板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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Go Ahead【ブルーオーシャンは自らの中に】

僕は、様々なアイデア発想のときに「横を見ない」

まずは「自分のワガママで」欲しいモノ、サービスそして理論をイメージする。

「横」とは、同じ分野での他人のアイデアや発想、事業であれば競合しそうな企業の事業、そして既存の理論など。

それら「横」を見るのは、アイデアのイメージングが完了した後に、同じようなものが無いか、より進化しているものは無いかのチェックの時だけ。

「横」を見ながら考えると、どうしても「横」からバイアスを受けてしまい、「新しい価値」ではなく「既存に付加した価値」しか生み出せない。

これでは、とてもブルーオーシャンは見つからないどころか、レッドオーシャンに巻き込まれるだけだ。

ブルーオーシャンは、自らの中にある。この方法が正しいか否かは、僕自身が成功してみないと証明出来ないのだけれど。

 

このブルーオーシャン思考は、アイデア発想が無駄に終わる場合が多々ある。

せっかくイメージ出来たのに、既に優れたモノやサービスがあった orz とか(笑)

でも、その無駄は、脳みそを動かしたわずかな時間だけ。

脳みそを動かしたんだから、本当は無駄じゃない。

だから、この方法を、ゲームソフト開発の頃から、ずっと採用している。

10個のアイデアのうち、1つぐらいは「アタリ!」がある。

これで十分。

 

大切な事は、他人の土地に隙間を探すのではなく、新たに土地を発見すること。


2012年3月30日 板倉雄一郎