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ITAKURASTYLE「X'mas & My Birthday」

43歳になってはじめてのエッセーは、「独り言レベル」です。
ゴメンナサイ。

<オーベルジュの夜>

クリスマスイブは、箱根のオーベルジュ「オーミラド」へ足を伸ばしました。
オーベルジュとは、要するに「フランスの旅館」とでも言いましょうか、
フレンチを堪能し、そのまま部屋で寝ることができる田舎にある宿。
「そのまま酔っ払って寝れる」は、ディナーを堪能するにはばっちり!

オーナーシェフ勝又登氏によるクリスマス特別メニューは、すばらしかった。
アントレの子猪も良かったが、
特に、「あんこうのロッシーニ」に感動。
(↑ フォアグラ&フィレ肉の代わりに、あん肝&あんこうの身のロッシーニ)
見た目は、結構ヘビーな感じだが、味わいはさっぱりと、しかし奥深い。
つけられた「あんこうスープ」も、また格別。
たった一皿で、あんこうのすべてを味わえた。
合わせたワインは、(散財しない程度の)シャンパーニュ。

メインは、この季節とあって、ジビエ。
この「鹿肉のポアレ」のおかげで、
「食っちゃ寝」のはずが、一晩中全く寝れず(笑・・・えっ?鹿のせいなのかぁ!)
新鮮な鹿肉は、赤身なのにレバーっぽい濃厚さ。
何度食べても、不思議な肉。大好き。
合わせたワインは、(散財しない程度の)あるシャトーのピノノアール。

読者の皆様も、大切な人と、オーベルジュを堪能することをお勧めします。
(とは言っても、日本で本格的なオーベルジュは、
 僕が知っている限り、この「オーミラド」だけですが。
 予算は、ワイン次第ですが、お二人で10万円程度。
 大切な人と、大切な日に、大自然の中で思い出に残るディナーを。)

翌日は、睡眠不足にも関わらず、久しぶりの箱根ドライブ。
芦ノ湖スカイライン~伊豆のオフロードコース「モビリティーパーク」。
リアアクスルを、ちょいと岩にブツけた(笑)
1時間ほどオフロードを楽しんだ後、ランチは、沼津の「鮨文」。
新橋の第三春美が、「(ネタに仕事を加える)江戸前日本一」とすれば、
沼津の鮨文は、「(ネタにさほど仕事を加えない)新鮮ネタ日本一」だと思う。
こちらも、「地アジ」や「太刀魚」がサイコーだった。
僕は、どの魚も、それなりに熟成させ、その魚独特の旨みが出た頃が好きだが、
「単なる新鮮」もなかなかいい。
しかし、「生簀保管」された魚は、絶対にいただけない。
観て楽しいかもしれないが、生簀でストレスがたまり、やせた魚はおいしくない。

都心に戻り、そろそろディナーの時間。
極上のフレンチ⇒極上の鮨と続いたのに、いや、
極上のフレンチ⇒極上の鮨と続いたからなのか、
思い立ったディナーは、「びっくりドンキー!」(←あはは、2名で1800円程度)
しかし、これがうまかった。
食べ物における「価値と価格」を考え始めると、夜も眠れない。

至福のクリスマスだった。


<My Birthday>

僕の43歳最初のディナーは、
自宅近所の「吉光」(←鮨屋)にて、静かに過ごした。
河豚シャブや、ノロウィルスのグラタン、じゃなかった、牡蠣のグラタン、
さわらの西京漬けなどを、ひれ酒にて。
自宅に帰り、ふと思い立ち、昨年の「クリパ2005」にて、
受講生の皆さんが作ってくれた僕へのバースディメッセージDVDを観る。


<この1年を振り返る>

このDVDは、僕の宝物。
「めんどくせぇーなぁ~~」とか、「やりたくねぇーなぁ~」と感じたとき、
このDVDは、僕をして、初心に帰らせてくれる。

何のために投資家教育をしているのか、
何のために自ら考えることの大切さを伝えるのか、
それを思い出させてくれる。
その理念は、極めてシンプル、「社会にプラスの価値を提供したい」。
ただそれだけだ。
理念は、シンプルな方がいい。

DVDには、今年のクリパでも共に過ごした仲間も写っている一方で、
このところ再受講やイベントに参加しなくなった顔ぶれもあった。
寂しいとは思わない。
きっと、彼らは、僕から学ぶことを学び、
自身の仕事や生活に生かしているのだろう、と思うことにしている。
それでいいと思う。

自分以外のものは、手放さなければならないときが必ず来る。

それを認識し、その上で愛することができれば、本物だと思う。

10年後、20年後の彼らの活躍を見るのが、今から楽しみだ。

<母への感謝>

ここに書いても、母はネットを見ないので、ほとんど意味が無いが、
「僕を生んでくれてありがとう」。

「生まれてこれただけで、ボロ儲け」。

忘年会&クリスマス&誕生日&正月が一気にめまぐるしく流れるこの季節、
せっかくいただいた「一生というギフト」を、大切に生きて行きたいと、
毎年思う。

来年も、そんな年末年始を、自らの手で創りたい。

2006年12月27日 板倉雄一郎

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