SQ算出日の本日(2008年10月10日)、日経平均先物の下げがきっついなぁ~と思っていたら「取引一時中止」だそうです。
世界的な相場の動きは、メディアで伝えられているように週末の「G7」に対する催促相場であると同時に、「ショート組みの順張り」も手伝っていると伝えられています。
おそらくその通りなのだと思います。
TOPIXは、PBR1倍割れの価格がつけられているので、「平時であれば」まさしく買い時ですが、そもそもPBRの引数であるところの、「Book Value(=帳簿上の純資産)」そのものが帳簿に記載されているほどの資産価値がない可能性が高く、もはや少し前の「帳簿上のバランスシート」を信頼できない状況なのではないでしょうか。
世界中がG7に注目しています。
想定できる「具体策」って、何でしょうか?
必要なことは、「各国が協調し」、資本注入など「直接的」、「即効的」、できれば、「抜本的」な、(少なくとも)声明を発表することですよね。
けれど、「声明」が、実体経済にインパクトを与えるのは、「一体いつ!?」ってことで、さらに下げるような気がします。
当事務所セミナー卒のおよそ200名強が参加するプレミアクラブのメーリングでは、「肌で感じる景気減速」と題して、各業界、各地域の肌情報が交換されています。
これを見るだけでも、「金融政策だけで早期に回復に向かう可能性」など、ほとんど感じられません。
長いトンネルではないでしょうか。
2008年10月10日 板倉雄一郎
PS:
また、「(儲かったけれど)、儲け損ねた・・・」。トホホ。
つくづく、「損した」より、「儲け損ねた」の方が、悔しい。