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「懲りないくん」2002年2月1日号(52)

「懲りないくん」は、今回で52号。
つまり、連載開始から1年で週。

1号~51号まで、ひとつのワードファイルに
まとめてみました。

どれほど書いたか・・・・
文字カウントしてみたら、22万語強。
22万文字というのは、どのくらいの量かというと、
たとえば、僕の著書「社長失格」では、
およそ20万文字なので、文字の量としては、
単行本一冊程度。
だがしかし、この原稿は現金にはならない予定。
トホホ。

どれほど(書くために)時間を使ったか・・・・・
毎号、およそ1時間前後で仕上げるので、
なんてことはない、たった52時間。

それでは、XX嬢は何人居るのでしょうか?

IY嬢(「さんまの恋のからさわぎ」でMVPを受賞、
だがしかし、僕の友人の海外赴任に連れさらわれる。
現在、両人とも帰国。)
AM嬢(99年ミス早稲田、「映画鑑賞」しないうちに、
彼ができたと玉砕)
IS嬢(パーティーで知り合った、
僕の実家近くに在住)なのだが、
最近はTBS「ワンダフル」のレギュラー、
つまり「ワンギャル」ね。
NM嬢(?)
MK嬢(パーティーで田中康夫氏に紹介した作家志望)
YS嬢(?)
SA嬢(全日本空輸の羽田グランドホステス)
OY嬢(99年、僕がステディーに付き合った彼女、今は女優)
HA嬢(大手ベアリング会社受け付け嬢)
MM嬢(赤坂在住の家事手伝い、この子も田中康夫氏に紹介)
MA嬢(女性公認会計士、MM嬢の友人)
MI嬢(銀座は高級クラブ「詩」のホステス)
HN嬢(電話受付代行を努めるOL)
OH嬢(八千代台在住、かんくろう君の幼馴染)
GO嬢(旗の台在住の家事手伝い)
TA嬢(雑誌JJの元専属モデル、
最近「おたふくもーぃーかい」とか
TVCFに出ている、高世明美女史)
HB嬢(「懲りないくん」ファンの慶應義塾大学3年生)
HH嬢(ソフィアユニバーシティー学生、
現在彼氏とラブラブと聞く)
TE嬢(日本航空国際線客室乗務員、玉砕)
YS嬢(?)
MS嬢(某有名モデルコンパニオン事務所所属)
AT嬢(OL)
TI嬢(幼稚園の保母さんから、銀座のホステスに転向)
MG嬢(最近音沙汰がない、ICU卒モデル)
NS嬢(とあるバイオベンチャー企業のOL)
OR嬢(福岡大学学生)
MY嬢(ソフィアユニバーシティー学生)
YU嬢(実家の建築会社でOL)
EM嬢(大手テレマーケ企業OL)
MU嬢(なにしてるかよくわからない)
HI嬢(ステディーな彼氏を探して、三千パーティー中)
MM嬢(白百合女子学生)
SZ嬢(ソフィアユニバーシティー学生、フランス人ハーフ)
MR嬢(某有名企業の2002年度イメージガール)
HO嬢(ソフィアユニバーシティー学生)
SM嬢(?)
TJ嬢(某有名ベンチャー企業受付嬢)
KU嬢(水戸在住ピアノ教師)
OS嬢(元ワンギャル)
KK嬢(五本木在住のOL)
NK嬢(ベンチャー企業OL)
NZ嬢(イベントコンパニオン)
MY嬢(現在無職30歳、熊顔)
TU嬢(現在無職、OLになりたい)
MU嬢(歌手を目指して特訓中)
KN嬢(某外資金融セクレタリー、趣味じゃないと玉砕)
NC嬢(音楽関係企業OL、彼が居ると玉砕)
TB嬢(某百貨店勤務)
KW嬢(日本女子大学学生)
YM嬢(スタイリスト、ニューハーフという噂)
SR嬢(家事手伝わない嬢)

と、なんと週と同じく52人。

で、デートの回数はおよそ80回。
すると、一人当たりのデートは1.53回と、
結局、一体何してたのでしょうか年。
(あくまで、計算上の平均値ですが)

今年の目標はね・・・・
広く浅くより、狭く深くかな。
つまりステディーな彼女が居て、
旅行したり、プールしたり、
もちろん「映画鑑賞」したり・・・・っと、
思うだけで、実現しないのだろうなぁ~。

