板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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お知らせ 「インプットモード・暫くエッセイお休み」

読者の皆様、いつもエッセイ閲覧していただきありがとうございます。

時流に適切で、且つ読者にとって価値のある文章を書き続けようと努力してまいりましたが、このところのいわゆる世界同時不況に端を発した様々な社会の変化を受け、これまでの経験や知識の範囲を超えて、様々な分野の知識や情報を、集めたり学んだり分析したりする必要を僕は強く感じています。

一言で表現すれば、現在の知識や経験の範囲に基づいたアウトプットには限界がある、と感じています。

 

僕がそう思うに至ったいくつかある原因の一つが、先日の「朝まで生テレビ!」出演です。

出演者というよりスタジオ観客に等しいぐらい発言できなかったのですが、今回、発言できなかった原因を一言で表現すれば、「カルチャーショック」です。

 

「日払いだった給与が、週払いになったおかげで生活できなくなった」
(スタジオ観客の発言)

「所持金が無いところで、漫喫に長時間滞在して、会計ができなかったら警察に突き出されそうになった。」
(パネリスト湯浅氏のケースレポート)

「新しいトヨタの社長は、トヨタの株式を〇万株も持っているですよ!」
(共産党小池氏の発言)

などなど。

 

これらの「左寄りの」発言を聞き、「自分と価値観が違うどころか、共通する言葉さえ見当たらない方々をどう捉えればよいのか」・・・スタジオに居るときから僕はボー然と考えこんでしまっていました。

その後、出口を見つけることができず、皆さんもご存知の通り、エッセイも書かずじまいです。
(実は、ネガティブエネルギーの集団の中に3時間も居たことの後遺症が続いているだけなのかも知れませんけれど)

 

ぶっちゃけ、僕は、その知識と経験が限定的であることを痛感し、自分の未熟さを強く感じています。
そんな状態では、自ら書いたエッセイに自信を持つことなどできるはずもありません。
自分の主張や分析に自信を持てるようになるまでの暫くの間、インプットを強化する時間を持ちたいと思い、エッセイを休止したいと思います。

日々、学ぶことはたくさんあります。
ですから、一つ一つ学んだことをこの場で読者の皆さんにシェアすることは可能です。
しかし、それら断片的な学びや発見が複数重なり、頭の中で有機的に結合し、その結果体系的な「考え方」に発展した上で表現しなければ、単なる知識や情報の取次ぎに過ぎず、その方法には付加価値がないという判断です。

 

エッセイ休止期間中は、当事務所プレミアクラブの活動(エッセイらしきものはプレミアクラブのメーリングにて表現いたします)、既に開始している新規事業の推進、得意分野に焦点を絞った一般販売用書籍の執筆、そして、人に会い現場の情報を知ったり、書籍を読み知識のレバレッジを増やすインプットに専念したいと思います。

 

以上、読者の皆様へのご報告でした。

 

2009年7月1日 板倉雄一郎

 

PS:
ワインの飲みすぎなのか、実は体調も芳しくありません。
「病は気から」といいますが、「気は体から」ともいえると思います。
その上、「女性関係」も芳しくありません(笑)

暫く、寺での修行とまでは行かなくても、それに近い生活によって、自分の精神的肉体的メンテナンスをしなければならない時期なのだと思うわけです。

文章で書くと、どことなく暗ぁ~い感じがしますが、むしろ前進するための準備と捉えているせいか、自分が積極的に変化を求めていることに新鮮さを感じていますので、ご安心ください。