板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト

feed  RSS   feed  Atom
ホーム >  エッセイ >  スタートミーアップ  > SMU 第35号「田舎暮らし」

SMU 第35号「田舎暮らし」

最近、仕事を含むライフスタイルについて思いをめぐらすことが多い。僕の仕事をライフスタイルから考えたら、少なくとも現在は、

1、執筆
(主に単行本、連載だが、最近は取材を受けずコラム執筆にすることが多い)
2、企業コンサルティング
(数は減ったが6社ほど。殆どは月一度程度、ないしはメールなどによる)
3、講演やメディア出演
(せいぜい、週に一度程度)
4、ベンチャーキャピタル経営
(投資先選定と投資後の指導というわけだ)

とまあ、こんな感じなので、ちょっと工夫すれば、何も

1、地代家賃および生活費が高額
2、特に夏は「ヒートアイランド」
3、渋滞だらけという東京やその周辺に住む必要は、全くない。

ということで、心は「田舎暮らし」だ。

もちろん、そうは言っても東京の基盤も必要だということで、マンションの一室でも借りておく必要はあるが、普段は田舎に居てもいいのではないだろうか?

そもそも、僕には不思議に思うことがある。

1、ネットワークが普及しても、東京の街の渋滞が減らない。
2、モバイルが普及しても、就労時間が減らない。

つまり、折角これらの技術が進歩して、社会に普及したのだから、その恩恵を十分に(少なくとも僕は)受けたいと思うのだ。 歳をとったのだろうか、

1、東京都心のいわゆる「セレブな暮らし」にいまだに憧れを持っているのって、豊かでない。
2、人間最後は、金でも名誉でも所有でもなく、大自然との関わりだ~それがもっとも贅沢ってもんだ。
3、ブランドのモノ、地域や、おしゃれなレストランとゴージャスなパーティーに金を使うのは勿体ない。

というわけで、ネットを酷使して、現在田舎物件を物色中。

1、釣りも出来るし景色もいいから「河口湖周辺」~でも富士山が噴火したらいやだな。
2、やはり生まれ育った「千葉県」~でも千葉の木立は好きでないし、川が綺麗でない。
3、山と木立と清流となれば、やっぱり「八ヶ岳周辺」~でも冬は寒そうで、東京へのアクセスが悪い。
4、 今更、箱根や伊豆はちょっと(いずれ自分もそうなるのに)ジジババくさい~やはり地震が心配。

ネットで検索した限り(つまり、特選物件ではない)でも、安くて広くて憧れてしまう。で、僕の場合、先にも書いたように、全く現実離れした「憧れ」ではなくて、すぐにでも実行できてしまうわけだ。

最近、芸能人を初め、田舎暮らしが流行している。流行している、実は一見非合理に見えて、経済性と健康と心の豊かさと「時間」を考えたら、毎日都心のオフィスに通わなければ成らないサラリーマンでもなければ、田舎暮らしは合理的なのだ。

いやいや、サラリーマンだって、仕事の中身を吟味すれば、事実上SOHOで十分なわけだ。「六本木ヒルズ」に住んで、セレブってる人を正直、「かわいそう」と思うんだな僕は。 ということで、スタートミーアップは、まず最初に個人のライフスタイルにおける挑戦と相成ります。

2003年8月1日 板倉雄一郎





エッセイカテゴリ

スタートミーアップインデックス