板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト

feed  RSS   feed  Atom
ホーム >  エッセイ >  ITAKURASTYLE  > ITAKURASTYLE「オープンセミナーランナップ」

ITAKURASTYLE「オープンセミナーランナップ」

週末は、久々のオープンセミナーでした。

いつもの通り、非常に楽しい時間を過ごすことができたことに、ご参加頂いた約140名の皆さまにこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございました!

新人パートナー木村氏による有価証券報告書の読み解き方セミナーに続き、僕の2時間の講演をさせていただきました。

現在の活動を始めてからというもの、オープンセミナーでは、これまでファイナンスの基礎、DCF法の基礎、ビジネスモデルとバリュードライバーの解説など、いわゆる経営や投資に関わる「お金の知識」について講演させていただきましたが、今回は、「失格社長の10年」と題して、「社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由」のリリースから現在に至るまでの僕の活動について、そのプライベート部分も「ちょっとだけ」話ながら、いくつかの経験に基づくメッセージをお伝えしました。

 1、失敗したり悩んだりしたときには、「何もしない時間」を積極的に確保すべき。
 2、失敗の原因を、他人や環境に帰すのではなく、すべて自分の中に探すことができれば、自分を変えることによって、少なくとも同じ失敗の繰り返しを避けることができる。
 3、物事の学習は、「オンデマンド」によって初めて身につく。
 4、経験に基づく知識は、机上の学習を遥かに凌ぐ。
 5、人材教育という現在の事業を行っている本質的な意味。
 6、経営資源と経営スタイル(←事業リスク)の合致が事業の成否を分ける。
 7、たとえベンチャーであっても、「走りながら考える」という経営より、「走る前に十分検討し準備を重ね、走り出したら一気にに進めること」が合理的であること。
 8、人生の資源の中で最も重要なのは時間である。
 9、企業にも個人にもバランスシートに載らない資産を保有している。
10、僕が失敗から復活する過程で自ら採用した「インセンティブ(笑)」について。

などなど、ここでは書ききれない(というか思い出せない(笑))話を、僕の経験に基づきながら2時間たっぷり話させていただきました。

そして、この場ではあまり書きたくないのですが、僕の過去の失敗の「後始末」の展望について、やや具体的に話させていただきました。

久しぶりのファイナンスから離れた講演は、なんだかとても楽しかったのでした。
参加された方々が、僕の話から、なんらかしらのハッピーに生きるヒントをお持ち帰りいただけたのであれば、なおうれしい限りです。

次回の当事務所によるセミナーは、7月26日~27日開催予定の「合宿セミナー」です。

本日中には募集を開始することができると思いますので、ご興味のある方は、是非ご参加ください。

2008年6月30日 板倉雄一郎

P.S.
会場に入り、講演台に向かうまでの間、会場のかなり多くの方々からの、
「うわぁ~、本当に痩せたなぁ」
という声を聞き逃しませんでした(笑)

努力した甲斐がありました!

P.S^2:
そういえばこのところ、割と積極的にメディアの取材などに応じています。
一時期、取材や出演の依頼が殺到し、本業(ってなんだ?)に差し支える状況になり、しばらく取材や出演をお断りしていましたが、少し落ち着いたので(←断ってばかりいるうちに人気低下?)現在は、取材や出演に前向きに取り組んでます。

雑誌などの取材がほとんどですが、今週は、J-WAVEの朝の番組「POWER YOUR MORNING 」(毎週月~木曜日 6:35AM~6:45AM)に毎日声で出演しています。
PodCastでも聞けるみたいです。
よろしければどうぞ。





エッセイカテゴリ

ITAKURASTYLEインデックス