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SMU 第173号「お買い物の上手下手」

最近のお買いものについて、いろいろ拝見しております。
昨日も、地方銀行をお買い上げいただいた若き経営者がおりました。
はたまた、次々とIT関連企業をお買い上げいただいている企業もありますよね。
そうそう、ついでに球団とかもお買い上げいただいたようです(笑)

皆、買い物下手ですね。
金持っているのに。

僕ならどうするか?(「失格社長」に言われたくないかもしれませんが(笑))

まず、以下のいずれかに該当する企業を買収します。
1、 平凡な経営者が経営をしても、毎年大量のフリーキャッシュフローを生み出す「成熟期以降」の企業(キャッシュフローが良いのに、成熟期以降だから、忘れ去られて居て、よって時価総額が、キャッシュフローから見て相対的に小さい企業)
2、 その掛け金を運用することが出来る損害保険会社(間違っても「銀行=コマーシャルバンク」ではありません・・・だって決済機能なんか手に入れたって、トランザクションでしか稼げないでしょ。)

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、「2」は、まさにバフェット氏の手法です。ですから既に成功を収めたビジネスモデルなので、僕は「1」の企業を、まず買収します。
(既に、いくつか具体的候補を見つけています。)
買収後、既存事業の経営は、現在の経営者に(よほどのバカで無い限り)続けていただきます。当然ですが、この企業が生み出すフリーキャッシュフローは、僕が勝手に使えるわけですから、使わせてもらいます。
毎年毎年、お小遣いをもらえるというわけです。
もちろん、それを配当したりなんか絶対にしません。それじゃ税金払うために買収するようなものですからね。
よって、そのフリーキャッシュフローは、再投資します。
このとき、初めてITやバイオ、そして新エネルギーなどの新興企業に投資するわけです。
毎年毎年、投資先を増やせます。増資しなくても投資を続けられます。(ここが味噌です。)
そして、投資先を指導し、キャピタルゲインを得るように努力します。(ですが、売りません。)
もちろん、投資先企業の経営は、現在の経営者に継続してもらいます。(僕、忙しいの嫌いですから。)

以上が、本当の「金融」なのです。
古い成熟企業の生み出すキャッシュを、新興企業へ投資する。
本来、銀行の持っている機能を銀行が実行しないものだから、以上のようなことを考えちゃうのです。

最初に書いたIT長者たちとの決定的な違い、分かりますか?

気がついた人も居ると思いますが、イクイティーを原資とする彼らより、僕の手法のほうが、圧倒的に「資本コスト」が低いのです。
つまり実現すれば、僕の勝ちですよぉ〜ははは(笑)。

で、先の「1」で定義した企業も、見つけてあるし、その企業から再投資したい企業も、見つけてあります。
問題は、最初に「1」の企業を買収する「金」が無いというわけです(爆笑)。
誰か、長期固定かつ低利で、お金貸してくれませんかねぇ。
そうねぇ、100億ぐらいでOKですよ。
当たり前ですが、担保は差し出しますよ。
「1」に該当する企業(の生み出すキャッシュフロー)です。
だから3%ぐらいでどうですか? だめですか? なら3.5%までならOKです。
今見つけてある「1」の企業群は、そのぐらい払えます。
つまり、カンタンに言えばLBOってことですよ。

僕は、(SMU171号でM氏と表現した)村上ファンドのような、広義での「アービトラージュ」にも興味ありませんし、ましてや、おしっこする時間も無いような短期投機にも全然興味ありません。
しつこいようですが、忙しいの嫌いですから(笑)

ちゃんちゃん。

今後は、少しずつ、個別企業の話を展開しようかと思います。
次号は、「孫正義は、企業価値評価を巧みに利用した狼中年」あたりにしようかな(笑)
ちゃんと、論理的に、なぜ狼なのかを書きますよ。

ということで、いつもとは順番が逆になりましたが、セミナー関連のお知らせです。
このところ、「簡易・企業価値評価」出張セミナーを、いくつかの企業様からお受けしております。
簡易ですから、3時間ほどで詰め込むのですけれど、この簡易セミナーのウリは、依頼を受けた企業自身のバリュエーションを事前に実施し、セミナーの仕上げで、当該企業のバリュエーションや「ROIC分解」などをお伝えするというものです。
「うちの会社の価値って?」と興味のある経営者の方、または当該企業の教育担当者様、是非よろしくです。
このWEBの左フレーム「簡易・企業価値評価」(団体申込)にて、お受けいたしております。
先週から、既に某大手企業様へ、出張バリュエーションです。
これ、「デリセミ」? いや「デリバリュ」?

板倉雄一郎 2005年1月26日(分)





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