板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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Deep KISS 第11-b号「期待と期待収益率(と時間経過)」

今回は、DeepKISS第11号「期待と期待収益率」の続きとして、10月に行われた合宿セミナーの受講生のブログを紹介します。

セミナーの「ビフォー アフター」的に読んで頂ければ幸いです。

市場から観た当該企業の業績(=投資家に帰属するキャッシュフロー=フリーキャッシュフロー)に対する「期待の増減(=n年後のFCFの増減)」と、「期待収益率の増減(=割引率の増減)」、およびそれらの「時間的関係」について、(荒削りではありますが)上手に表現した図が掲載されています。

DeepKISS第11号「期待と期待収益率」とあわせてみてください。

http://nonews.exblog.jp/(←これです。)

注意点:
(1) 図中のFCFは、n年後のFCFのたった一度しか表現されていません。簡素化のためですが、現実には、n年後ばかりではなく、n-1年後にも、n+1年後にもFCFは存在します。もちろん、FCFが必ずしもプラスの場合ばかりではなく、マイナスの場合もあります。
(2) 図中の「オレンジボール」は、時間軸の中で、それが表現されている時点での現在価値を示します。必ずしも今日現在(t=0)まで、rまたはRによって割り引いていません。つまり、今日現在(t=0)から観た将来のある時点での現在価値と言う意味です。
(3) 割引現在価値を得るために、「斜めの直線」によって表現されていますが、実際には、直線ではなく2次曲線になります。しかし簡素化のために直線で表現しています。
(4) この方の「今回の文章」以外は、僕自身も見ていませんので、内容の保証はいたしません。「他にはたいしたことは書いていません」(←本人談)

以上、読者の皆様の参考になれば。

2005年10月26日 板倉雄一郎

PS:
ということで、「実践・企業価値評価シリーズ」合宿セミナー、11月開催分の募集を行っております。
(詳細は、左フレームの「活動内容」にある「実践・企業価値評価シリーズ」からどうぞ)
今回の受講生のブログを見られて、「なに???全然チンプンカンプン!!!」と思われた方こそ、受講されてください。
僕や当事務所パートナーの声、身振り手振り、パワーポイントの資料、白板にマジックで書く文字と図、その場で実施するエクセル入力と検証・・・これらを通じて、理解が深まるはずです。
ちなみに、今回ご紹介した受講生の方は、企業財務に関する基礎知識が十分にある方でしたので、今回のセミナーでは、上記のように「マーケットメカニズム」に焦点を絞った受講だったそうです。
もちろん、財務に関する講義もしっかりカリキュラムに組み込まれていますので安心してください。
また、一度では理解できない場合も、再受講制度がありますので、安心してください。
皆様の参加をパートナー一同、楽しみにしています。





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