取り扱いにおける企業価値の変動」について、多くのメディア、個人のブログなどで、間違った認識に基づく表現をたくさん見かけます。
この間違った認識は、企業経営者にとっても、企業の一部である株主にとっても、自らの利益を失うか、または、自ら保有する価値の算出を誤るか、つまるところ間違った経営、間違った投資行為に発展する可能性があります。
企業の「資金調達サイド(=財務ペレーション)」についての正しい知識は、自らの経済価値の最大化のために欠かせない知識です。
是非、たくさんの方々に正しい知識をお伝えしたい、そう思っています。

2、合宿セミナー卒業生からの反響

これまで30回実施してきた合宿セミナーでは、2007年開催分よりセミナー第1日目の第4コマとしてこのDVDに収録されている内容をお伝えしてきました。

多くのセミナー卒業生から、

「あのコマが肝ですね!」

といった反響をいただいておりました。
しかしながら、セミナー中では、時間的な制約があるため、このDVDとほぼ同じ内容を半分の時間で解説してきました。
それでも、セミナー卒業生からの定評が得られていたので、

「ならば、(時間的制約がセミナーより少ないDVDなら)思う存分解説できる!」

ということで、DVD化いたしました。

<こんな人に観て頂きたい!>

企業のIR担当者の方々・・・

何しろ、これまで僕やセミナー卒業生による「IRへの質問」に関して、「真っ当な回答」を得られた機会は、必ずしも多くはありませんでした。
「機密情報を話すことはできない」といった対応ではなく、明らかに間違った理解の下での回答が多く、

「こんなことでは、外資規制がどうのこうのといっている場合ではない」

という思いを募らせました。

是非、IR担当者にご覧いただきたいと思います。

企業経営者の方々・・・

どれほど財務担当者が財務オペレーションに精通していたとしても、企業価値の最大化というミッションを持つ経営者の方々が財務オペレーションについて、少なくとも基礎的な知識を持っていなければ、真っ当な経営を行うことができません。

少なくとも、ご自身が経営する企業の「株主以上の知識」を持つことが必要だと思います。

是非、企業経営者、特に上場企業経営者の方々にご覧いただきたいと思います。

個人投資家の方々・・・

これはいわずもがなです。
何しろ、(個別株式)投資家とは、企業の「資金調達サイド(=財務オペレーション)」に直接関わる立場ですから、財務オペレーションの影響を「モロに受ける立場」です。
是非、個人投資家の方々が、「自らの利益」のために、投資先企業の真っ当な経営の一翼を担う立場として、真っ当な財務オペレーションに関する知識を身につけていただければと思います。

<内容の抜粋>

このDVDで解説している財務オペレーションは、配当、新株発行、自社株買い(と金庫株の取り扱い)、株式分割などですが、それぞれの財務オペレーションが、企業価値、しいては、株主の利益に対してどのような影響があるのかをファイナンス的にわかりやすく解説しています。

同じオペレーションでも、財務状態、市場価格の状態によって、良い影響もあれば、悪い影響の場合もあります。

さらに、「企業にとって」といった「誰のことだか特定できない結論」は一切行っていません。
「誰にとって良いこと」で、「誰にとって悪いこと」なのかを明確にしています。

さらに、それぞれの財務オペレーションにつき、具体的ケースもご紹介しています。
(配当における米のケースはとっても面白いですよ)

基礎的ファイナンス理論と、具体的ケースによって、一つ一つの財務オペレーションを十分に理解できる構成になっています。
(もちろん、僕がただしゃべるだけではなく、しっかり図解もスーパーインポーズされています)

 

以上、かなり気合の入ったDVDですので、是非読者の皆様の知識向上、しいては、資産運用利回りの向上のためにこのDVDをお役立てください!

よろしくお願いいたします。

お申し込みは、こちらから。

2008年7月5日 板倉雄一郎