板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト

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「週末のお知らせ」

お知らせ
「週末のお知らせ」


週末は、当事務所からの「お知らせ」にお付き合いください。
<実践・企業価値評価シリーズ合宿セミナー受講者募集開始!>
「実践・企業価値評価シリーズ第26回合宿セミナー(東京)」は、
7月28日~29日に開催、
「実践・企業価値評価シリーズ第1回大阪合宿セミナー」は、
9月22日~23日に開催することが決定いたしました。
詳しくは、(上記リンクから)セミナー案内ページをご覧ください。
ニュース:「21歳未満大幅割引開始!」
「金儲けより、将来のこの国の資本市場の健全化」が、少なくとも僕にとってセミナーを行う上での重要なテーマです。受講日時点で、満21歳未満の方は、10万円ディスカウントいたします。
(21歳以上の方、インフレしました、ゴメンナサイ。)
以下、セミナー受講者募集にあたり、僕が訴えたいことです。
お時間の許す限り、最後までお付き合いいただければ幸いです。
前回(第25回)より、「理論より実践」のテーマに基づき、カリキュラムを一新、よりパワーアップされたセミナーになり、再受講生からも高く評価されています。
投資や経済に関する知識、そして企業を「見定める知識」を是非皆さん自身の「モノ」にしていただければ幸いです。
これまでの3年間、25回の合宿セミナーを通じ、受講生の方々から「受講にいたる経緯」をたくさんお聞きしました。
実に様々な受講動機や受講に至る経緯をお聞きしましたが、その中から、これまでの受講生のほとんどが感じていた「不安」と、受講後の「不安の変化」について、書いてみたいと思います。
「自分がこのセミナーの内容についてゆける自信がない」
この不安、ごもっとも。
何しろ受講を検討されている方が、セミナー内容を事前に評価する手段は、
(1)セミナー案内ページで紹介しているマッキンゼーの「企業価値評価(副題:「くそ難しくて細かくてややこしい内容の本」(笑))
そして、
(2)僕のエッセイ(副題:「くそ難しくて細かくてややこしいことを理解したうえで、その結論を個別ケースについて書いているエッセイ」(笑)
なわけですから、
「このセミナーについて行くには、かなり高度な事前知識が必要だな」
と思うのは、無理もないことです。
しかし、安心してください。
世にある、「一見くそ難しいこと」は、その要素を分解すると、実に単純なことの組み合わせによって成り立っているだけなのです。
くそ難しく感じることを、一つ一つに分解することは、確かに難しいことです。
しかし、その難しい要素分解は、受講生の皆様に代わって、僕やパートナーが既に実施していることです。
受講生の皆様に僕達がお伝えするのは、既に要素分解を終えた一つ一つの考え方です。
単純化された一つ一つの要素を2日間をかけて積み上げることによって、最終的に「企業価値評価」の知識をお伝えすることができるようになっています。
単純化された一つ一つの要素は、フツーに暮らすフツーの人であれば、だれでも理解できることです。
エクセルを使った計算式においても、基本的には、「四則演算+べき乗」しか使いません。
(エクセルのマクロ関数も「ゴールシーク」しか使いませんし、ゴールシークを含む「エクセルの必要な知識」は、セミナー申込者全員に事前配布する「エクセルモデリング講座ストリーミング&テキスト」を予習いただくだけで十分です。)
「割引現在価値」とか、「ROIC-WACC」とか書いてあると、その言葉自体に対するアレルギーを示す方もいらっしゃるとは思いますが、
ROIC・・・つまり、「何ぼ突っ込んで、何ぼ儲かったの」って事を示す単純な分数でしかありませんし、
資本コスト・・・つまり、有利子負債であれば金利のことを示しているに過ぎませんし、
(ただし、株主資本コストの概念は、少々ややこしいですが、分かるまでしっかり説明します。)
WACC・・・つまり、私達が小学校の算数の時間にやった「食塩水の濃度計算」の食塩水濃度を、資本コストに代えた応用に過ぎませんし、
割引現在価値・・・つまり、「利回りの逆」に過ぎないのです。
このような一つ一つのシンプルな要素に分解してしまえば、少なくとも、一つ一つを理解することに、特別な能力など、全く必要ありません。
ただし、以上のように分解された一つ一つの要素を、皆様の頭の中で「関連付けること」には、少々時間がかかります。
たとえば・・・(あくまでセミナー内容のほんの一部ですが)
(資本の受け手にとっての)資本コスト=
(計算式上の)将来キャッシュフローの割引率=
(資本の出し手にとっての)期待収益率=
(資本の出し手にとっての資本を出す先に対する)リスク認識
となりますが、一つ一つが、以上のように「同じこと」を示していると「関連付ける」のが第2歩ですが、これはセミナー中に理解できます。
さらに、ってことは・・・
「資本コストが上昇すれば、割引現在価値が小さくなる。」
ってことは、
「投資家の期待収益率が上昇すれば、株価は下がる。」
あれ、なぜ期待が膨らむと株価が下がるんだろう?
あっそっか、それは投資対象の「業績に対する期待」ではなく、
投資家自身の「収益率に対する期待」であって、
「期待」と「期待収益率」は、しっかり区別しなくちゃな。
ってな感じで、腹の底に落ちる「気付き」が得られるわけです。
(というか、そのような「気付き」を与えるように講義しています)
ここまでも、ほとんどの受講生の方が、セミナー中にたどり着きます。
以上は、「債権価格と利回り」のケースをエクセル上で行い、「確かめる」がセミナー中にできるわけです。
その結果、
「そういえば、『債券が売られて、金利が上昇した』なんて記事を経済紙でよく見るけど、あれはこういうメカニズムのことなんだな」
