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KISS 第46号「書籍」

***臨時アップデート***

本日(2005年4月6日)の日本経済新聞、第17面に「投資を考える・・・配当新時代」という記事があります。上場企業の経営者も、企業価値創造メカニズムを知っていればいるほど、わかっていない投資家の要望に苦慮するということです。
配当は、「使い道の見つからない現金を持っている場合に限ります。」
配当そのものは、株主価値を押し下げます。
まずは、KISS第39号「配当と株主価値」をご一読ください。
投資家が無知なら、企業は育ちません。

***臨時アップデートでした***

読者の方から、以下のような内容を、よく頂きます。

「お金の勉強をしたいので、本を紹介しろ。」
「セミナーに参加したいが、付いていけるかどうか不安だ。」
「経済の基礎を勉強したいのだが、自分のように知識の無いものに適切な本は?」

う?ん。
良い傾向です。
良い傾向ですが、なぜそんなに、
「紙に印刷された文章」を欲しがるのか?
僕は、不思議でたまらない。
確かに、読書は良い。
僕は、経験+書籍によって、育てられた。
だから、読書は良い。
しかし、既に「読書」という言葉は、もはや直接的な意味を捨てる必要がある。
なぜなら、「ブログ」をはじめとする「ネットコンテンツ」の存在があるからだ。
紙に印刷された文章でなくても、文章そのものの価値はある。
媒体(ミディアム、の複数形=メディア)が、変わった(代わった)だけなのだ。
(テレビ局をメディアと捉えるのは、そもそも間違いです。彼らの価値は、電波の権利を持っていることもさることながら、番組制作のノウハウを持っていることなのです。現場を知れば知るほど、それが如実にわかります。彼らの価値は、メディアとしてではなく、情報製作とその配信に他なりません。)

で、問い合わせには、こう答えています。
「KISS第1?最新号、およびSMU第160号あたりから後を読んで頂ければ、大丈夫です。」と。
せっかく、僕が、様々な書籍から得られた知識や情報を、誰にでもわかるように(とは言っても、中には難解な文章もありますが)とまとめているわけですから、これだけで十分なわけです。
このWEBの文章は、(通信費以外は)無料ですし、紙を印刷するという環境破壊も直接的には行っていません。
「紙」に印刷されなくても、十分に価値があると思っています。
是非、このWEBのコンテンツをお読みください。

お金の基礎については「おりおば」、
企業価値創造メカニズム理論については「スタートミーアップ」、
それらをまとめて、時事に関連する内容なら「KISS」
です。

ところで、世間は節操が無いという話しになりますが・・・
これまで、「おりおば」を、いくつかの出版社に出版依頼をしました。
がぁ!
どこの出版社も、受け付けてくれませんでした。
しかぁ?し、「高々テレビに出演したぐらいで(笑)」、いきなり出版依頼が増えたというわけです。
結果、めでたく、某ウリまくり出版社による「おりおば」の単行本化、そして、某ビジネス系出版社の雑誌上での過去のKISSの連載(小出し)がスタートすると言うわけです。
世の中、そんなもんかぁ・・・・。
もはや、ネットが時代をリードするということの象徴です。

それにしても、「朝まで生テレビ!」で、僕は、再三連発していましたね。
「僕は、ブログを書いているのですが・・・」って。
僕なりの、「テレビとネットの融合」というわけでした(笑)

今日の本題は、特にありません。
こんなときは、是非バックナンバーを。
右フレームのリンクボタンを押せば、同じく右フレームにバックナンバーリストが表示されます。
また、英語の勉強も兼ねるということであれば、「Essays in English」に、お気に入りの過去のエッセイの英訳があります。
(ちなみに、英訳は、僕がやっているのではなく、当事務所の優秀なスタッフが翻訳していますので、ご安心を。もちろん、ネイティブスピーカーによるダブルチェックも行っています。
ちなみに、ハーバードビジネススクール(HBS)在籍中の方より、このWEBのコンテンツに対して、以下の感想を頂きました。
「Its like what we do here in business school!」
これは、「CAPMを笑う」を読んでの感想です。
ちなみに、ビジネススクールは、2年の時間と、2000万円程度の費用が必要です。)

お金と経済は、実は、そんなに難しいことではないのです。

2005年4月6日 板倉雄一郎 (Japanese by Nature) 

PS:
ええと、セミナー申込をたくさん頂いておりますが、メールアドレス間違いが結構多いのです。
入力フォームでの、メールアドレス入力の確認を是非。
よろしくです。





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