板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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SMU 第32号

僕の場合、どういうわけか、世間の教えと異なり、「将来を考える」なんて事をやるたびに失敗する。たとえば、40代以降を考えてしまって、ハイパーネットであせりすぎ、結果失敗。

そんなことが多々ある。一方で、後先考えずに飼ってしまった2匹の犬は、僕を救ってくれている。

と、思ったところで、僕に限らないとも思う。「将来を考えて」、お受験~進学~大企業への就職~でもリストラ。というのも今や珍しくない。特に、大企業の「業務」ばかりをやっていた人なんて、リストラされたら再就職の道はほとんど無い。個人の市場価値が低いですからね。

バブルが崩壊した頃、「ニュースステーション」に出演した小田和正氏が言っていた。

「僕が大学生の頃、音楽をやると言ったら、周囲の皆が否定的意見を述べた。でも今、彼らの方がマズイ状況にある」(以上、言葉はぜんぜん違うと思うが、概ねこんな感じの意味)

「将来の事を考える」というのは、すなわち「将来に対する安心」なわけであって、って事は、あてにならない大組織に従属することではない。

例えば、
1、 健康に気を使う
2、 借金をしない
3、 貯金より「能力(=経験)」に投資する
4、 やりたいことをやる(楽しめる事をやる)

などになるんだよね、前にも書いたかもしれないけれど。最近、つくづくそう思う。

 話は変わるが、最近、犬の散歩ばかりしている。少しずつ、彼らの「老い」を感じ始めた。尚更、彼らと一緒に居る時間を増やしたくなる。

死ぬ時は、絶対に獣医に入院中になんてダメ。ダメな時は、下手な延命などせずに、僕の腕の中で死なせてやりたい。で、死んだら、ペットセメタリーに埋葬したい。

これまで、僕をはじめとする人間のために、犬生の大部分を消費してきたから、死んでからぐらいは、犬同士で遊んでもらいたい。とはいっても、8歳のゴールデンレトリバーも、7歳のスタンダード・ダックスダックスフントも、まだまだチョー元気。

 またまた話は変わるが、最近、「オープン講演」がない。

でも一方で、「企業内研修」に呼ばれることが多くなった。行くたびに感動する。「大企業って、こんなんでありなんだなぁ」と。予想するに、官僚組織を肌で感じたら、僕の場合「感激!」するんだろうな。もちろん、悪い意味でだけど。

さらに話は変わるが、そろそろ『Silent Hill』の新しいバージョンが発売される。このゲーム、夜中に電気消して、一人で静かにやっていると、ホント「背筋が凍る」のよ。で、またこのエッセイ書かなくなるような気がするので、今のうちにイイワケしてるというわけです。 それでは、また(多分)来週。

2003年7月4日 板倉雄一郎





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