板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト

feed  RSS   feed  Atom
ホーム >  エッセイ >  ITAKURA's EYE  > ITAKURA’s EYE 「週明けの徒然」

ITAKURA’s EYE 「週明けの徒然」

昨日日曜日に、エッセイを2本ほど書いたので、本日は徒然です。

<エコポイントはぜんぜんエコじゃない>

そのポイント、何に交換できるのかわからないのに、週末の家電量販店は例年の年末商戦のような賑わいだったそうです。

ところで、46型より小さい液晶テレビと、46型より大きいテレビ、どちらが「消費電力」大きいでしょうか?

当然ながら、46型より大きい方が消費電力多いですよね。

でも、エコポイントは、46型より大きい方がたくさんもらえる・・・

あれ? これってぜんぜんエコじゃないですよね(笑)

「エコの名を借りた消費刺激」であることを、今さら言及する必要もありませんが、誰も指摘しないからとりあえず書いておきました。

何が言いたいのかというと、「官製ビジネスがうまく行くことは無い」ってことです。

僕が、昨年の春に思いついた案「カーボンダイエットシステム」の方が遥かに合理的。
ちなみに、考えるのにかかった時間は15分ぐらいですけれど。

以上。

<中央銀行の影響力低下>

昨日(2009年5月17日)のNHKスペシャルにて、「マネー資本主義#2」を放映していました。
(番組タイトルは、なんだかダブルカウントで変ですよね(笑))

その中で、グリーンスパンの談話が放映されていました・・・

「市場で起きている謎(・・・米住宅バブルを抑えるために短期金利を高く誘導しても、長期金利が反応しない)の正体は、中央銀行の市場への影響力の低下が原因だ」

に、「これこそが言いたかったこと」、と思った次第です。

グローバリズムの中では、それが大国アメリカであっても、一国の中央銀行の金融政策が市場に与える影響は小さいというわけですが、今後は、お金バラマキ過ぎると、それこそ各国の金融政策の市場への影響力が益々低下します。
たちの悪いインフレにならなきゃいいですけどね。
そうなったときに、影響力のある「制御棒」を誰かが持っているんでしょうかねぇ・・・

中国が資源を漁り(←そうじゃなきゃ資源などの純輸入国になってしまった彼らのゴーイングコンサーンに重大な問題が生じますから)続ければ、コモディティー価格は再び高騰する可能性があり、そのとき「通貨安」に見舞われる資源などの純輸入国(←つまり日本)は、スタグフレーションとともに経済価値の流出となるわけです。
中国の場合、7%前後の成長を維持しなければ、ドンドン贅沢になっていく大多数の中国人を「まとめていくこと」ができなくなってしまうわけで、その構造は、世界の「商品市場」にもなりうる一方で、世界を崩壊させてしまう火種でもあります。

中国、困ったモンですよね。

資源や食糧などの純輸入国が、内需を拡大すれば、貿易赤字へのバイアスになります。
どうするんでしょうかね。

参考エッセイ:ITAKURA’s EYE 「経常黒字あってこその内需拡大」

これ日本について書いたことですが、中国でも同じことです。
中国の生きる道は、「元の基軸通貨化」ですかね(笑・・・でも、世界で中国しかモノを買ってくれないことが続けば、まんざら冗談じゃなくなるわけですが)

<パンデミック>

現在パンデミックの兆候のあるインフルエンザは、「弱毒性」ということですが、これがもし、「鳥インフルエンザ」のように「強毒性」だったとしたら・・・

経済は相当なダメージを受けることが、現在のパンデミックは如実に示していますよね。

何しろ行政の「どうしていいのかわからない」という態度がみえみえですから困ったものです。

マスクメーカーの株価は急騰しているようですが(笑)

<松本人志氏、結婚&妊娠>

もちろん、妊娠したのは奥様の方ですが(笑)
彼(も浜ちゃん・・・テレビ番組でご一緒させていただいたことがありますが、も)僕と同い年。

「最近モテないなぁ~」なんて言いながら遊んでいてもいいのでしょうか、僕ったら。

なんて、5分ぐらい思いました(笑)

おめでとうございます。

 

2009年5月18日 板倉雄一郎

 

PS:
いわゆる婚活女性の話を直に、またはメディアを通して見聞きすると、相手(男性)に対する要求条件ばかりで、それも、「自分をちゃんと見たらどうですか」と突っ込みたくなるような贅沢且つ多数の条件ばかりで、彼女達が相手に対して何を提供できるのか!という部分がまるで見られないと思うのは僕だけでしょうか?

「素の自分を好きになって欲しい」、なぁ~んてのは、たった一つの条件のように見えますが、実はこれほど多くの身勝手な要求条件って他に無いですよね(笑)

僕だって、「素の自分・・・すぐに「映画鑑賞」したくなる自分」を理解して好きになってくれる女性が居たら、そりゃぁ~いいですよ(笑)

でも、それって無理でしょ。
だから、遊び続けるか、さもなければ、遊ばないようにして結婚するか、さもなければ、バレない遊び方を今から必死で学習して結婚するか・・・ってことになるわけです。

実は僕の場合、大変身勝手に見えると思いますが、実はぜんぜん身勝手じゃないわけです。

「自分を殺してまで結婚したいとは思わないからぁ、素の自分を好きになってくれる人がいいの」
だってさ。
「死ねっ!」って言いたくなります。

つまり、相手に対する配慮なんて視点はまるで無くって、自分に都合が良い男が欲しいってことですが、それなら結婚なんかしなけりゃいいのに・・・そう思いませんか?

ある人から聞いた話によると、「婚活」という言葉のソースは、「贅沢な条件ばかりで選んでいたのではいつまで経っても結婚できないから、さっさと妥協点を見つけて結婚するべく活動」という意味だそうです。

彼女達、マーケティングができていないわけですよね。
自分の(男性から観た場合の)価値のポジショニングが、世間の中でどのあたりか、そして、自分の条件に合う男性が、どの程度の割合でどこに存在するのか。
それがぜんぜんわかって無いですよね。

こういう女性って、仕事もできなければ、家庭生活も満足にできないと思うから、仮に結婚したとしても、彼女たちの思うようなハッピーな生活にはなりえないと思います。

つまるところ、結婚さえすればハッピーになれるという幻想を持っているに過ぎないんですよね。

彼女達、結婚という「契約」を通じて、一体何がしたいのでしょうか・・・

結婚したいから適合する相手を探す、より、愛する人に出会って結果として結婚という選択、があるんじゃないですかねぇ。





エッセイカテゴリ

ITAKURA's EYEインデックス