とさらに現実の経済との接点における「気付き」も得られるわけです。
(このあたりのセミナーの雰囲気と実際の講義内容については、
「ディスカウント・キャッシュフロー法入門DVD」に収められています。
いきなり28万払ってセミナーに行くのはちょっと・・という方にお勧めです。
また、以上はセミナーでお伝えしていることの「一部」ですので、以上のことについて「十分に理解している」という方にとっても、他の内容で有益な知識をお伝えしています。)
その「気付き」を、腹の底に落ちる「理解」にまで成長させるために、
「この件については、 『期待と期待収益率』というエッセイに詳しく書いているので、後で復習してみてください。」
と復習のためのアドバイスもしっかりやっています。
セミナー終了後、数日して、セミナー卒業生から送られてくる感想メールには、必ずといっていいほど、以下のような内容が含まれています・・・
「セミナーの効果は想像以上だと思いました。 今、エッセイを一から読み返していますが 一度読んだはずの文章がまるで違った文章に見えます。」
となるわけです。
さらに、
(1)自分ひとりでのバリュエーション、
(2)疑問点が見つかった上での再受講
(3)希望者は有料のプレミアムクラブで経済や企業価値について議論
(4)得られた知識を、投資活動や、経営、そして普段の仕事で発揮
すると、
「企業価値評価セミナーと私」
にあるような、「現実的なリターン」につながるわけです。
(「企業価値評価セミナーと私」にある例は、セミナー受講生から僕が直接お聞きしたたくさんの『セミナーの効能』のほんの一部です。)
しかし、
「黙って聞いていれば簡単に理解できますよ」とはいいません。
レストランで食事をするときのことを考えてみてください。
どれほどサービスの行き届いた高級レストランでも、
どれほど心をこめた料理でも、
その価値を堪能するためには(=自分の体の中に入れるためには)、
「自分でホークやナイフを使って料理を口に運び、
 自分で咀嚼(そしゃく)しなければ、味わえない」ことと同じように、
僕達が、
どれほど調査して、
どれほど分かりやすい説明を考え、
どれほど時間をかけて講義しても、
受講生自身の努力がなければ、
『腹の底に落ちる本当の理解』に仕上がるわけもありません。
その意味で、「カンタン楽チンなセミナーだよ」なんて、口が裂けてもいえません。
僕達がセミナーで伝えている内容は、それを理解すれば、間違いなく、皆さんの投資、経営、普段の仕事に絶大な威力を発揮します。
それほど価値ある内容です。
そもそもそんな価値ある知識が、「カンタン楽チン」に手に入ると思うことのほうが間違いともいえます。
しかし!
新しいことを学ぶ。
難しいと思っていたことが理解できるようになる。
理解したことは経済や企業に関することだから、普段の仕事や生活や投資に直ちに役に立つ。
それって、実際に取り組んでみれば分かりますが、
「楽しい!」
事なのです。
過去にセミナーを受講したことのある上司や友人や伴侶に強引に薦められ、半ば「いやいや」受講された方も、これまでに何人もいらっしゃいます。
受講後の彼らの感想は、たとえば・・・
「最初、投資は博打だと思っていたから、全然興味なかったんです。 でも、このセミナー受けてみて、投資って面白そうだな、って思いました。 投資って、社会に対する価値提供になっているんですね。 ちゃんと企業を見る目を持っていれば。」
(以上の文章は、僕が即興で作りましたが、概ねこんな感想です)
受講を検討されている読者の方、
どうしても仕事の都合でいらっしゃれない方、
無料のエッセイだけで知識が得られるんじゃないかと思っている方(笑)
(セミナーの内容についてほとんど何も知らない)伴侶や恋人に「やめた方がいいよ」と止められ、なかなか参加できない方
(↑ このパターンすごく多いです(笑)。が、ご夫婦のどちらかが、伴侶の制止を振り切り受講され、その後に、結局、お二人とも受講されるパターンは、過去に10組以上はあったと思います。)
もし、
「セミナー価格 < セミナーで得られるであろう価値」
とお考えでしたら、是非いらしてください。
仕事は毎日ありますが、セミナーの機会は少ないです。
エッセイの本質は、セミナーを受けて初めて理解できるはずです。
伴侶や恋人を毀損するためにセミナーを受けるのではないですよね、
彼(彼女)のためにも、自分への投資が必要だと思うのなら是非。
インチキセミナーだったり、
「価値 < 価格」だったりしたら、
情報が瞬時に伝わるネットの世界で、3年以上も満員御礼のセミナーを続けられるはずはありません。
(↑ 当事務所のセミナーに関する広告などの告知は、このサイト以外では一切行っていません。)
たくさんの皆様と2日間を共に過ごし、共に学び、その後も末永くお付き合いさせていただくことを、パートナー一同、楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
セミナーに関する詳細と、お申込みは、↓ からどうぞ。
「実践・企業価値評価シリーズ第26回合宿セミナー(東京)」
「実践・企業価値評価シリーズ第1回大阪合宿セミナー」
今日は、なんだか力が入って、大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読者の皆さん、よい週末を!
2007年7月6日 板倉雄一郎
PS:
こんなに力が入ってしまったのは、リニューアルしたセミナーカリキュラムが、「とってもすばらしい!」と、僕自身が感動しているからです。
このすばらしいコンテンツを、皆さんにも味わっていただき、皆さん自身の将来のために生かしていただきたいと思うからです。
ほら、おいしいお店を見つけたら、大切な人にも教えたいと思うじゃないですか。
あれです。