こんな集計してても、ぜんぜん前向きじゃないので、
今週もいつものように、行きますよ。

1月25日(金曜日)

13時、ホテル日航東京「スパ然」
これから一年は、減量ではなく、
体重キープの体脂肪率下げるの目標。
ドーピング無しで、筋肉モリモリしたい。

実は僕、過去に70Kg以上に太った経験2回。
1回目は、23歳のときの同棲時、
毎日フルーツの角切りに、てんこ盛り生クリーム。
わずか3ヶ月で10Kg以上肥えました。
2回目は、ハイパーネットが忙しかった時。
このときも同棲していたな。
それでも、それぞれの肥満後、わずか3ヶ月ほどで、
10Kg以上の減量に成功しています。
で、せっかくだから、
「板倉雄一郎のダイエット術!」
とっても簡単です。
1、 食事は低脂肪、高たんぱく。しかし高カロリー。
つまり、炭水化物(ご飯、パスタ、パン)を避け、
たんぱく質(豚、鳥肉、大豆類など)を
とにかく「たくさん食べる」。
2、 運動は、「歩く」「泳ぐ」という
長時間できる有酸素運動。
犬が居れば散歩、居なければ水泳。
15分まではきついけど、その後はハイになれます。
3、 飲み物は、お茶類、赤ワイン、ビールはNG。
4、 頭を使う。
体内のブドウ糖を一番多く消費するのは「脳」。
だから、いろいろ考えたり勉強したりする。
5、 その他・・・徹底的に遊ぶ。
特に異性に強烈な興味を持つ。
さすれば、太ってなんか居られない。

要するに、ストレスを感じないように、
「楽しさ」を追求しているわけです。
何事も「楽しさ」が伴った行動が、
一番良い結果を生みます。
これ、絶対間違いありません。

19時、ものすごく久しぶりのNS嬢とデートのため、
僕の弟子渡部篤史君紹介、西麻布は本日新装開店の
韓国料理屋「フートン」。
途中、(せっかくのデートなのに、
僕が彼に聞いてしまったのがまずかった)
渡部篤史君とその友人の飛び入り参加。
4人で楽しく(?)お食事ね。

この店、要するに焼肉屋なのだが、「はらみ」と
豚の背骨を使った「なんとかかんとか(失念)」鍋が
お勧めです。
不思議とこの店の従業員男性は
グッド・ルッキング・ガイズ。
女性の方には、是非お試しを。
僕のお勧めは「けーすけ君」(なんのこっちゃ)

22時、渡部君たちを振りきり、NS嬢とともに、
いつものシガー&コニャックスポット「イ・ピゼッリ」
食後の「4C」
(コーヒー、チョコレート、シガー、コニャック)を
堪能。

これから楽しい「映画鑑賞」かぁ~っと思っていたら、
NS嬢曰く
「私今日、楽しかったから、早く家に帰って、
楽しさを反復したいの」と。
「あらぁ~やられたぁ~」と思っていたら、さらに
「すっごく楽しいときって、
そのまま持ち帰りたくならない?」と。
わかるようなわからないような・・・でもわかる。
もしかしたら、もしかしたら、もしかしたらですよ
僕はだまされているのかもしれない。
あくまで、もしかした(もぉ、ええちゅうねん)

と言うことで、お行儀よく彼女を送り、
原宿の自宅でモンモンと「ひとり映画鑑賞」
過去に、それも遠い昔に「映画鑑賞」した相手というのは、
どうにもやりにくいんだよねぇ。

1月26日(土曜日)

14時、「スパ然」

17時、毎月恒例「クラブ一期一会」パーティーのため、
赤坂はTBS前イタリアンリストランテ
「ブラッセリー・カフェグレース」。
何人かの女性と連絡先交換。

19時、全日本空輸国際線客室乗務員KS嬢と
ブラインド・デートのため、
新橋は「第一ホテル東京」のロビー。

実は僕の実弟宏君からの紹介。
ブラインド・デートで思い出すのは「テレクラ」。
僕は24歳の頃、「テレクラ」にはまっていたのです。
「テレクラ」の面白さって、色欲ではないのです。
「どんな子が来るのだろう?」とか
「ほんとに来るのかなぁ?」とか
「好みだったら・いや・ブーだったらどうしよう?」とか
待っている間の、不安、ときめき、想像、計画と、
自分自身の「心で遊ぶ」が楽しかったのです。
あの年、僕は150人以上の女性と会いました。
我ながら「はまる」と、とことんやる性格でございます。
時代も変わり、今は「出会い系サイト」って事ですね。
(やってませんよ、僕は)

