板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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SMU 第44号「呆れた」

久しぶりのエッセイです。 正月明け(とはいっても、僕の場合一月中旬からなんだけど)いきなり3本の講演、2本の連載エッセイ執筆、ベンチャーキャピタルの業務そして引越しなどなどたくさんあって、ちょっと疲れ気味でございます。 というイイワケでエッセイをサボっていたのですが、引越しを機会に書きたいことがあったので、しばらくぶりのエッセイというわけです。 呆れること、たくさんある。 僕が書くまでも無く、政治と官僚の愚行をはじめとして、この国で起こっている事の大半について、僕は日本人であるという意識から、呆れることが多い。 本質的に日本が嫌いなわけではない。しかし今の日本は、僕がおそらく好きであるはずの日本人が本来持っていた遺伝子とは大きく異なった生活を強いられてきた結果、僕が嫌いな国になってしまったのだ。 会社を倒産させても、本が売れた。そして僕は助かった。だから、この国に、僕に価値を見出してくれる人に、自分の思うところ、経験したことなどを書いたり話したり、また経済活動そのものも投資家という立場で行ってきたつもりである。 しかし、残念なことに、僕ごときの小さな力では、もうどうにもならない事態になってしまっている。 そんなことはわかっていたが、それでもできることをやってきたつもりである。 でも、やっぱりだめなのだよきっと。 で、あまり詳しくは書けないが、わかる人にはわかると思うが、「潰れ行く者に手を差し伸べ延命することが、すなわち潰れ行くモノに対して最良の行為であるとは限らない」と思うようになった。 そして「『その後』に支援する」方が良いと思うようになった次第である。 以上のための活動(主に経済的な活動)を2004年〜の数年間のテーマとしようと心に決めたのだ。 何を言わんとしているか明確にわかる人。 そのために具体的な情報や手腕や技術を持っている人。 手伝ってくれる人が居たら、是非連絡が欲しい。 また、しばらくエッセイはお休みするかもしれない。 書くことが、以上の目的の手段として適切ではないと思うようになったからだ。 事が動き出したら、またそこまでの過程なりを書いてみようと思う。 板倉雄一郎 2004年1月28日



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