板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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KISS 第55号「日本経済新聞コラムにAGREE!」

***臨時アップデート***

これまた、「会社は誰のものか?」という意味不明な議論が始まりそうです。
KISS第48号「会社は誰のもの?」を、読んで下さいね。
会社とは、システムであって、モノではありませんから。

***臨時アップデートでした***

僕の、現時点でのミッション(とは言っても、自分で勝手に決めたことですが)は、日本人の経済的教養を向上させるというものです。
それは、資本主義社会において、資本主義や企業経営をこれまで誰も教えてこなかったことによる弊害を排除したいからです。
(詳しくは、KISS第33号「お金の仕組みを教える理由」を参照ください。)
少なくとも、当事務所のパートナーやスタッフは、僕のこの哲学の下に集まっています。

これまで、いくつかの具体的「上場企業」を例に取り、企業価値創造メカニズムの視点から、そのオペレーションを分析し、表現してきました。
ソフトバンクグループ、NTTグループ、西武グループ、そしてライブドア関連。
正直な話、僕は、これら個々の企業について、少なくとも直接的には「どうでもいい」のです。
なぜなら、僕は、これらの企業の株主でも、経営者でも、従業員でも、取引先でもないからです。
(NTTコミュニケーションズのアドバイザリー契約は、2005年3月31日を持って、期間満了に付き、終了しています。)
しかし、経済や経営を理論的に解説する上で、個別具体的企業を取り上げることは、避けて通れないことですし、また、現存する個別具体的企業のケースを取り上げなければ、机上の空論で終わってしまいます。
よって、ホットな具体的事象を積極的に取り上げ、基本的には理論的に解説してきました。

僕の文章を読むことによって、気分を害される方もいらっしゃるでしょう。
「余計なことを書きやがって」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
また、勉強になると思っていただける方もいらっしゃるでしょう。
様々な意見があることは、それ自体、民主主義が正常に働いているという意味で、非常に良いことだと思っています。
これからも、このWEBのエッセイや、セミナーを通じて、僕は、僕自身が信じることの表現を続けて生きたいと思います。
可能な限り、僕の哲学から逸脱することのないように、書き続けたいと思っています。

さて、本日は、本文として、ホリエモン騒動の総括を書くつもりでMSワードファイルを広げたところで、タイプが止まりました。
「何も、僕が、そのオリジナリティーを主張せずとも、良い記事があるじゃないか!」というのがその原因です。
その記事とは、本日(2005年4月19日)の日本経済新聞、一面左のコラム
「2ヶ月戦争が残したもの・・・みんな、企業を考えた」です。
日本経済新聞社の、西岡幸一さんによる文章ですが、非常によくまとめられています。
是非、ご一読ください。
僕が書きたかったことのほとんどは、この記事に書かれています。

「冷たい握手」の先行きが楽しみです。

2005年4月19日 板倉雄一郎 

PS:
4月24日開催の「簡易・企業価値評価オープンセミナー」は、その申込を締め切りました。
おかげさまで、満員御礼となりました。
ありがとうございます。
「支払った費用以上の価値」を提供できるように、当事務所パートナー一同、しっかり準備に勤めてまいります。





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