板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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【アントレプレナー】(ジョブスの死に添えて)

ジョブスの言葉は素晴らしい。
誰が何と言おうと素晴らしい。
「ジョブスの価値は彼の哲学にある」という人も多い。

しかし、敢えて言うが、彼と同様の言葉を表現している人は、彼だけではないし、恐らく彼と同様の哲学を持った人は世界中に沢山居る。
なのに彼の言葉は、他の誰が表現するより世界中の多くの人を魅了する。

なぜか・・・

言わずもがなだが、彼には様々な困難を克服し、時価総額世界一という企業「Apple」を育て上げた【実績】があるからに他ならない。
決して、短期的な金融マジックによる時価総額経営などではない。
Appleの顧客を含む、全ての利害関係者に何らかのハッピーを
もたらした上での、時価総額世界第一位だ。

ジョブスの言葉に感嘆し、インスパイアされ、その気持ちを表現する人は、極めて多い。
しかし、それ「だけ」じゃ意味が無い。
彼が魅せてくれた生き様、彼が表現してくれた彼の想い、それらを分けていただいた我々が、現実の生き方や事業遂行に生かしてこそ、彼への恩返しが出来るというものだ。

誰が何と言おうと、彼はアントレプレナーなのだ。
チャレンジし続けた事こそ、彼の本当の価値なのだ。

===以下は独り言程度に読んでください===

そして、僕も元来アントレプレナーだ。

僕の場合、ジョブスの死ではなく、3.11がきっかけとなったが、あらゆる想いを【自身の事業】につぎ込む事にした。
勿論、結果は、やってみなければ分からない。
市場に投入してみなければ、正否は分からない。
けれど、だからこそやる意味がある。

コケたら、笑い者だ。
「チャレンジの価値」が分からない者にどれほど笑われてもかまわない。
だから、そんな事はどうでもいい。
チャレンジしている事、それ自体が大切な事なのだ。

2011年10月9日 板倉雄一郎





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