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「懲りないくん」2002年1月11日号(49)

新年の活動開始で週。
ごめん、恋愛と男女の話ばかりです。

1月4日(金曜日)

実家の船橋にて、ゆっくり、正月気分。
とはいっても、実家には週に2,3日居るのだが。

1月5日(土曜日)

16時、女性に大人気のホテル日航東京は「スパ然」。

大体女性は、この場所に誘うと
「水着でしょ~やだぁ~」とか言って、
せっかくの機会を断る~もったいない。
第一、 本人が気にするほど、
他人は水着に興味はないし、
それでも「じゃあ、とりあえず見るだけ」とか言って、
連れて行くと、「やっぱりはいるぅ~」となるのである。

最近、「いい女」とは、一体どんな女なのかと、
考える機会が多い。
ひとつの答えは、「機会の最大化」を狙い、
「経験による磨き」に興味のある女性が、
「いい女」もしくは、その素質があるのではと思うのだ。

板倉ごときに水着を見られるのが恥ずかしいなどと、
機会損失を買ってしまうのでは、
僕の方から
「彼女との様々な経験を共有できる未来」に対する、
興味がなくなってしまう。
しつこいようだが、もったいない。
セックス「は」するのに、水着はダメという女性心理は、
わからなくはないが、腹の底にしっくり落ち着くほど、
理解できない。
でも、それが女性なのだな。
理解できないことは、そのまま受け入れる。

今日も、俳優田中健氏と、サウナでダベリング。
のはずが、突如、僕の最近のお気に入り、
某大手外資系金融秘書、32歳、完璧美形、
色白、お嬢様(風)KN嬢から、
忘れていた「お食事会」の催促電話。

このごろ、自分の女性の趣味がようやくわかってきた。
静脈が透けて見えるほどの「色白」が好みなのは、
以前から自覚していたが、
それぞれの女性のルックス上の共通点が、
他に見つからなかった。
でもね、やっとわかったの。
僕は、「姿勢フェッチ」なのだと。
特に、椅子に座っているときの、
背中~腰~ヒップ~太もも~ひざと、
このあたりの曲線が、女性らしさをかもし出す、
しかるべき曲線であることが、大切なのだよ。
物理的というか生理的には、
筋肉の使い具合ということになろう、
単なる静的なプロポーションではなく、
動的な筋肉の使い方の結果としての曲線に、
男としての興味がそそられるのだ。
ちなみにKN嬢、ばっちりです。

「お食事会」そのものは、忘れていたので、
結果的に二人のお食事会~つまりデート。
なのだが、彼女、「デート」というと、
「私は板倉さんと、デートしてるんじゃなくて、
エサが欲しいだけだから」と怒れられるので、
やっぱり「お食事会」。

19時、彼女の自宅近く、恵比寿は
「WESTIN HOTEL」のローターリーで、
彼女をピックアップ~
西麻布はリストランテ「イ・ピゼッリ」。

郷ひろみが二谷ゆりえに、
プロポーズしたことで有名なこの店、
隣接のバーには、
週に何度かお邪魔するのだが、
リストランテは久しぶり。
バー同様、木の落ち着きや暖かさと、
ガラスの神経質な冷たさの調和が、
時間に対するリラックスと、
会話に対する緊張を同時に与えてくれる。
イタリアンだが、甘みの強いソースは、
フレンチベースのシェフの手になることを、
誰にでも理解できるはず。

正月とあって、客も少なく、会話が弾む。
KN嬢、ひたすら僕に興味がないことを訴える。
それでも、ディナーのマナーは、
(誉め言葉にならないかもしれないが)
さすが32歳OL。
「興味がない」と言いつつも、
相手をハッピーにさせようとする姿勢にありがとう。

でもなぁ、ホントに興味ないのかなぁ?
それって、さびしいなぁ。

22時、友人で、
これまた大手外資系金融トレーダー、
OG氏の誕生日パーティーに出席するため、
KN嬢と共に、芝浦は「TwoFace」。

100名程度は居るんだろうけど、
中には「今日は誰の誕生日?」などと
聞く女性も居たりする。
まさしく、これぞ東京の夜中のパーティーの象徴。
要は、理由は何でも良くて、
単に「いけてる異性」が集まれば、
それで、パーティーなわけね。

「バースデーコール」の際に、
シャンパーニュボトルを振りすぎて、
周囲がシャンパーニュ浸しになってしまいました。
ハンセー!
でまた、この行為に、KN嬢曰く
「板倉さん、私もかけられたら激怒するわよ」と
忠告と同時にケーベツ。

でもね、やっぱり文化の違いね。
米のパーティーなら、結構ここまでやって、
楽しさなのだけどねぇ。

27時、遅くまで付き合ってくれた
KN嬢を自宅に送り、お行儀良く帰宅。

1月6日(日曜日)~7日(月曜日)

