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「懲りないくん」2001年3月4日号

今週は結構仕事してる号
はじまりはじまり。

3月4日(日曜日)

日曜日なのでメールの数も10通ぐらい。
平穏すぎて、昼からプール&スパ。

16時、日曜なのに社内ミーティング。
フラフラが性にあっていた僕も、
そろそろ、本業(とはいったいなんだ)で
仕事しないとまずい。
ベンチャーマトリックスでベンチャーファンドを
立ち上げる。
とりあえず10億のファンド設立。
失格社長に集まるか?
それはやって見ないとわからないので、
やってみることに。
投資先候補は既に多数。

19時、お食事会。
例によってカンクロウ君主催の4×4。
渋谷は「かまくら」という合コン向けに設計されたのか、
「かまくら」のような個室がたくさんあるお店。
食には期待してなかったが「牛タン塩焼き」が結構いける。

22時、日曜日とあって、早めにお開き。
合コンといっても、
ピックアップ予定の相手は最初の5分で決まってしまう。
後は、どう誘うかの戦略のための数時間。
HA嬢は僕の大好きなロリータ顔。
僕は、決してロリコンではない。
その証拠に17歳以下にはまったく興味なし。
大手ベアリング会社受け付けのHA嬢を誘って、首都高ドライブ。

高樹町ランプから3号線に合流。
東京タワーが見たいという彼女のために、
首都高内回り芝公園あたりをゆっくり走る。
オレンジに輝く東京タワー第一展望台には「2001」の文字。
浜崎橋からレインボーブリッジを抜け、
高速湾岸線に入るまでが、
ゴールデンゲートやアルカトラズから望む
サンフランシスコには及ばないが、東京の絶景。

若きリスクテイカー(走り屋)戯れる、
湾岸線PAにて、HA嬢に缶コーヒーをご馳走(?)
さすがに僕はルーレットしなくなった首都高。
飛ばすのは良いが「自己と他人のリスクを考えろよ」
と心の中で彼らに忠告。

HA嬢をお行儀良く送り、実家の船橋へ、再び首都高。
夜の風に春の到来を感じる。

3月5日(月曜日)

何も予定がない。
犬の散歩後、寝る。
ひたすら寝る。
僕は、週に最低一日は、寝だめの日が必要。
夕方スパ&プール。
原宿の自宅に戻り就寝。

3月6日(火曜日)

昼からベンチャーファンドの打ち合わせ。
当社工藤徳郎取締役より、
なかなか動き出さない僕へ、ファンド立ち上げの催促。
僕にとってベンチャーキャピタルはライフワークという位置付け。
だから、慎重になる。
ベンチャー株価が底値の今こそ、
ベンチャー投資の絶好のチャンス。
はい。さっさとやりますです。

14時、「起業塾」という雑誌のインタビュー。
失敗を恐れて、起業したいのにできない人へのアドバイス。
「今の場所に留まって居たって、リスクはあるのよ。
チャレンジすれば、結果がどうあれ経験値はあがる」
ってな発言。

16時過ぎ、金野索一、広島のK氏を交え、ビジネスミーティング。
話は、またもや政治に発展。

19時、またも新橋は第三春美にて、お食事会。
女性陣は、赤坂在住の家事手伝いMM嬢と
彼女紹介の女性公認会計士MA嬢。
男性陣は、某有名私立総合病院麻酔科のドクター。
占い信じるMM嬢が、
「私、4月生まれのドクターと結婚するらしいの」
と言う言葉通り、4月生まれのドクターを紹介。

そもそも占いで、結婚相手を宣告されるなら、
わざわざ探さなくても良いはずではないか。
と思いつつも、確かにMM嬢、
以前田中康夫氏に紹介するも、ペログリ日記にて
「おこちゃますぎて話にならない」と評された事に納得。

22時、MA嬢を目黒に送り、
青山はNOBU TOKYOにて会食中の
金野索一氏、ネットキャピタルというベンチャーキャピタル
社長江見氏、K氏に合流。
ネットキャピタルは設立後1年と少しにもかかわらず、
既に2社の公開を果たした優れものベンチャーキャピタル。
ちなみに僕もこの会社のパートナー。

23時、金野氏、K氏と共に、
パブリックベンチャーの経営者に出くわす事の多い、
銀座はクラブ「詩」。
予想通り、楽天社長三木谷氏に遭遇。

0時過ぎ原宿に一人寂しく戻り、口約束Hの同クラブMI嬢からの
連絡を待つが、なしのつぶて。
クラブ嬢のこの手の話には、10数年の経験から慣れているので、
「またか」と思いつつ、就寝。

3月7日(水曜日)

11時、インキュベート先のNA社と打ち合わせ。
この会社結構いける。
早速当社運営のファンドからの投資先一号として検討開始。

14時、ちょっとしたトラブル案件のミーティングで新宿。
永遠16時過ぎまで。
後ろ向きの話は、とにかく疲れる。

17時、読者サービスとして、
読売広告社営業マンのKO氏と対談。
後日のお食事会セットを確約。
読者サービスも恩恵あり。

実家の船橋に戻り、犬と遊ぶ。
22時、10日にプールでデート約束のHA嬢と電話でデート。
他数人の女性からのアポ。
もちろん、来週以降の夜を埋め尽くす。

3月8日(木曜日)

