板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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KISS 第10号 「セミナーランナップ」

楽しかった。
とにかく、楽しかった。
これ以上、どう表現してよいのかわかりません。
ひたすら、楽しかった。
でもって、ひたすら疲れた(笑)

先週末(2月19~20日)に実施した当事務所主催「実践・企業価値評価シリーズ」合宿セミナーには、再受講生を含め、20名以上の参加を頂きました。
ありがとうございました。

当事務所のセミナーには、無料再受講制度があります。
ですが、「再受講」とは実はインチキで(笑)、卒業生は、受講生のサポート役を楽しんでいると言うわけです。
受講時には、「付いていくのに必死」だった前回の受講生が、卒業生として再受講(?)の場合、「余裕で受講生に教えることが出来る」と変化するらしいのです。
おそらく、卒業から次回のセミナーまでの間に、個別企業バリュエーションを通じて、かなり理解が深まるのでしょう。
理解が深まると、それを教えることによって、「理解を試したい」となるのですね。
結果、「教えることは、教わること」を体現できます。
良循環そのものです。

日曜日18時のセミナー終了後から開催される「懇親会」は、毎回深夜までとなってしまいます。
(もちろん、前日の土曜日も、この懇親会は深夜まで続きます(苦笑))
それぞれに、翌日の仕事があるはずなのに、2日間の詰め込みで相当に体も頭も疲れているはずなのに、誰も帰ろうとしないのですよ(笑)。
共通言語を持った卒業生と当事務所のパートナーが集うと、「帰るのがもったいない」となっちゃうんですね。

ホント、このセミナーを始めてよかったと、つくづく思う次第です。
早速次回開催ですが、まず、開催そのものは確定です。
日程は、3月下旬?4月上旬を予定していますが、日程が確定後、この場でご案内いたします。
とにかく、騙されたと思って、受講してみてください。
騙しませんから。

話し変わります・・・

ライブドア事件(?)に関する、各界の反応について・・・
「民主党岡田代表」
彼、駄目です。
「ルールに沿ってやっているのだからOK」ということ、そのものには、僕も賛成なのです。
ですが、経営とは、ルール以前に、株主資本の管理なのです。
彼、全然わかっていません。
民主党に投票していましたが、彼が党首で居る限りは、投票しません。

「小泉首相」
「僕は、良くわからないなぁ?」だって(笑)
呆れるだけです。

「財界&政界人」
あんたら、経済経営が全然わかっておりません。
「金さえあれば、なんでも手に入ると言う考え方は、日本には馴染まない」という論点は、ずっこけすぎです。
そういう問題じゃないんです。
この方たちと政治家のおかげで、日本の国家財政が危機的状況になったのです。
さっさと、その罪を認識して引退してください。

「民放TVコメンテーター」
彼らにも、(一部を除いて)呆れてしまいます。
経営経済のわからない人は、コメント能力ありません。
出演を辞退すべきです。
そのわかっていないコメンテーターを出演させるメディアには、さらに呆れてしまいます。

そして最後に「テレビ東京と解説員」
解説員の岡田さんは、極めて全うです。
「せめてテレビ東京だけでも・・・」という僕の願いは、通じたようです(笑)
他の民放の経済経営の内容は、真に受けないようにした方がいいですよ。

ルールがどうであれ、株主の便益を最大化することが、経営なのです。
政治家でも財界人でもメディア人でも、彼らが考えるべきは、究極的には国力であり、国民の便益を最大化することです。
僕は、そう信じています。
国力とは、すなわち人間の価値の集合です。
今回のケースに対する、賛否はそれぞれにあってよいわけです。
ですが、彼らが今回のケースの賛否を下すための基礎にあたるフィナンシャル・リテラシーのレベルは極めて低いといわざるを得ません。(発言を聞いていればわかります。)
まずは、教育制度を抜本的に見直さなければ、国力は維持できないでしょう。
経済、経営がわからない政治家、財界人、メディアは、もう使い物にならない時代です。
なぜなら、経済はグローバルに展開するからです。
今なすべき国策は、国民のフィナンシャルリテラシーの向上です。
わかっていないお爺さん達は放っておいて、僕はひたすら、茨の道を歩こうじゃありませんか!

2005年2月21日 板倉雄一郎 

PS:
ライブドアの株価が、ちょっとだけ上がっております。
まだ、リーマンによる堀江から借りた株の売り浴びせは、終わっていませんよ。
リーマンが、売れると言うことは、誰かが買っているということです。
どんな人が、(157円に至る前、または、リーマンが手持ち株を売り切る前に)買うのでしょうか?
お顔を拝見したいところです(笑)





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