実家で、ワンワンサービスなど、
特にトピックなし。

1月8日(火曜日)

16時、
最近仲良く遊んでいるTU嬢の誘いに乗り「スパ然」。
彼女も、上記「機会損失組」。
「私は、バイクでいい」と言いながら、
行って見たら、
「こんな綺麗なとこなら、
最初からちゃんと説明してよぉ~、
水着持ってきたのにぃ~」と。
僕のプレゼンテーションがよくないのかなぁ。

19時、食事もとらずに、お別れ。

1月9日(水曜日)

12時、GMO社、定例ミーティングのため、
渋谷はセルリアンタワー内「Szechwan Restaurant」。
最近、中華風カレーショップなど
チャレンジを惜しまない陳建一氏の手になるこのお店、
ランチも結構いけてます。
今日のお気に入りは、「ナスの中華風カレー」。
タイ風カレーとマーボナスの
アイノコのような料理だが、相性がいいのね。
是非お試しあれ。

連載中の「ベンチャー学」のゴール設定と、
次回連載分の企画協議。
なんだか今年も、食いっぱぐれはなさそうね。

15時、「夕刊フジ」のインタビュー。

20時、再びTU嬢とデート。
なのだが、彼女の家に泊まりに来いという。
なんだかあまり気が進まないが、
せっかくの「機会」、僕は機会損失組みではないので、
行ってみることに。

興味を持ったのは、彼女の書庫。
中谷彰宏氏や村上龍氏といった、
20代前半女性の定番アイテムに並んで、
なぜか、
「いい店、やれる店」(ホイチョイプロダクション)
などの、いわゆる男性向けデートマニュアル雑誌多数。
彼女曰く、男性向け雑誌は、
男性の研究にはもってこいだという。
確かに、僕も「JJ」あたりで
女性を研究したこともあったっけ。
デートの機会の多い彼女、
これらの研究のおかげで、
男性のあることがすぐにわかるようになったという。
それはすなわち「マニュアルに頼った男性」と
それ以外を見抜けるようになったということ。
異性向けの雑誌から、
彼女彼らの思考を探るというのはよくある話だが、
彼女のような視点は、僕には新鮮だった。
なかなか、賢い女性だと、改めて思う次第である。

「映画鑑賞」を始めるのだが、
彼女にとっては、
そもそも「それ」をするためのスペースではなく、
僕にとっては、
他人のテリトリーという居心地の不自然さが、
「映画鑑賞」をぎこちなくするだけ。

1月10日(木曜日)

昼、
居心地の不自然さにお別れし、自宅にもどる。
僕にとっての居心地の自然さは、
彼女たちにとっての不自然さだと、
自分の部屋を見回し、
少しばかり他人の視点の学習効果を実感。

16時、「スパ然」

19時、女性を紹介してくれるという、
再びTU嬢に会うために、青山は「ベルコモンズ」。
TU嬢、なぜか僕に女性をどんどん紹介してくれる。
今日は、実家お手伝いの24歳SR嬢。
でも・・・まあ普通。
どうやらTU嬢、
男性の視点という自信を確認したくて、
僕に、彼女自身が「いい女」と考える女性を
紹介しているように感じる。
そして、僕の評価を聞いて、
彼女の女性を見る男性の視点を
ブラッシュアップしたいようだ。
(一体、何のためだか知らないが)
だけどね、やっぱり、これって男女どちらにしても、
無理があるよね。
女性(男性)が「いい女(男)」と紹介されるたびに、
「やっぱ、目がちがうよなぁ~」と感じるのです。

20時、久々の「合コン」のため、
芝浦は起業家赤石太郎邸。
が、女性陣、二十歳そこそこばかりで興味薄し。
いつもの合コンパイレーツ同士の、
最近の「戦況」についての報告会となる。
ちゃんちゃん。

で、いつものゲームの開始。
女性を一人づつ捕まえ、
三つの質問をして、男性陣のスコアを取る。
「結婚するとすれば、誰か?」
「付き合うなら、誰か?」
「セックスをするなら、誰か?」の質問に対して、
必ず、別々の男性を選ぶルール。
それぞれの質問について、
同じ男性を選ぶのが当たりまえだなどと、
人生を理解していない女性にも、
無理やり答えさせる。

で、いつも結果は大体同じなのだが、
僕は、結婚したい対象でも、
付き合いたい対象でもなく、
やっぱりセックスの対象「のみ」として存在。
これって、幸か不幸か?
今のところ、「幸」かな。
そんなこんなで、この日も夜が更けていくのでした。

ということで、ぜんぜん仕事が始まっていない週でした。
来週からは、結構仕事だよん。


板倉 雄一郎
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