最近、ようやく自分のスタートアップ方針がまとまってきた。
結論から先に言えば表題のようにアイデアや技術をビジネスとしてインキュベートさせる仕事だ。
その昔(ハイパーネットを経営している時)から、僕は漠然と「将来ベンチャーキャピタルをやりたい」などと考えていた。そして、形としてはベンチャーキャピタルをやっている。
もちろん、成果も出てきている。しかし単なる金儲けなら他にもたくさんある。なのに、なぜ僕はベンチャーキャピタルなのかと考えていた。
そして、今やっと、その本質が理解できるようになってきた。技術者やアイデアの持ち主のように「器用で不器用」な人たちの「器用」な部分をビジネスに育て上げるということだ。つまり、具体的には大学などの研究機関の「研究成果」を「商品」に換えるという仕事。
なんだか起業家精神が沸々と湧いてきた感じだ。
2003年8月9日 板倉雄一郎