えーと、一応書きますね。(笑)
「ニッポン放送による、フジテレビを割当先にした、新株引受け権の発行差止め」になりました。
これは、これで、こうなってもらわないと、とってもまずいわけですから、まずはOKですよね。
で、クドイようですが、そう簡単にシナジーなど生まれないわけですから、堀江君は、このチャンスに、誰かにニッポン放送の株式を売ればいいのに。
(KISS 第5号「シナジー効果」を参照)
そもそも、堀江君が今回の買収のための資金を調達したMSCBという手法が(ライブドアの)既存株主を軽視した「実質有利発行」なわけですから。
(KISS 第4号「株価と資本政策」を参照)
企業が効率的な価値創造を実践するためには、そのステークホルダー全ての賛同が必要なのよ。
(KISS 第19号「パートナーシップ」を参照)
更に、くどいようですが、テレビとネットをくっつければ、多くの価値創造が行われるって、いうじゃなぁ~い。でも、そんなこと提携で十分ですからぁ~。
(KISS 第5号「シナジー効果」をこれまた参照)
そして、「いんたらくてぃぶぅ~」じゃないところが、TVの良いところですからぁ~。
(KISS 第18号「いんたらくてぃぶぅ~」を参照)
でもね、ニッポン放送の「名義書換拒否」はマズイよ。
それだけは、やっちゃ駄目だよ(って、できるのほんとにそんなこと?)
そんなことが出来るなら、資本主義じゃなくなっちゃうよね。
結局、敵対的買収ってのは、双方の経済的損失が小さくないのです。
だから欧米では、そんなケースは、ほとんどなくなってきているのです。
(KISS 第24号「適法?」を参照)
ネットって、奪い合うものではないのですよ。
(KISS 第13号「ネットとは?」を参照)
買収の成否が、事業の成否じゃないんだよ。
と言うことで、臨時号おしまい。
2005年3月11日 板倉雄一郎