総選挙を前に選挙における「世襲制限」なる話題がメディアで取り上げられています。
世襲制限・・・こんなに間抜けな話題は他に無いと思います。
「世襲による政治は嫌だ!」と思う人は、そういう人に投票しなければ良いわけですし、
「世襲かどうかは問題ではない!」と思う人は、世襲だろうが世襲じゃなかろうが、自分に好都合な人に投票すればいいですし、
「世襲だからこそいいのだ!」と思う人は、そういう人に投票すればよいわけです。
ただそれだけの話ですよね(笑)
つまりは、「有権者次第」であり、それこそが「民主主義」じゃないでしょうか。
世襲「制限」を悪く捉えれば、「有権者の選択権を制限する」ということになるでしょ。
政治家だろうが、経営者だろうが、サラリーマンだろうが、芸能人だろうが、スポーツ選手だろうが・・・(キリが無いから止めますが)、親の影響を受けずに生きている人間なんて、居るわけ無いですから。
それが、遺伝子レベルの影響の場合も、経済力の継承の場合も、社会的ポジションの継承の場合も、とにかく親の影響を排除した何らかの制限なんて本質的に無意味だと思います。
以上の文章は、「世襲に賛成」、と言っているわけではありません。
(↑ こういうフレーズは要らないとは思いますけれど)
とにかく、間抜けな議論が多すぎます。
まだまだ平和なんですよね。この国は。
それが、長きに渡り続けばよいのですが。
2009年5月24日 板倉雄一郎