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KISS 第113号「世の中狭い」

世の中狭いです。

新党日本党首・現長野県知事・田中康夫氏
彼との出会いは、「めったに他人の本を読まない彼」が、「社長失格」を書店で手にとって、読んでいただいて、僕に興味を持っていただいたのがきっかけでした。
1998年当時、大前研一氏のCS放送局「ビジネスブレークスルー」で、互いに番組を持っていた関係で、交友が始まりました。
その後、邱永漢氏の誕生日パーティーで同席したり、
僕主催のパーティーに出席いただいたりと、なんだか縁のある人です。
なかなか「癖」のある方ですが、僕は好きです。

前衆議院議員・小林興紀氏
4月1日の「朝まで生テレビ!」でご一緒しました。
あまり御話しできませんでした。
年齢より若く見えますし、周囲に不快な思いをさせない人ですが、何を考えているのか、あまり良くわかりません。
嫌いにはなれないキャラですかね。

民主党の方々・・・
思い起こせば、確か1999年だったと思いますが、新潟で行われた「民主党大会」で、僕は講演をしたことがあります。
ちなみに僕は、民主党員ではありません。

堀江君・・・
言うまでもありませんが、この春の「ニッポン放送買収騒動」では、散々「ケーススタディー」として、このエッセイ(KISS)でも、参考にさせていただきました。
実は僕、彼に会ったのは、確か2000年、彼が知人の紹介で、僕のオフィス(当時原宿)に遊びに来てもらったのが最初で最後です。
そのときの、
「板倉さん、僕、アメリカ不得意だから、板倉さんにやってもらいたいんですよ」
という彼の言い方、態度が、やたら「横柄」だったので、其の時、僕は彼を嫌いになりましたとさ(笑)
そう言えば、先日、某一部上場企業のCEOから、夜中に電話があり・・・
「板さん、今、堀江社長と飲んでいるんだけど、仲直りでさぁ、今から来ない?」
という、せっかくの誘いを、自宅で酔っ払っていた僕は、断ってしまったのでした。
そもそも、仲直りが必要なほど、堀江君を「攻撃」した覚えはありません。
あくまで、「ライブドアという上場企業の経営者」としての堀江君のオペレーションの「まずさ」を、ファイナンスの御勉強のためのケーススターディーとして取り上げたまでです。
彼が出馬することに、なんらコメントはありません。
「改革」には、大賛成ですから、がんばって活躍して欲しいものです。
ただし、彼の発言・・・
「僕は、財務、経済について、他の議員よりはよく知っている」
という発言には、ちょいと「鼻笑」ですが。

広島の財閥と称される、堀江君の選挙活動を支援する「常石造船」
上記の「当時の僕のオフィス『原宿』」は、実は、常石造船の所有物です。
同じ敷地に、宮沢喜一氏の邸宅もあります。
常石造船の現社長・神原勝成氏は、僕の友人です。
彼との出会いは、雑誌「AERA」の「現代の肖像」にて、僕が取り上げられた記事を彼が読み、共通の知人を通して面会に及びました。
大型タンカーの進水式にも何度か出席しましたし、その際、堀江君が宿にしているホテル「ヴェラビスタ」(←常石造船の施設)にも、なんどとなく御世話になりました。
ちなみに、彼(=常石造船代表取締役)の御姉さんは、先日僕が講演をしたYEOのメンバーでもあり、ITベンチャーの経営者でもあり、そのITベンチャーには、ライブドアからの出資もあり、さらに、彼女と堀江君の共著「勝つためのインターネットPR術」は、「社長失格」の編集以来御世話になっている日経BP社の名編集者・柳瀬氏の編集によるものです。

とまれ、書き始めたら「彼もだし、彼女もだし」ってことで止まらなくなるし、その周囲の関係まで書くつもりは無いので、この辺で切り上げます。
で、何を言いたいのか・・・
「世の中狭い」、
「世の中人材不足」、
そんな風に思います。
せっかくブログなる表現手段があるのですから、もっともっと多くの人の「氏名を伴った発言」を期待したいものですし、もっともっと、多くの人が「俺が何とかしたるぜ!」と出馬するような世の中が良いと思います。
ただし、理念と理想を持ち、それを具体的且つ完結に有権者にプレゼンテーションできる能力のある人が出馬することが望ましいと思います。
また、有権者に置かれましては、「自分自身のこと」と認識し、「美人投票」にならぬよう、しっかり「具体的な政策」を見て、投票権を行使して欲しいと思います。

「こんなすげえ奴が、この日本にも居たのかぁ!」
って思えるような人が、どんどん出てきて欲しいものです。
そうでなければ、民主主義は「カタチ」で終わってしまいます。

と言うことで、僕の友人、グロービス代表堀氏が発起人となったYES PROJECTのURLをご案内いたします。
このプロジェクトは、「政治団体ではありません」のであしからず。
http://www.yesproject.com/

2005年8月25日 板倉雄一郎

PS:
今週末のオープンセミナーは、予定人数をちょいとオーバーして締め切りといたしました。
御申込いただいた皆様、ありがとうございます。
皆様の「支払った価格以上の価値」を提供するべく、僕をはじめ当事務所パートナー一同、皆様と一緒に楽しみたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

PS^2:
やっと、30分ぐらいは、椅子に座ることが出来る容態になりました。
でも、まだ辛いです。トホホ。
しばらくは、「毎日更新」は、期待しないでくださいね。
ごめんなさい。

PS^3:
なお、以上の衆議院総選挙の人間関係に関するマスメディアからの取材は、一切お断りさせていただきます。





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