板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURA’s EYE 「突き詰めれば」

世界的な自国通貨切り下げ競争に完敗する日本政府と日銀、
(国家間の力関係によるものなのか、日本政府および日銀はドラスティクな政策を一刻も早く打ち出すべきなのは明白なのに、なんのアナウンスさえもない。)
尖閣諸島領土問題に単を発する外交問題、
(この問題には、ここぞとばかりロシアも中国に加担し、一方日本の頼みの伝である米国は「領土問題は当事国同士の問題」とかわす。)
検察の組織的不祥事と疑われる事件に単を発する検察不信、
(組織的問題であることが明白になれば、過去の事件についても様々な憶測が流れ、検察不信問題は長く尾を引くことになろう。さらに領土侵犯と公務執行妨害に対する検察の行き過ぎた判断とされる容疑者釈放から始まるであろう三権分立と政治主導の行方)
言わずもがな少子高齢化人口減少社会モデルの抱える様々な問題、
国家財政と税制の問題・・・

これら突き詰めればすべて「政治の問題」である。
政治の問題であるとすれば、それはすなわち「有権者の問題」である。
有権者の問題であるとすれば、それは突き詰めれば「教育の問題」であろう。

「これまでの一部の権力者にとって、その時々の時点で都合の良い人材を作り上げようとする教育から、如何なる情勢であろうとも自浄的に問題解決策を導きだすこのとのできる国民にするための教育」

に変化することが求められるのだと思う。

自分で考え、自分で責任を持った行動をすること。
他人依存の「不満」より、自分依存の「不安」の方が遥かにマシであると思考すること。
一人が動き出さずに、全体が動くはずがないことを自覚すること。
(=渋滞は自分自身が作っていると自覚すること)
豊かな暮らしを実現するためには、自らの社会に置ける価値を高める以外にないことを自覚すること。

そんなことを教育上、伝えていかなければならないのではないかとこのところ強く思う。

現在の日本を観ると、評論は多いが実働は少ないと感じる。
あまりに他人依存が行き過ぎていると感じる。

他ならぬ僕自身がそうならないことを毎日確認すべきだ。と自分に言い聞かせ、この日本を元気にするための実働に勤しみたいと思います。

2010年9月27日 板倉雄一郎

PS:
日本国は、まさに様々な問題に直面している。
これを「乗り切ろうとするか」、「あきらめるか」、どちらも日本国に暮らすすべての人のオプション(=選択肢)である。

「未来は予測するものではなく、私たち一人一人の言動によって創り上げるものだ」

PS^2:
それにしても、おんぼろWin環境から最新のMac(+バーチャルWIn7)環境に変えてから、仕事の効率が高まり、仕事に対する意欲が強まりました。
環境を変えること、それはイチローの米国遠征の結果を見るまでもなく、効果的である。
果たして結果に結びつくかどうかは、未来を待たなければならないけれど。




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