デート少ないで週｡

６月１０日（日曜日）

午後から、ホテル日航東京の「スパ然」
昨年は「ほぼ」毎日通っていたのに、最近はサボリ気味｡
５０代からの「伸び」のためには、
今からの体の準備が必要だと言うのに｡

１９時、お食事会のため、六本木は「花えん」｡
２０名ほどの参加は、
男性陣に起業家、女性陣に学生｡
書かないでくれという人が多いので、実名は書かない｡
著名な人物の実名を持って、自分のポジションを
しらしめたいがために書いているわけではないので｡
女性に関しても、書いて欲しくない人は書かない｡
でもなぜか、女性には、書いて欲しい人が多い｡

特別お目当ての女性も無い（というか知り合いばかり）で、
久しぶりに「カラオケ三昧」｡
今日は「ビートルズ」と「四畳半フォークロック」でオールディーズ｡
お目当ての女性の見つからないお食事会、それはそれで楽しい｡
具体的な目的の無い時間は、楽しむことを楽しめる｡

深夜、ＧＭＯ(旧インターキュー)法務からの緊急レポート｡
「米ネットゼロ社と米ジュノーオンライン社合弁！」
これが、どんな意味を持つかは「懲りないくん」３号、４号を参照｡
米のビジネスは、ひたすら「合理的」だ｡
ビジネスは金儲けという大前提があるという事を、
とかく精神論に頼りがちなこの国の人たちは忘れがち｡
米の社会は、多民族国家｡
よって、多くの異なった価値観が存在する｡
だれも自分の価値観を押し付けないし、
他人の自分と違った価値観を、そのまま受け入れる事を持って、
人を尊重しようとする｡
「ベジタリアン」だって、肉を食う人に説教はしない｡
一方、説教する人が居ても、それはそれで受け入れる｡
これじゃ、国家はまとまらないから、
ビジネス（金儲け）の合理性と、国家の独立安全という
「最小公倍数」が国家として成り立たさせて居るように思う｡

６月１１日（月曜日）

予定が無いので、実家の船橋で終日家事とＰＣワーク｡

６月１２日(火曜日)

１５時、「スパ然」

１９時、韓国の某ベンチャー企業のコンサルティング｡
明日のプレゼンテーションのプレミーティング｡

２１時、「懲りないくん」１９号｡

２３時、「グランツーリスモ３」
このゲームやばい｡
美しいグラフィックスに目を奪われがちだが、
「やばい」、「スゲー」と思うのは、そんな事ではない｡
実車での僕の癖が、そのまま出てしまうのが凄い！
僕は実車でレースをしても、
コーナーで早めに「インに着く」癖がある｡
この癖のおかげで、アクセルオンが遅くなり、
結果としてタイムが伸び悩む｡
それがそのまま、ゲームに出る｡
オマケに、ＦＦが不得意で、４ＷＤを乗りこなせなくて、
ＦＲが得意な僕は、そのままゲームでも同じ｡
シミュレーションレベルが高度だと言うことだね｡
ここまでのシミュレーションを実現するためには、
高度なアルゴリズムと詳細な実車データがあってこそ｡
開発陣よ、あんたらホント、車好きだねぇ！
「好き」、「楽しい」はバリューを生むんだよ｡
だから僕は迷ったとき、どちらが「楽しいか」で選ぶ｡

早朝まで走りこむ｡

６月１３日（水曜日）

１３時、昨日の韓国ベンチャー企業と
ＧＭＯ社代表取締役熊谷正寿との引き合わせのため、
渋谷最高層ビルのセルリアンタワー｡

熊谷正寿も非常に興味を持つ｡
ネットの可能性はＣｔｏＣにあるという持論を、
彼らのメソッドは、具体的に示して居る｡
ネットビジネスはホントこれからだよ｡

１６時、当社ＶＭＸがインキュベート中のＮＡ社を
オリックスキャピタルに紹介のため、
浜松町は貿易センタービル｡

ＶＭＸの一番自信ある案件に、彼らも興味を示す｡
ＮＡ社、オリックス、その他関係者の期待を裏切らない結果を
絶対に残す覚悟である｡

１８時、夕食も取らずに「ＧＴ３」～深夜まで｡
それにしてもこのゲームの協賛企業は一体何社あるの？
世界中の自動車および関連メーカーすべてかいな？
僕は未だ、「ビッツ」、「ＡＥ８６」、「マツダロードスター」の
チューンのみ。
下手くそです｡
イイワケですが、事実として、人の感覚は、
目と耳はホンのわずか｡
車の運転においては、腰や手からのインフォメーションって
結構大きいのです｡

深夜、新刊雑誌のレギュラーと、
某有名メーカーＴＶＣＦの最終候補に残ったというＭＧ嬢来宅｡
僕って、結構「アゲチン」？

６月１４日（木曜日）

１３時、ＭＧ嬢と別れ、「福岡大学」での講演のため羽田｡
ＮＨで福岡空港～タクシーで福岡大学キャンパス｡

１７時、主催者学生諸氏とブリーフィング｡
なんと残念な事に僕を呼ぶ割には「社長失格」の読者ゼロ｡
「あんたら時間の無駄遣いだ」と講義を始める｡
つまり、
「明日の３時間に及ぶ授業は、
あなたたちの貴重な「時間」というリソースを消費する｡
その時間を有効に使うためにやる事をやれよ｣っと｡

