<三木谷発言>
昨日、テレビを観ていたら、楽天・三木谷社長の発言を聞きました。
(TBS買収に関するメディアのインタビューに答えて・・・)
「家族会議を開いて、文無しになってもチャレンジする・・・・・・云々かんぬん・・・・・女房と話しました・・・」
(言葉の細部は、以上とは違っていたとは思いますが)
あのー、あなた「家族会議」も結構ですが、その前に・・・
「不特定多数から資本を調達し、それを管理する上場企業の経営者」ですよね。
あなたの会社の株主は、あなたの個人的な生活より、自分の「株主価値」について、興味があるんですよ。
(確かに、「奥様は楽天の大株主」ではありますが(笑))
そういえば、
「おとうさん、おかあさんに 『お前らしくやれ』 と言われたんですよ。」
なんて言っちゃう、おばかな国会議員(なんつったっけ名前?)もいますよね。
(確かに、「ご両親も有権者」ではありますが(笑))
おっと、もしかしたら、三木谷の場合、もっと深い意味での「家族会議」なのですか?
たとえば、買収が失敗した場合の損害、または、買収がうまく行った後でも、その後の統合経営の失敗による損害などが発生した場合に、「私財を楽天(または統合後のTBS)に提供する」という意味でしょうか・・・これを指しているなら、すばらしい。
CSKの(故)大川会長並にすばらしい。
それとも、単に、「身内だけで、楽天の過半数の議決権を持ってるぜ!」と、いいたいだけだったのですかね?
いずれにしても、買収後のシナジーが生まれ、どちらの企業の利害関係者もハッピー!になるのが最も良いわけですけれど。
ちなみに、(現)楽天副社長の国重氏は、僕の著書「社長失格」内の、国重氏と、同一人物です。
<村上ファンド>
阪神へ、経営効率アップのための「提携先リスト」を提出されたようですが・・・・
そんなんで経営効率って、劇的に変わるんですかね?
ってか、そういう「経営効率改善」の実績、村上ファンドにあったっけ?
配当迫るだけじゃなかったっけ?
参考エッセイ:
KISS第5号「勝手な希望」
ところで、この「提携リスト提出」って、そんなに「ニュースとしての価値」あります???
良くわかんない、不思議。
僕も、株式を保有している企業に、たくさん「提携リスト」を送ろうっと(笑)
2005年10月19日 板倉雄一郎
PS:
それにしても、上記に関わる取材が多いです。
お断りしておきますが、確かに、三木谷氏とも、国重氏とも、村上氏とも、それなりに接点はあります。
しかし、僕は自ら「メディア(=表現手段)」を持っていますので、それなりにメリット(=読者や視聴者に対して価値提供になるとか)が無ければ、取材に応じません。
そもそも、彼らの情報を、「公に売る」ような行為は、したくありません。
ちなみに、僕自身が持っているメディアとは、すなわち「ここ」です。