昨日のライブドア強制捜査のニュースを受けて書いた、2006年1月16日付けDeepKISS臨時号(この下に表示されているはず)の文章を多少アップデートしました。
是非、リロード(インターネット・エクスプローラーの場合は、ファンクションキー「F5」)してから、御読みください。
堀江君にとって最悪のシナリオは、「風説の流布」や、「偽計取引」による「罰金」では収まらず、インサイダー取引としての立件、そしてその後のライブドアやライブドアマーケティングの株価下落によってキャピタルロスを被った同社の株主が、堀江君個人を民事訴訟するといった展開でしょう。
2005年春の騒動で、ライブドアの大株主に「無理やりさせられた」フジサンケイグループだって、そうなったら黙っていないでしょう。
結局のところ、「ファイナンスに対する理解」がない人にとっては、ライブドアの経営が「如何にインチキであるか」がわからないわけですから、困ったものです。
「わかってない人」が、このような企業の株価を支えているわけですからね。
また、余談ではありますが・・・
強制捜査というのは、本来、捜査情報の機密を保ち、「ある日突然実施」なのに、世間が注目を集める事件の場合は、「どういうわけか」すべてのメディアが、待ち構えていますよね。
「大々的に取り扱って欲しい誰か」が、メディアに情報を流しているのでしょう。
おっと、そういえば、本日は、「インチキマンション事件」に関する国会中継にも、話題が集まりますよね。
あれっ、重なりましたね。大きなニュースが。
そういえば、今日は「阪神淡路大震災」が起こった日。
その日に、「耐震強度偽造問題」の国会での証人喚問が行われる。
その日の前日に、「ライブドアへの強制捜査」という、「大ニュース」がぶつかる。
(↑ 深いなぁ・・・)
そのまま小説が書けそうな現実です。
2006年1月17日 板倉雄一郎