板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「合宿セミナーランナップ」

毎月恒例の「実践・企業価値評価シリーズ」合宿セミナーが無事終了した。
今、打ち上げ会場にて、わずか36時間前に初めて知り合った受講生の方それぞれが、それぞれを語らいながら、親交を深めている。
僕は、少し離れたテーブルで、一人この文章を書いている。

彼らの笑い声や、企業価値や経済に関する議論は、今の僕にとって、どんな音楽より心地よい。

毎度のことではあるが、僕のつたない文章が繋げた人間関係である。
それなのに、毎度彼ら以上に僕自身が幸福を味わってしまう。
あまりに幸せなので、なぜか申し訳なくも思ったりする。

僕は確かにテレビをはじめとする大衆メディアに出演している。
そして、専門誌や新聞ををはじめとする各種活字媒体にも文章を提供したり取材を受けたりしている。
(知る人は知るという程度の)有名人ではあるのだろう。
しかし、どれほど有名で、どれほど「言葉」に力があったとしても、その人の真の姿は、実際に会うまでわからない。
公の場での発言と、実際のその人物の言動に一貫性があるかどうかは、実のところ「生身」に接するまではわからない。

だから、受講生は、
「板倉は言っていることとやっている事が本当に一致している人間なのか?」
という疑念を持ち合わせているだろう。
人生の最も重要な資源である時間を2日間も消費し、20万円ほどの価格を支払ってセミナーに参加すること自体が彼らにとって小さくないリスクであろう。
だから僕は、彼らの期待を裏切らず、彼らの疑念を払拭できる自分でありたいと思いながらセミナーに臨む。

しかし、もしその姿勢が「偽善」であったなら、2日間の時間の中で、そんな偽りはバレバレになる。
だから、彼らが僕や僕のパートナーに実際に接し、彼らが彼らのハートで感じた「板倉雄一郎事務所」が、僕らの本当の姿。

当たり前だが、僕らに対する評価は、彼らに100%お任せすることになる。
「僕らは間違っていない」と自信を持てる活動を続けて行けないのなら、他人に評価を委ねることなどできるわけが無い。
僕らはこれからも、僕ら自身の価値を高める努力を怠ることなく、いつでも他人の評価を受け入れることを恐れない活動を続けてゆきたい。

第12回合宿セミナーにいらしていただいた受講生の皆様、
第11回合宿セミナーまでの受講生の方々、
そして、僕を支えてくれるすばらしいパートナーの皆さんへ、
この場を借りてお礼を申し上げます。

僕を育ててくれてありがとう!

彼らとの関係が、10年後も、20年後も、そして死ぬまで継続できることが、僕にとっての本当の「成功」なのだと思う。
9年前、僕は事業に失敗し、多くの方々に損害を与えてしまった。
けれど、その失敗の経験が、今の僕の糧となっている。
今度は、失敗したくない。
僕を信頼してくれる方々を裏切りたくない。

2006年2月26日 板倉雄一郎

PS:
セミナーの最終コマの時、テレビ東京のテレビカメラがセミナー会場に入りました。
3月に収録~放映する同局の特別番組に出演するのですが、そのときの僕の紹介Vの撮影でした。
放映日が決まりましたら、この場でお知らせします。

PS^2:
無事、「サーバー移転」は完了しました。
皆様にとっては、その「効用」がわかりにくいかもしれませんが、エッセーをアップする僕としては、新しいサーバーの恐るべきパフォーマンスに大満足しています!
このサーバー移転に協力頂いたワイズネットの渡部社長をはじめとする同社の技術者の方々にも、この場を借りてお礼を申し上げます。

「ひやひやしたけど、完璧な仕事に大満足です! ありがとう!」

今度、渡部社長と僕の出会いと、これまでの付き合いについても書いてみますね。

PS^3:
「おりおば」が、6刷になったことは、先週お伝えしましたが、本日7刷となったことが幻冬舎さんから知らされました。
うれしい!





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