先日の日曜日（2011年6月26日）は、板倉雄一郎事務所主催オープンセミナーでした。
今回は、株主総会の集中日ともあり、定員（100名）には届かず40名ほどの方々に参加頂きました。
【ワールドワイドからグローバルへスイッチ！】
前半の僕による「前座」は「ワールドワイドからグローバルへスイッチ！」と題して・・・
1、企業の国籍とは、その利害関係者（顧客、従業員、取引先、債権者、株主、国や地方自治体）をひも解かなければ判明しない事。
2、ネットとロジスティックスを前提にすれば、国単位での事業成長より「当初からグローバル展開」を想定した方が、むしろ実行し易い事。
3、その場合でも「ダウンサイドリスク限定＆アップサイド（理論的に）無限大」のビジネスモデル構築を忘れない事。
などのお話をさせていただきました。
【タイを中心にしたASEANの経済事情と投資情報】
引き続き「メイン」の「タイを中心にしたASEANの経済事情と投資情報」は、ASEAN JAPAN CONSULTINGの阿部代表に講義頂きました。
動画や写真をふんだんに取り入れた現地情報は、目から鱗でした。
個別企業の業績などもレポート頂きました。
この講義を聞いて、如何に日本の「マスメディア」がASEANの情報に疎いかということも同時に分かりました。
タイのGDP成長率は、7％～8％。
対するインフレ率は、およそ5％。
平均年齢も若く、消費意欲が旺盛。
いつも書いている事ですが、
「現状の経済状態がどうであるかより、将来の成長期待があれば、消費が進む」
が実現されているASEANです。
何しろ、平均年齢が低いのがいい。
個人の所得が「今より将来の方が増加するはず」という前提では、有利子負債を抱えながらの消費にも積極的になるわけです。
この講義を聴いている間中、それぞれのトピックスに関して「果たして日本の場合はどうだろう」と考えてばかりでした。
なんだかASEANが羨ましい。
もしかして、板倉雄一郎事務所とASEAN JAPAN C.のコラボによるASEAN視察ツアーなんかも企画できるかもしれません。
（現地の証券会社の口座を取得するには、現地に行ってサインする必要があります。）
気が付けば、僕の友人の多くが、ASEANへ本拠地を移したり、リゾートを作ったり、フランチャイズ進出をしていたりと「やっている人は既にやっている」わけですから、乗り遅れたくないという気持ちも芽生えるわけです。
恐らく2012年には、ASEAN全体に散らばる上場市場が統合されるでしょうから、株式投資に置いても、極めて魅力的な市場になること間違いないでしょう。
【阿部氏に興味を持った理由】
そもそも阿部氏との出会いは、10年程前、僕が早稲田大学で講演したときに阿部氏がその聴衆として参加していた事です。
この10年の間に彼は、タイに飛び、就職し、独立し、現在は日本とASEANのお見合いサービスを展開しています。
彼は早稲田大学卒業後「海外、とりわけASEANが面白そうだ！」ということで、たまたま同時期に新卒採用していたタイのLEXSUS現地法人に就職しました。
タイのLEXSUSに就職・・・その理由は「LEXSUSなら現地の富裕層と付き合える！」だったそうで、その行動力と人生の時間の投資の仕方に、僕は感銘を受けたわけです。
LEXSUSの営業で築いた語学力と富裕層との関係は、後にASEAN JAPAN CONSULTINGの礎に成っている事は間違いありません。
ぶっちゃけ、彼の今回の講義内容は事前に全く観ていませんでした（笑）
でも、彼の人柄、そして以上のような経緯をふまえ「いいね！」と思い、今回の講演と成ったわけです。
今後とも、阿部氏との関係を継続しつつ、ASEANでの事業展開のチャンスをうかがいたいところです。
【次回予定】
ということで、3.11震災後、初のセミナー再始動でしたが、次回は7月24日の午後です。
メディアでも話題の「面白法人カヤック」柳澤代表をゲストにお迎えして、柳澤さんと僕のトークライブの予定です。
募集開始は、7月4日の予定です。
ご期待ください！
2011年6月28日 板倉雄一郎
PS:
ASEAN JAPAN CONSULTINGでは、JTB様とのコラボ「タイ経済ビジネス 視察ツアー」も実施しています。
PS^2:
板倉雄一郎事務所では、facebookでファンページを開いています。
よろしければ是非「いいね！」してください＾＾
今回参加頂いた方々の間では、既にこの夏のASEANツアーの話で盛り上がっています。
PS^3:
このところ、20代のアントレプレナーを見つけて、グローバルベンチャーとしての成長支援をしています。
とっておきの僕の事業アイデアの一つは、既にインキュベート中ですが、今後も複数のベンチャーの支援をさせていただこうと思います。
ご興味のある方は、facebook、Twitter、そしてこのサイトの「問い合わせ」からご一報ください。
ご存知の通り、僕は結構シビアに事業評価しますが、「いいね！」と思った事業にはめちゃくちゃ積極的に（僕ができる範囲で）支援します。
どうぞよろしくお願いいたします。
（ただし、グローバル展開が可能な案件のみです。）
