板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURA’s EYE 「投資リスクの変化」

リーマンショック以降の世界経済のリスクを一言で表現すれば・・・

「次に何が起こるか?!」

と、予測可能/不可能なダウンサイドリスクに対して、投資家がびくびくしていたというのが適切だと思います。

しかし、2010年に入った頃から、投資リスクに対する考え方が・・・

「次に何で足踏みさせられるか?!」

と、予測可能な各国の経済政策における「金融引締め」に注目が集まるようになりました。

つまり、資本市場インフレをベースとした長期的な価格上昇(=通貨価値減少)を念頭に、

「次にどれほど(株価などが)下落するニュースが飛び出るか」、

といったダウンサイドリスクの認識が薄れ、

「いつどれほどのアップサイドの抑制が行われるか」、

ということに、リスクが変化しているのだと思います。

簡単な話、各国の金融引締めが行われる(または行われることが確からしい)時、(それが経済成長を完全に抑制するほどでない限り)一時的な価格下落が見込まれますから、その時が「仕込みどき」になるのではないでしょうか。

インフレ期待は、名目値の上昇によるワクワク感がある一方で、「黙ってキャッシュを持っていることの不安の増大」に直結します。

なんだか落ち着かなくなってきました(笑)

2010年4月14日 板倉雄一郎

PS:

このところエッセイを少々お休みしたのは、僕の体調不良にありました。
喉の奥から胃にかけての「食道」になんらかの炎症があり、初期には「風邪でしょ」と診断されフツーの風邪薬を処方いただいたのですが、一向に改善せずむしろ悪化し、飲めない、食べれない、とにかく飲み込めないという症状になりました。
その後、総合病院にて、内科、消化器内科、耳鼻咽喉科と様々な診断を受け、最終的に、「疲労による帯状疱疹」という結果になりました。
まあつまり、俗に言うヘルペスです(笑)
ただし、いわゆる性交渉によるヘルペスウィルス感染ではなく、日本人の大部分が既に感染しているヘルペスウィルスが、疲労などにより活動を活性化させた症状ということです。
食道全体に、無数の口内炎のようなものができていたということになろうかと思います。
適切な抗生物質投与と消炎鎮痛剤のおかげで、徐々に回復し、本日から通常通りの活動を再開いたします。

今週末のオープンセミナーに間に合ってよかったです(ニコニコ)

寒暖の差の激しい春ですから、皆様も、体調管理には十分な気配りを。

それにしても、かなり辛かったぁ(笑)
恐らく、疲労に加え、アルコールと30年ぶりのアレルゲン海老蟹が食道を激しく刺激したことが原因ではないかと思っています。

もう絶対に、海老蟹食べません!!

でも、30年ぶりの蟹(フカヒレと蟹のスープ)海老(ホワイトクリーム煮)は、めちゃくちゃ美味しかったよぉ~~~

PS^2:

この世には、どうやらDIABLO(悪魔)が居るらしい。
昨年中、僕の身に取り付いたDIABLOは、昨年末からこの2月頃にかけてのお食事会休業期間に、どうやら他へ移ってくれたみたいです。
休業期間にマニーちゃん遭遇呪縛から開放され、DIABLOは、他の友人に取り付いたみたいで、その友人は、現在複数のマニーちゃん対策に追われています(笑・・・ちなみにその友人は、僕と同い年で、クルマはランボルギーニ・ディアブロです。)

昨日、その友人を交えた食事会で一定の結論を得ました。

「異性のカラダだけを求めれば、相手も対価としてお金を要求する。

 異性をお金にまつわるモノで惹こうとすれば、相手も持てるお金に惹かれる。」

当たり前のことですが、渦中の人間にいくら言っても伝わらないわけです。
僕自身がそうでした。

「そんなことないよぉ! ちゃんと恋愛したいんだよぉ!」

なんて、過去の僕も、昨日の彼も同じことを言っていました(笑)

「異性の人間そのものに惹かれ、その結果として抱きたくなる。

 すると、自分も相手も、共に過ごすことに価値を見出す。」

ただそれだけの、当たり前のことですが、ひとたびDIABLOに取り付かれると、マニーちゃんスパイラルに陥るってことが良くわかりました。

恋愛に限らず、仕事でも、投資でも、趣味でも、なんでもそうですが、デススパイラルに入っていることを認識したら、「とにかく休む」、がとっても大切なことだと改めて思いました。

自分を引きで見ること。
株価推移を引きで見ること。

これ、めちゃくちゃ大切なことです。





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