で、KS嬢は・・・・・。

いやぁ~「心で遊ぶ」は楽しかったなぁ~。

1月27日(日曜日)

実家の船橋でワンワンサービス。

1月28日(月曜日)

15時、僕の愛犬雄太君(ゴールデン雄6歳)の
手術のため、実家近くの「かつまペットクリニック」。

なぜだか、太ももに小さな「腫瘍」。
悪性でないことを祈りつつ、一泊入院。

僕は(愛しすぎているのだろうか)たまに、
彼らに「もし」があったらどうするかを考える。
「もし」があって、それが「金」で済むものなら、
いくらでも差し出すという結論になる。
「金で解決じゃじゃじゃじゃぁ~ん」という程、
金を持っているわけでは、もちろん、ない。
「もし」の時、「金」なんてモノを渋った結果が、
「終わり」になったとしたら、
その後の人生、「金」では取り返せないほど、
僕自身が苦しむのが容易に予見できるからだ。
「もし」がなくても、時間をたくさん使う。
無事「終わり」を迎えたとき、後悔したくないから。

1月29日(火曜日)

「雄太」の引き取り。
手術は無事に終わったのだが・・・・
(写真を入れてください)
「こーんな、感じ」

しかたないよねぇ、「傷口を舐めるな!」って
言ってもわかってくれないから。
ちょっとふてくされた顔だけど、元気です。

1月30日(水曜日)

終日「雄太ケアー」

1月31日(木曜日)

母上に雄太を委ね、
17時、とんでもなくグッドビジネスモデル、
かつ十数件特許出願済みの
ET社2回目のプレゼンテーションを受ける。
特許の有効性などをデューデリジェンス後、
当社から投資実行となる。

20時、久しぶりの「お食事会」のため、
原宿の自宅より徒歩2分、
表参道「CHANELビル」は「レトゥ」。

いつもの「お食事会パイレーツ」+
大手企業受付嬢のお食事会は、
いつものように盛り上がり、
いつものように連絡先交換。

適当に抜け出し、自宅に戻り、この原稿。

ということで、最近積極的デート活動を
控えているというか、
その気にならないというか、
勢力減退気味。
でもまあ、一時的なものでしょう。

来週も、がんばるぞぉー。

<今週のエッセイ>

51号にて「金と女は天下の回り物」と書いた。
すると、僕やその席に居た日経BP社柳瀬氏に、
相次いで女性からクレーム。
(この時点での二人の感想は、
「『懲りないくん』結構読まれてるねぇ~」)

彼女たちのクレームは、おおよそ
「へぇ~そういう人だったんだぁ~」と、
かなりケーベツ的口調。
どうやら誤解があるようなので、
この場を借りて、しっかり説明(いいわけ?)。

「愛する(と錯覚している)」という行為と、
「自分のものにしたい」という衝動は、
同時に起こることが多い。
なぜなら、その相手は世界に一人しか居ないからだ。

この「同時性」が、人をして、
「愛しているから、自分のものにしたい」という
直接的関連性として、認識させてしまう。
つまり「愛」と「所有」のリンケージだ。

ところが、「愛する」という行為と「所有欲」は、
少なくとも僕の中では、関連性がない。
少なくとも「直接的」な関連性はない。

仮に愛している人が、
その人の能動的な欲求によって、
第三者との時間を過ごしたとしても、
それは、愛する人の望むことだと認識する。
愛する人がしたいこと、やりたいことを実現する。
それは、愛する上で、幸せなことだと思うのだ。

出会った二人は、お互いの影響を受け、成長する。
成長した二人が、つまり変化した二人が愛する相手が、
同じ二人でないこともある。
そのとき、二人は天下に帰るのだ。
そして、また別の愛する人とめぐり合う。
成長した自分が、誰かと成長した人と、
再び愛し合う。

「金」も「女(異性)」も、
自分の懐に入れているだけでは、「生きない」。
生きていないものは、愛せないし、愛してくれない。

以上のことを、ものすごぉ~く、要約したら、
「金と女(異性)は、天下の回り物」という
表現になったのでぇ~す。

「愛されたい」と思わない人に、
「愛する」ことなど、できるわけがないと、
そう思うのだ。

「Love is wanting to be loved」by John Lennon.

板倉 雄一郎
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