１９時、同大学経済学部の教授諸氏数名＋
自称「福岡ベンチャーの雄」という倒産社長とお食事｡
この倒産社長、会ったときから、僕に対するライバル意識丸出し｡
大体が自ら「～の雄」なんて言う事、恥ずかしくないのだろうか？
倒産どうしで傷を舐め会っても意味無いけど、
ライバルっても意味無いでしょ｡
オマケに
「倒産の責任は経営者にばかりあるのではなく、銀行にもある｣と、
とんでもない事をのたまう｡
起業家である以上、起業する時点から全ての決済権は、
起業家自身にあるわけだ｡
よって「雨の日に傘を差さない銀行」を知っていながら、
彼らの融資に頼った自分が悪いに決まってるでしょ｡
あまりにもアホ過ぎて、気分（いや機嫌）が悪くなり、
僕は、明日の講義までもキャンセルすると言い張る｡
言っとくけど、この倒産社長と大学には直接的な関係など無いが、
人間理詰めで生きているわけではない｡
謝って欲しいのでも、特別な扱いをして欲しいのでも無い｡
とにかく僕は気分が悪くて帰りたくなったのだ｡

すると、この講義を企画した阿比留教授曰く
「彼をアテンドしたのは謝る｡しかし学生が楽しみにしている」｡
この言葉には参った｡
阿比留教授、その後の会話でさらに納得する事になるのだが、
「大学は職業訓練校たるべき」という
僕の持論と同じ考えを持つ人物｡
彼に出会えて、それだけで福岡に来た甲斐があった｡

企業が終身雇用を捨て、市場価値のある人材を欲している以上、
ＯＪＴは非効率極まりない｡
よって、そのしわ寄せ（つまり実践で役立つ職業教育）は、
大学が担うことになる｡
いち早く実践を教えることに切り替えた教育機関が、
生き残れる｡
多くの優秀な人材を生み出したスタンフォード大学では、
教授が最大５社までの取締役就任を許可されている｡
つまり、現場を知らなければ教える事もできないと言うわけだ｡
一方、先日講演でご一緒させて頂いた
中谷巌さんの「事件」にあるように、
日本の大学は、学問を現場と孤立無縁にしたいようだ｡
ありゃりゃぁ～｡

ちなみに、人からの情報の受け売りだが、
カリフォルニア州の教育予算は、
州の全予算（およそ１０００億ドル）の内、４３％！
日本の文部省の大学への予算が２兆円｡
これに対して、カリフォルニア州だけで同予算は１．４兆円！
どちらが良いかなんて事を議論するのは２０世紀のトレンド｡
好きなところに行きなさいというが、２１世紀の生き方とは思う｡
しかしながら、マテリアルに投資する日本と、
人に投資するアメリカでは、この先差が出て来るでしょうね｡
黙って見ている事も選択肢だが、
積極的に変える事に参加する事も一つの選択肢だ｡

２２時、気分を取り直し、同大学セミナーハウスにて、
先ほどの学生諸氏を迎え座談会｡
驚いたのは、１０名ほどの学生諸氏ときたら、
先ほどの僕のプレ講義を聞き、全員が書店に足を走らせたと言う｡
残念ながら、いくつかの書店には「社長失格」の在庫は１冊のみ。
これをゲットしたのはＯＲ嬢｡

０時過ぎ、彼らを返し就寝｡

６月１５日（金曜日）

９時、福岡大学経済学部での講義開始｡
３時間に及ぶ長丁場は、彼らの真剣さゆえ、長くは感じず｡
昨日中に「社長失格」を読破したというＯＲ嬢、
僕は正直嬉しい｡

１３時、次週の福岡での講演主催者との打ち合わせのため、
キャナルシティーはグランドハイヤットホテル｡
「ＩＴマネージメント学院」という、
ＩＴマネージャ育成の専門学校の開校記念に
僕が基調講演をするという企画｡
そういえば「板倉さんＴＶに出てましたね」っと
福大の学生諸氏より言われていたが、なぞが解けた｡
この学校のＴＶＣＦだったらしい｡

１５時、福岡空港からＮＨで羽田｡
それにしても福岡は東京から近い｡
空港が町に隣接しているから、なおさら近い｡
いっそのこと、自治体負担でシャトルを飛ばせば良いのに｡

１９時、ＭＧ嬢とデートのため、彼女を彼女の自宅でピックアップ。
先週の日本テレビ「チュウボーですよ」で取り上げられた
ピッザを食べたくなり、白金はピッゼリア「イゾラ」｡

美味しい！
トマトソースが美味しい！
「カプリチョーザ」はサイコー！
調子に乗って「マルゲリータ」も頂く｡
するとお隣の席も「チューボーですよ」の視聴者。
ＴＶの影響力ってスゲーね｡

食べすぎで二人とも気分が悪くなり、
原宿の自宅へ早々に引き上げる｡

６月１６日（土曜日）

１１時、起床｡
空手のレッスンと言う彼女を自宅に送り、船橋の実家へ｡
「空手を習うモデル」それだけで面白い｡

１５時、一般読者を含め、全てのメールに、
少なくとも一回は返信する僕は、メール作業に数時間｡

と言う事で、そろそろ言いたい事を
勝手に言わせてもらう「懲りないくん」にしようと思う｡

来週は僕の「社会的責任」と「懲りないくん」の意味について、
書いてみようと思う｡

今週の修正
１９号の「中央高速」の

「小仏トンネル」～「大月ＪＣＴ」のあたりは、
東名高速道路の「大井松田」～「足柄ＳＡ」までの
「右側道路」に並んで、
４速、５速をフルに使う高速コーナーの名所｡

という表記にて、
「小仏トンネル」は「相模湖」の間違いでした｡
ごめんなさい｡

今週のオマケ｡
１、 ＸＸ嬢と書く、ＸＸはイニシャルではありません｡
２、 「書かない嘘」はたくさんあります｡
３、 「映画を鑑賞」は・・・・ご想像にお任せします｡

板倉　雄一郎
Copyright c 2001 Yuichiro ITAKURA All rights reserved.