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SMU 第43号「謹賀新年2004」

2004年、明けましておめでとうございます。

年が明けてから思うことでもないが、2003年はどんな年だったか? そんなことを考えてみた。
(もちろん、世評ではなく、僕個人のこと)

1、結婚生活に限界を感じ、6ヶ月の離婚プロジェクト(?)の完了。
相手との相性も離婚の原因だろうけど、やはり僕には結婚は合ってないという結論を得る。
結婚しないはずの僕が、結婚したわけなので、社会における僕のポジショニングの変更があり、う?ん、この変更はまったく良に働かず。トホホ。
よって、2004年は元に戻って、ゼロスタート。
今手中にあるものを失いたくないがために、自然ではない自分を続ける事は、たとえば起業したいのに今の収入を失うことが怖くてできないのと同じ。と僕は思う。
一旦何か始めると、それまでの全てをうしなう可能性がある。
しかし、経験だけは確実に手に入る。
もし経験より、今あるもののメンテナンスのほうに重きを置くようになったとしたら、それはまとまりたくなった証拠なのだ。
僕はまだ40歳だから、まだまだ経験のほうが貴重だったりする。
お金やモノは、結果的に手に入るだけで十分。

2、一級小型船舶免許および二級海上特殊無線技師の取得とボート探し。
どうって事は無かった。時間と金で取得できるもの。
今年の夏は、大きなボートで島生活をスタートさせることができる。
でも、船はいざ買おうとなると、車のように簡単には買えない。
だって、モノも維持費も高いもん。
やっぱり最初は小さく行こうかな・・・だって最初は失敗するから。

3、著述業として・・・頼まれごとのエッセイや企業向けの連載などのみ。
よって、98年以降続けてきた「年一冊の出版」は2004年に関しては、原稿貯金が無く、見通し暗い。
ただ「社長失格の幸福論」(これは、あまり売れていない)で、書くことへの一応の満足が得られたので、執着は無い。
ただ、ノンフィクションと理屈の本ばかりだったので、今度はフィクションに挑戦してみたい。
が、想像をめぐらし文章にしたためるより、想像をめぐらし、ビジネスとして創造し、その結果を書くほうが起業家らしい。

4、講演活動など・・・どういうわけか結婚と同時に講演依頼(に限らず)が激減し、離婚を決めた頃からまた増えた。
2004年も、依頼さえあれば、精力的にやっていこうと思う。

5、投資活動・・・これは本業なのだけど、どうにも魅力的な商材が見つからない。
で、結局2003年中は、何社も面接をしたけれど、結局一円も投資できなかった。
既投資先のビジネスは順調なのだが、新しい投資先が無いのは非常に困る。

6、周囲の反応・・・「何かやれ!」とよく言われる。
「板倉は、そろそろ何かやってくれるはずだ」というわけなのだろう。
やる気はある。ビジネスをしたい。恋愛もしたい。遊びもしたい。活動したい。
のだけれど、魅力的な対象がいずれのカテゴリーでも見つからない。
ビジネスなら、打ち込めるアイデアやビジネスモデル。
恋愛なら、魅力的な女性。
遊びなら、わくわくすること。
が、見つからないというわけである。
よって、2004年は、その対象を見つけることからはじめようと思う。

以上、2003の総括は、「人生を楽しむ」って事を忘れていたようだ。
2004。僕は再び社会の常識のとらわれず、自分の価値観にしたがって、自分の人生を楽しむ人間に戻りたいと思う。
その結果、貧乏になろうとも、反社会的という烙印を押されようとも、かまわない。
とにかく、自分の価値観で生きて、自分が自分に納得する生き方に復帰しようと思う、僕なりの社会復帰のリスタートとしたいと思うのだ。
いやぁ?、なんだかわくわくしてきた!

ただ動いている人より、魅力的なことに打ち込んでいる人のほうが美しいだろう?
自分は、そうでありたい。
真に優秀な人材、信頼できる友、魅力的な女性・・・これらは、
金に集まるのではない。
地位に集まるものでもない。
利権に集まるものでもない。
人生を楽しんでいる人に集まるものなのだ。

2004年1月5日 板倉雄一郎





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