映画「ウォール街」を久しぶりに観た。
ライブドアショックと重なる部分が多くあるが、全く異なる部分もある。この映画の中では、主人公がSEC(=米証券取引委員会)に捕まるが、関係者が死んだりはしない。
1980年代の実話を映画化したこの作品。僕の「社長失格」、そしてこのブログにある共通点は、資本市場に対する「警鐘」だ。
残念なことにそれは、マーケットの一部にしか伝わらなかった。
そして、同じような事件が起きた。
価値に見合わない価格を付けてしまうのは、一体誰なのだろうか。
わずか15年前のバブル崩壊の記憶が忘れ去られるのなら、わずか60年前の「核戦争」のことなど、無かったも同然だ。
それでいいのか。
法律が未来をデザインするのではない。
我々の叡智が、未来を創りだすのだ。
2006年2月1日 板倉雄一郎