板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURA’s EYE 「デッド OR イクイティー」

あなたはA,B、どちらのタイプ?

A:
儲からないときでも周囲の経済的面倒をみるが、儲かった時にはガッポリ自分のもの。
 だって儲からないときに我慢したんだもん。」

B:
「儲からないときは周囲の経済的面倒をみないが、儲かったら皆で山分け。
 だって苦労も喜びも皆一緒でしょ。」

Aタイプはデッド(Debt)人。

ベンチャーなんか馬鹿のやることという主義。
事業リスクが最小限の「できレース事業」が大好き。
資金調達方法は読んで時のごとく有利子負債に依存。
クルマは性能やカッコよさより「リセールバリュー」を重視。
彼女(または彼氏)は、最低限のお相手をすれば、それ以上を特に望まないタイプ。
あらゆることにアップサイドの夢を見ないが、ダウンサイドには細心の注意を払う。

Bタイプはイクイティー(Equity)人。

オーディナリー企業で人生の大切な時間を使うなんてあり得ない主義。
事業リスクが高くとも「万が一当たればぼろ儲け!」が大好き。
資金調達方法は読んで時のごとく自己資本に依存。
クルマはエクスタシーを感じてなんぼものモノと買った次の日に半値以下のリセールバリューもなんのその。
彼女(または彼氏)は、極貧に耐えることもできるが、彼氏(または彼女)が儲かったときにゲインを得ることを決して忘れないタイプ。
アップサイドの夢のためならダウンサイドなんて無いに等しい主義。

人種の「バランス」はとっても大切だと思う。
どっちが良いとか悪いとか、そういうことではなく、今、この国にはBタイプが少なすぎる、と思う。

以上、本日は外出予定が多く、簡単に。

2010年12月9日 板倉雄一郎


PS:
最近の「お食事会」は、ダウンサイド限定のために「少なくとも料理がおいしいお店」でやる機会が増えた。
男性陣、女性陣共に、お相手がどうであれ、料理が美味しければダウンサイドを限定できる・・・かも。

で、今日のお食事会は「焼肉ジャンボ」。
しかも、お相手は既知。
ついに僕もAタイプへ傾向するのか。という不安が無いわけでもない。




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