板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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セミナー卒業生のその後 第4回「転職への活用」

こんにちは。パートナーの渋谷です。
今回のエッセイでは、セミナーで得た知識を転職などに活用いただいたケースについて書きたいと思います。

当事務所のセミナーでは、最終的にはExcelのバリュエーションシートを作成することにより、個別企業の企業価値(理論株価)を算出するという一つのゴールを設定していますが、それまでの過程において、経済、企業、経営、投資、ファイナンスの本質を学んでいただくというものです。

ですからそこで得られた知識は、応用範囲が非常に広く、特に経営に近いポジションでご活用いただくことが可能だと考えています。

その証拠といっては何ですが、セミナーで得ていただいた知識をアピールすることにより、「転職に成功した」、「社内でより経営に近い部署に異動した」といった声を複数の方からいただいています。


もう少し具体的にいくつかの例を挙げてみます。

・某上場メーカーに勤務していた方が、証券会社の面接を受けた際に、セミナーで得た知識をもとに面接での受け答えをしたところ、アナリストとして採用となりその証券会社に転職したそうですが、収入は転職前の3割増しとなったそうです。その証券会社では、同業他社からの転職や、営業部門などの現場経験を積んでからアナリストになるのが通例で、他業種からのアナリスト未経験者が、いきなりアナリストになる例は初めてのケースであり、前例がないそうです。

・土木技師をしていた方が、経営コンサルタント会社への転職を志し、複数社の採用試験を受けた結果、3社から内定をもらったそうですが、その中で提示された年俸額は最大で転職前の1.5倍だったそうです。結果的にこの方はそのうちの1社に転職されることになりました。

・そのほかにも、大手自動車メーカーの子会社に出向していた女性が、より経営に近い仕事ができる自信を得て子会社への転籍を決意した例、アパレルメーカー勤務の女性が、経営企画部門に抜擢された例、電子部品メーカーの研究開発部門から、経営企画部門に抜擢された例などがあります。


このうち、2番目に紹介した土木技師から経営コンサルタントに転職された方について、ご本人にいくつか質問して、直接回答を貰った文章がありますので、ここで掲載させていただきます。


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(前職について):
発展途上国のインフラ整備業務に技術支援をする土木エンジニア

(転職先について):
経営コンサルタント

(当事務所のセミナーが転職にどう関係したか):
ずっと海外で全く畑違いのエンジニアをしていたので、セミナーを受講していなかったら、そもそも経営コンサルタントという業種に興味を持つことはなかったと思います。もともとは株式投資をしっかりと知識をもって始めたいという動機でセミナーを受けたのですが、企業価値評価を学んだことによって企業経営やファイナンスに興味が大きく広がりました。

実際の転職活動では、異業種への転職だったので板倉雄一郎事務所で学んだ企業価値評価について質問してもらえるよう、職務経歴書にセミナーのことを書きました。実際の面接ではそこを質問してもらいファイナンスや経営に関する知識があることをアピールできたと思います。

転職活動をしたのは最初にセミナーを受けてから1年半が経過した後です。その間、再受講、バリュ会、リアルバリュ会、自力バリュエーションと時間をかけて学びを深めていけたことがよかったと思います。決して一回のセミナーで終わりというわけではなく、持続的に学習を続けるコンテンツが用意されていたのが、熱しやすくさめやすい自分にとってはよかった。理解が深まり定着した後、転職活動をしたので、面接でファイナンスの質問をされても普通に答えることができました。

(セミナーから得られた価値について)
板倉雄一郎事務所から学んだことは、時間経過とともに価値が増大していくと感じています。最初のセミナー受講はスタートであり、そこから価値は広がっていきます。自分の場合、上述したようにファイナンスの知識は時間経過と共に徐々に徐々に腹に落ちていきました。

またセミナーを受講した方のコミュニティに参加できるということも凄く価値の大きいことです。このコミュニティ、なぜか凄く意識の高い自立している方が多い。時間経過とともに多くの方と知り合いになることができ、皆さんの前向きな姿勢に触発され自分も新しい挑戦をしてみようと転職にチャレンジした面もあります。転職後も多くの卒業生の皆さんから引き続き多くのことを学ばせていただいています。

こうしてセミナーを受講してからのことを振り返ってみると、自分にとって板倉雄一郎事務所のセミナーへ投資したことは、株式投資で言えば価値が上がっていき一生持ち続ける銘柄に投資することと同等のことだったかなと思っています。
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このように、受講生の方から大変有難いお言葉をいただき、スタッフ一同として非常に嬉しく思っております。


今回ご紹介した皆さんに共通しているのは、転職などにより収入はアップしましたが、それはあくまで二の次だと仰っている点です。

それよりも、本質的な知識を得て、それを日々ブラッシュアップしていくことにより、仕事を通じて社会に対して提供できる価値が増大した。その事によって、仕事自体もより楽しく、よりやり甲斐のあるものとなったという事です。

その意味するところは、提供する価値が増えた結果、収入アップは後からついて来たという事だと思います。


2008年5月22日  T.Shibuya
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