板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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SMU 第75号「ウィークエンダー」

週末モードのエッセイです。
今週から週末は、バックナンバーを楽しんでいただく「というイイワケ」で、過去のエッセイを斜めに読んでいた方も、不明や疑問部分を残したままの方も、是非この機会に。

第64号?のエッセイが最近の内容トレンドでして、このエッセイを完全に理解できなかった方は、是非もう一度熟読をお勧めします。なにしろあらゆる経済価値というのはこのエッセイの主軸になっている「将来キャッシュフローの現在価値」によって割り出せるわけですから、これがわからないと経済を全く理解できていないことと等しいか、またはわかっているつもりでも、数値に落とし込めるほどの理解をしていないということになりますので。ぜひこの機会に。

第64号の例題「債券価格と利回り」について、ちょっとした「算数」が必要になりますが、その基礎については、臨時号「算数のお勉強」に詳細がありますので、あわせて読んでみてくださいね。

第67号「配当および自社株買いの是非」は、このところの個人投資家の増加で、最も話題となるところですので、今一度確認を。企業経営の実態が良くわかると思いますよ。

第68号「裁定取引」については、実は身近な経済のことでもありますので、一度は頭に入れてみてください。投資においても、普段の生活においても、結構役に立つはずです。

第69号「会計と経済実態」 上場企業は監査を受けているから大丈夫・・・などと早合点している人が多いと思いますが、監査は会計手法がその基準を満たしているかどうかを調べてコメントするわけであって、経済実態を如実に表しているかどうかとは必ずしも同義ではないのです。いくつかのポイントが書いてありますので、参考までに。

第70号「おりこうさんとおばかさん」 ここ最近で最も評判の良かったエッセイです。僕はお調子者なので、第2弾、第3弾と続けていきますよ。ネタを思いついて、それが溜まったらね。

第71号「結果に対する合理性」 この中で日本の国家財政について以下のように書きました。

>>>企業にたとえれば、40兆円の売上高に対して、
>>>有利子負債の返済や利払いおよびその他の固定費80兆円、
>>>有利子負債は各事業部門(=地方)も含めれば(推定)1000兆円

このエッセイの直後、新聞やテレビニュースなどで、「日本の国債発行残高が700兆円を超え、云々かんぬん」という報道がなされ、何人かの読者から「間違っているよ」と指摘を受けました。でもね、間違っていませんよ。文章をしっかり読んでくださいね。書いている僕は、かなり神経を使って書いているんです。何せ数字の話ですからね。
よーく読んでいただければ「各事業部門(=地方)も含めれば(推定)1000兆円」と書いています。僕が調べた限りでは、地方公債の発行残高は、少なくとも200兆円はあります。国や地方の借金は、何も証券を発行する債券ばかりではないですから、その他を適当に考慮して「推定」という言葉を使っているのです。
以上補足でした。

第73号「購入の意思決定」は、わかりやすいと評判が良かったのですが、これはとても大切なことですので、ぜひとも普段の生活に生かしてくださいね。僕も若き日(今も十分若いつもりで居ますが)「欲しいもので買えるものを買う」という日々を送っていました。そして勉強になった反面、後悔もたくさんしています。是非20代の方に読んでいただきたいと思います。

第74号「デイトレーダー4」 この回でデイトレーダーについての記述はおしまいになりますが、投資先企業の発掘方法について簡単に書いてありますので、是非参考にされてください。僕のお勧めで儲けたデイトレーダー仲間も居ますよ。(これからは、銘柄教えたらお金頂ますかぁ(笑))
そんなのいらないのです。株式ですから。
競馬の場合は、「いい馬」と思ったら、誰にも教えない方がいいのですよ。教えると配当利回りが下がりますからね。でも株式の場合は逆なんですよ。みんなで買えば自分も儲かる。
この違い大切です。

以上、バックナンバー紹介でした。
それでは、僕は、2匹のワンコと共にゆったり過ごします。
良い週末を。

2004年6月26日 板倉雄一郎
今日の数字占い 3302 , 4680 , 4915 , 4751





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