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「懲りないくん」2002年3月14日号(57)

先週は、「懲りないくん」始まって以来、
初の「お休み」でございました。
最近、「書けない事」、「書きたくない事」、
そして「書かないほうが良い事」が、
たっくさん。
迷った挙句、編集様に「お休み」のお願いを、
してしまいましたとさ。

「書けない事」は、ビジネス上、
あきらかに書いてはいけないことが多くて、
日記が空白だらけになっちゃうし。

「書きたくない事」ってのはさぁ、
これはこれまでも書いてこなかったわけだけど、
そんなことが、多くなったのかな。

そして「書かないほうが良い事」ってのは、
自分以外の他人にとって、
それがアルファベットであっても、
書かれたらいやだよなぁ~って事。

って事なのだが、この連載を止めるなんて
オプションは、全くありませんので、
読者の皆様、末永くお付き合いくださいませ。

今週は「お知らせ」がいくつかあります。

3月8日(金曜日)

0930
消費者金融の株式会社ニッシンにて、
幹部候補生向け講演のため、新宿。
いつもの「ベンチャー学」。

色眼鏡で見られることの多い消費者金融だが、
一般消費者の、
フーゾクや博打の衝動に対する
金融サービスで得られた利益を、
ベンチャー投資に振り向けるなんてのは、
実は、いい感じだとおもうわけだ。

3月11日(月曜日)

なんだかやたらと買い物がしたくなり、
ならばと、仕事に役立つ
「通信環境」の整備ということで、
自宅のADSLを1.5M~8Mへ。
さらに、モバイルをNTT DoCoMo P-in Compactから、
DDI Pocket Air「H」常時接続へ。
このサービス3月26日より、
128Mのサービスとなる予定。
さらに勢い余って、今時めずらしい「白黒画面」の
ケータイ(P502i)も、ついでに変更。
おかげで、ドコモショップとDDIポケットショップを
行ったり来たり。
新しい機種は、SO211i.。
だってジョグダイヤルが使いやすいし、
50Xシリーズより小さいからね。

あのさ、ケータイってのは、
あくまでケータイなのであって、
JAVAだとか映像だとか付くのはいいけど、
大きくなったら、本末転倒だよ。

で、気がついた。
テレビ、パソコン、ケータイ、有線電話機、
車のオーディオ、などなど、
僕はSONYの戦略に上手にはまっているわけだな。

ほんの数年前までは、ソニーより松下のほうが、
売り上げも利益も多かった。
しかし、今期これが逆転。
まさに、足元のリスクテイクがリターンに結びついた、
わかりやすいケース。
松下の戦略は、「マネシタ電気」と言われるように、
ソニーやシャープに先を試させ、
様子を見ながら大きく打って出る戦略だった。
しかし、時代は変化し、リスク覚悟で挑む戦略が、
利益につながるって事。
もはや、
「リスクテイクなきところに、リターンは無い時代。」
銀行の普通預金金利を見ればお分かりの通り、
普通預金には機会損失以外のリスクが存在しない。
だから、リターンも無いのだよ。

3月12日(火曜日)

1800
先日のパーティーで知り合った、
船橋在住、コンパニャー、30歳FM嬢とデートのため、
彼女を彼女の今日の職場「幕張メッセ」にてピックアップ。
実家状態友達がちょうど欲しかったので、都合がよい。
春めいてきた風を楽しみながら、
京葉道路~千葉東金道路~九十九里浜。
とあるイタリアンリストランテでお食事。

2200
で、もちろん、お行儀欲彼女を自宅に送る。

3月13日(水曜日)

1500
先日のパーティーで出会った、
ドクター中松のご子息、中松義樹氏のご来社。
顔合わせ程度と思っていたが、
さすが遺伝子はすぐには止まらないらしい。
彼の話(というか僕に対する質問)に、
僕は吸い込まれてしまった。

僕の著書「社長失格」を読んで、
彼はこう思ったらしい、
「板倉さんは色とか形とかのセンスが優れている」と。
本の内容からはとても想像できない分析結果だが、
彼の話を聞くうちに、
それがいい加減な分析ではないことに気がつく。
詳しくは書かないが、この男、かなり面白い。

1600
やっと決まった
ラジオレギュラー番組の打ち合わせのため、
新宿は文化放送(JOQR AM954KHz)。
しかし、大渋滞のため、30分も遅刻。
最初から、やっちまいました。

オンエアは4月4日より、毎週木曜日、
20:45~21:00の15分。
内容は・・・ヒミツ。
暇があったら聞いてみてくださいませ。

3月14日(木曜日)

1330
3月23日放映、TV番組の資料映像撮影のため、
まずは原宿オフィスでインタビュー、
ついで、渋谷でロケ、
さらに、東京地方裁判所でロケ。
番組での僕の紹介用のビデオってわけね。

ということで、
3月23日(土曜日)午前8:30~
テレビ東京(12ch)「ウィークエンド・サテライト」
1時間「生」出演いたします。
実はね、TVにはそれなりに出ているけれど、
生出演って、はじめてなのです。
それも1時間まるまる。

問題は、朝8:00入りという、
僕にとっては、普段の熟睡時間に、
どう対処するか~「寝坊した」はまずいよねホント。

一体僕は、「社長失格」で、何年生き延びるのでしょうか?
というより、とっとと何かやらないと、
いつまで経っても「社長失格の板倉さんです」なんてことが
続いてしまいそうです。
でもね、
なぁ~んか、こんなオッサンが言うのもなんだけど、
やっぱええよねぇ~「社長失格」。

1900
ホテル日航東京の「スパ然」

2100
同ホテル スウィートルームにて、
開かれているというパーティーに出席。

しかぁ~し、部屋に入ったとたん、
パーティーの主催者から騒音に注意と勧告される。
なんのこっちゃと思ったら、
このパーティー、いわゆるモグリのパーティーらしい。
すでに、ホテルのマネージャ数名から
注意勧告を受けたという。

僕は、唖然とする。
ホテルのサービスにもうるさいが、
客の態度にも、僕はうるさい。
学生が調子に乗ってホテルのスウィートで
パーティーやって、追い出されることは、
まあよくあることだし、僕にも経験がある。
しかし30代のビジネスマンがモグリのパーティーとは、
情けない。

もし僕が隣の部屋で、女性との時間を楽しんでいたら、
ホテル側にモーレツにクレームを言うだろうし、
それでもパーティーが継続されたら、
そのホテルのオペレーションを疑う。
だから、そんな立場に自分を置きたくない。

そういえば、以前、
渋谷「セルリアンタワー」に対するクレームを書いたが、
早速、同ホテルのマネージャ、それに従業員から、
何通かのメールを頂いた。
概ね、彼らの対応は、陳謝と改善だったわけだが、
彼らにそれを望む以上、客としても、
その品格を問われるということになるわけだ。

セカンドハウス同然に、同ホテルを利用する僕は、
さっさと会場を抜け出す。
友人関係を壊すことになるだろうが、
そんなパーティーを主催する友人の品格を、僕は疑う。
そして、距離を置こうと、正直、思う次第である。

ということで、
他にも「TBS BS-I」の出演なんかもあって、
最近映像出演チャンスが増えてます。
これを機会に、読者の方々には、
「懲りないくん」の立体化なんてことが、
実現できたら、幸いでございます。

板倉 雄一郎
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