前号の続きですが・・・
それにしても、これ「事実上の空売り」となりますが、現物の返済期限は6ヶ月も先には出来ないですからね。
その上、そもそも株数が「この世の中に足りない」わけですしね。
で、みずほ証券による「買戻し」があるわけで、
でも、それは誰でも知ってるから、
今、ジェイコムの株式を持っている(ということになっている)人が、
「そんな価格じゃ売ってあげないもぉ~ん」
とか、いじわる(←なのかどうか・・・だって、昨日、買い注文を約定した人にしてみれば、何の落ち度もないわけですからね)したら、みずほ証券は大変ですね。
300億円の損害で本当に終わるんでしょうか???
約定株数が総発行済み株式数より多いわけだから、もし、みずほ証券が、昨日買い注文を約定した人に、「金払ってごめん」にしようとした場合にも、その間に市場価格が(みずほ自らの買戻しによって)上昇し、
「おいこら! 市場株価が○○○○万円なんだから、○○○○万円よこせ!」
とか言われちゃったりもするわけで・・・
どうなっちゃうんだろうか・・・・・・・・・・・
ジェイコムの「増資」かな・・・
でもその場合、オファリング価格はどうやって設定するんだろう・・・
ややもすると「有利発行だ!」と、訴訟されちゃったりして・・・・
それを回避するために、みずほは、極めて高い株価で増資を引き受けるのか・・・
ますます、どうなっちゃうんだろうか・・・・
2005年12月9日 板倉雄一郎
PS:
「おりおば」は、アマゾンにて発売日なのに、既に「在庫切れ」でございます。
まさか、アマゾンが在庫も持たずに「空売り」しないでしょうし(笑)
「持っていないものを売る」って、気持ち悪いことですよ。
PS^2:
週末は、当事務所主催「おりおば発売記念 セミナー祭り」のため、エッセイはお休みです。
皆様、風邪にはお気をつけくださいませ。