浅田真央選手が、
バンクーバーオリンピック フリー演技終了後のインタビューで・・・
「このジャンプが飛べれば、あと9点加算される!と思ってしまった。」
(↑ 大体そんな感じの発言内容でした)
と、成功した2回のトリプルアクセルの後のフツーのジャンプに失敗したことの原因を自己分析していました。
トヨタ自動車は、
数年前にトヨタがGMを抜いて世界No.1になるといわれ始めた頃に・・・
「トヨタは年間1000万台を目標にする!」
と言い出しました。
そして、その計画を実現するために、恐らく品質や顧客の声を(多少)犠牲にすることになったのでしょう。
以上の両者に共通するのは、「計画の遂行を最優先としたがゆえに、計画を実現できないばかりか、もっと大切なものを失う」ということの象徴だと思います。
(もちろん、上記の両者は、失敗してもなお立派な人や企業であることに変わりはない、どころか、失敗から学ぶことを通じ、なお一層の成長を期待できるケースですけれど)
計画が全く必要ない! と主張したいのではありません。
結果としての計画を最優先すると他が犠牲になってしまうリスクを考慮し、計画の実現を最優先にすべきではない!と主張したいわけです。
人生においても、事業においても、そうそう政治においても。
トヨタの場合であれば、「俺達、いいクルマ作って顧客に喜んでもらってなんぼだぜ!」、という認識が販売計画以上に大切なはずですし、浅田真央選手の場合には、(個人的なことなので良くわかりませんが、たとえば)、「私と見ている人がスケートを楽しんでもらうことが一番大切!」っていう取り組みが大切なのだと思います。
どうあがいたところで、所詮人間のすることですから、「スージは後から付いてくる。」、そう理解することが何事においても大切なことだと思います。
このタイトルに関するエッセイは、過去にも複数書いています・・・
ITAKURA’s EYE 「(結果に対する)計画を立てるべからず」
などなど。
「お金を直接求める行為」、
「スージの計画を実現するためだけに躍起になる行為」、
自分がそんな行為をしているときは要注意です。
2010年3月2日 板倉雄一郎
PS:
民主党政治って、「お金の話ばっかり」、だと思いませんか。
(お金を)バラマく話、(お金を)削る話、(お金を)不正に受け取った話・・・
この政党は、この国をミスリードするという思いが日々高まるのは僕だけでしょうか。
理念が無いばかりか計画さえ無い・・・ああ民主党・・・
「子供手当て」とかいうバラマキは、その原資が国債発行によるのであれば、その返済は現在の子供達が将来行うわけですから、
「親が子から搾取する行為」以外の何者でもありません。
そんなことまでして、「お金が欲しい」のでしょうかねぇ・・・
早く、「政局」、を展開してもらいたいものです。