朝から、ファンド設立関連の仕事。
VCとして提携予定先企業への提携依頼など。
午後、予定が無いので、スパ&プール。

19時、練馬区在住、電話受付代行を努めるHN嬢を拾い、
六本木は天婦羅と鯛飯を食べさせる「与太呂」。
メニューは一切無し。
座ったらコースが勝手に始まるお店。
顔つきも、話し方も、大阪の漫才師よろしく、
いつも笑顔の大将が揚げる天婦羅は、
衣がしっとりとソフトな食間で、イカとの相性がよい。
天婦羅を一通り食べ終わる頃に、客毎に釜で炊いた
鯛飯が登場する。
手際よく鯛の骨を全て取り去ると、ご飯茶碗で供される。
すると大将いきなり「アスキーの西さん知ってますよね」
っと言い出す。
もちろん僕は20年程前から、年に1度程度合う関係。
しかしこの大将、僕が彼を知っているとなぜわかったのだろう。
「西さんは、海外に行っちゃったんですよ」
という言葉をきっかけに、なぜか天婦羅屋の大将と、
コンピュータ業界の昔話。
どうやら西和彦氏はこの店の常連だったようだ。

思えば、僕が19歳のとき、自ら作ったゲームソフトを片手に
当時コンピュータ業界で一斉を風靡していたアスキー本社に
訪問してから、早20年近く。
当時、ソフトバンクの孫正義氏とアスキーの西和彦氏は、
パソコン業界の両雄だった。
と言うより、西和彦氏の影で孫正義氏の存在が薄かった
という方が正解だろう。
しかし、その後の十数年でまったく逆転。
しかし、人材排出という点から見れば、
マイクロソフト(日本)、インプレス(出版)、インターネット総研、
インターネットイニシアチブジャパン(IIJ)などなど、
数え上げたらキリがないほど、元アスキー人材が生み出した
企業は多い。
この会社が無かったら日本のPCもITも無かっただろう。

ドッグイヤーのIT業界、
今日現在のポジションや経済的な発展に、
どれほどの価値があるのだろう。

22時、「社長失格」とこの日記を全て読んでいるというHN嬢を
お行儀良く練馬の自宅まで送迎。

原宿に戻り就寝。

3月9日(金曜日)

昼から、社内会議。

16時、ハイパーネット時代の取引先であった、
読売新聞社のSD氏と数年ぶりの顔合わせ。
当時の僕の仕事振りについての話に、
倒産後生まれ変わった自分を発見する。
「あの頃は、人生を急いで居ました。」
ヴェルディーVSアントラーズのSSチケットを頂く。
さて、誰を誘おうか?

18時、元ハイパーネット社長室の小杉和久氏主催の
「大企業とベンチャーの合コン」的集まりにて講演のため、
飯田橋の会場へ。
会場には100人程度の起業家と大企業の方々。
なぜか僕の取材に、韓国国営KBSのカメラとレポーター。
取材も講演も適当にこなし、後は立食。
これまたどこから聞きつけたのか、元ハイパーネット営業の
寺田喜久子女史登場。
なんでも既に社員10名ほどの出版会社の経営者であると言う。
数えて見たら、僕の知っている限り、100名足らずの
元ハイパーネット陣から生まれた企業は、既に8社。
ハイパーネットの人材の優秀さを再認識する。
と同時に、代表者であった自分の失敗を再度痛感。

21時、犬の待つ船橋へ

3月10日(土曜日)

春の晴天。
桜並木のある川沿いを犬と散歩。
まだ、つぼみ。

12時、昨日高校の同窓会があったと言うカンクロウ君から
同級生の女の子を紹介すると言う誘いに八千代台へ。
八千代台在住のOH嬢、カンクロウ君と共にファミレス。
後日お食事会の確約。

16時、プールでデートのHA嬢を大田区にてピックアップ。
お台場はホテル日航東京の「スパ然」でスパ&プール。
HA嬢の水着姿にそそられる。
今日は土曜日とあって、カップル多数。
僕も同伴女性が居て良かった。
僕同様、同スパの会員で台東区区議会議員のHO氏と
久々の挨拶。
これから大物政治家の出席する結婚式に行くという。

20時、HA嬢と共に、麻布十番は「一位」。
鮑とステーキが自慢のこのお店、
HA嬢の父上と同い年という店主とは、
既に15年の付き合い。
自分の人生を影で見守ってくれるお店は貴重。

22時、HA嬢と原宿の自宅にて「グリーンマイル」をDVDで鑑賞、
したと思う。
トムハンクス主演の映画はハズレがない。

26時、HA嬢を大田区の自宅に送迎。
原宿に戻り就寝。

と言う事で、今週もあまりトピック無くてごめんなさい。
でも、糸井さんに首にされるまでやりますです。はい。

板倉雄一郎





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