板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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SMU 第158号「合宿セミナー最終案内」

本日(2005年1月5日)から、いよいよ相場も仕事も動き出し、通常に戻るというわけですね。
僕のような、ONとOFFがハッキリしていない仕事の場合、なおさら、世間の流れに合わせることが大切なのです。(そうでなければ、ONとOFFが明確でなくて疲れちゃいます)
ということで、年始最初の仕事は、表題にあるとおり1月15,16日に開催予定の「実践・企業価値評価シリーズ」セミナーの最終募集案内となります。
(明日からは、ちゃんとコンテンツ提供しますね)

現在のところ、ぎりぎり最低執行人数に達しています。よって、合宿セミナーは開催いたします。
しかぁ?し、せっかく実施するのですから(次回の実施は、日程どころか実施するかどうかも未定です)可能な限り多くの方に受講いただきたい! っと、思っております。
よって、募集締め切り(1月7日)までに、まだ日にちがありますので、是非この機会に。

セミナー受講費用は、世にあるセミナーに比べ、その絶対額は決して安くはありません。(ただし、支払った現金以上の価値を手に入れるという点においては、決して高くありません・・・断言できます)
おそらくセミナー受講費用を大巾に割り引けば、参加希望者も増えるでしょう。その結果、当事務所の収益だけを考えれば、セミナー費用を割り引いた方が、収益を拡大することが出来るかもしれません。
しかし、基本的に「真剣に取り組まない?受講料を実際の経済活動で取り返そうとしない」方々に講義することに抵抗を感じます。なぜなら、その方が受講生にとって「支払った現金以上の価値を手に入れる」という経済活動の根本的な姿勢から逸脱する可能性があるからです。
189,000円という金額は、立派なノートパソコンを購入できる金額です。しかしながら、いくら立派なノートパソコンを購入したところで、それは道具に過ぎません。このセミナーは、道具を上手に使うための知識を身につけるものです。道具は、それ自体が価値を創造しません。しかし知識は、それ自体が価値を創造し続けることが出来ます。
支払う現金の機会損失比較対象は、ノートパソコンばかりではないですが、1?2年でその価値が激減してしまう道具より、使えば使うほど価値創造を実行する素になる知識への投資が重要です。
(もっと、正直に書いてしまうと・・・世間のすべての人がバリュエーションを実施できるとなると、理論的には、「誰も儲けられない」という結果になってしまいます。ですから、セミナー卒業生の人数が増えれば増えるほど、受講生の優位性が失われてしまい、結果、セミナーの価値が低下するというわけです。ですから、受講生の数を大巾に増やそうとは思っていないわけです。)
純資産一億円以上の人は、この国の中では、わずかに上位1%に過ぎません。その中に入るか否か・・・今決めた方がいいですよぉ?。
資産を増やすためには、1、金があればそれを使い、2、金が無ければ頭を使う。3、頭も無ければ体を使う。これ基本です。
僕は、体で稼ぐのいやです・・・でも、講演とかは、やっぱ体で稼いでいるんですかねぇ(笑)

「ディスカウント・キャッシュフロー? そんなの知っているよ!」という方、それでは本当に、ある企業の企業価値を数値でカウントし、その結果を持って自身の大切なキャッシュを投資することができますか?
飲み会での議論のための知識武装ということであれば、こんなセミナーを受ける必要はありません。しかし、一つ一つの単語や大まかな理屈だけを理解している程度では、現実の経済活動では歯が立ちません。

「キャッシュを生み出すモノへ投資する」
この経済原則が、フィナンシャル・リテラシーを向上させることから始まります。

と、まあ、営業のエッセイでした。
でも、仕事を離れた板倉個人としては、合宿時の「飲み会」が最も楽しみだったりしてぇ。

2005年1月4日 板倉雄一郎





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