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ITAKURASTYLE「セミナーランナップ~楽しむということ」

週末の2日間は、
第14回「実践・企業価値評価シリーズ」第14回合宿セミナーでした。

毎度のことですが、楽しかった!
そして、すべての過程が終了した後の「打ち上げ」時には、へとへと(笑)
今回は、打ち上げを途中退散させていただきました。
受講生の方々、ごめんなさい。


ところで僕は、過去のエッセーや取材、そしてDVDなどで、
「楽しむ」ということについて何度も表現してきました。
たとえば・・・
「優秀な人材は、楽しんでいる人の下に集まる」とか、
「人生を楽しんだ者の勝ち」とか、
「~を楽しんでください」とか、
「御疲れ様」は禁句で、「お楽しみ様でした」とか。

僕の人生の最大のテーマは、「自分自身が楽しむ」です。
しかし、当たり前ですが、
人が人に良く評価され、人と交流することを欲している以上、
「自分だけの楽しさ」など、ありえません。
たとえ「モノ」を手に入れることによる「一時的」な楽しさを得られたとしても、
そのモノさえ、誰か他人が創り上げた場合がほとんどですから、
結局のところ、人は、その「モノ」を媒体にして、
誰か他人と接したいと思っているわけです。

ふてくされた態度の人と接して、楽しく過ごせると思う人は少ないでしょう。
不平不満ばかりの人とは、なるべく接したくないと思う人は多いでしょう。
ふてくされた態度、不平不満を言っている自分・・・
それは、自分自身が招いた結果に過ぎません。

仮に「気に入らない上司」や、
「無理を言うクライアント」に対する不満を感じたとしても、
そんな人を相手にする環境に自らを置いたのは、自分自身です。
借金まみれで苦しんでいる自分がいたとしても、
その借金は、根源的には自分自身が作ったものです。
目の前の「難題」と格闘している自分も、
自分自身がその場に自分自身を置いたのです。
難題解決を楽しむ方が得策です。

「五体不満足」や「先天的な病気」など、
自らの意思ではどうにもならない環境だとしても、
それに不満を抱いていたところで、問題が解決するわけではありません。

与えられた環境であれ、自ら創り上げた環境であれ、
「今、自分がおかれた環境」であることに変わりはありませんし、
その環境で過ごす「時間」は、必ず過ぎてゆきます。
過ぎてしまった時間をやり直すことは、絶対に出来ません。
今日一日は、明日になったら取り戻すことが出来ません。
今日一日を、楽しく過ごしても、不平不満だらけで過ごしても、
どちらにしても、一日は一日です。

だったら、楽しく過ごすように努力したいものです。
与えられた、または、自ら創った環境の下、
自ら「楽しむための努力」をすること自体が楽しいことですし、
そんな努力が、「楽しかった過去」を創りだすのだと思います。

「楽しい時間」は、自らの手で手に入れるべきことだと思うのです。


週末の2日間、僕は(芳しくない体調を受け入れながら)、
楽しさを手に入れることが出来ました。
そこに居る多くの方々に、喜んでもらい、楽しんでもらうことで、
僕自身は楽しさを享受することができました。
ハッピーでした。

セミナーの初日の朝、集まってくれた受講生に対する僕の第一声は・・・

「皆さんの貴重な2日間を、
 我々と過ごすことに投資して頂いてありがとうございます。
 だらだら過ごしても2日間は2日間。
 脳みそに汗をかきながら、講義に集中しても2日間は2日間。
 どのように過ごそうが、2日間という人生の貴重な資源は消費されます。
 この2日間が、皆さん自身の将来のための有益な投資になるかどうかは、
 皆さんの取り組み方次第です。
 2日間、楽しみましょう!」

楽しさは、他人から与えられるものではありません。
自らの手で、掴むものです。

楽しいであろう未来も、
楽しかった過去も、
今の自分が楽しむことによって創りだすもの。

Enjoy, Make Happy! (←かなりダブった表現ですが)

2006年4月10日 板倉雄一郎

PS:
渋滞にハマり、イライラしている自分を発見したら、
好きな音楽を聴くなり、楽しい計画を考えるなり、
大好きな異性を想像するなり、
渋滞でイライラしているほかのドライバーを観察するなり、
どんな環境でも自ら楽しみを作り出すことは出来るものです。

PS^2:
ある受講生から、
「板倉さんはほんとに楽しそうに講義するんですね」と言われました。
そんなこと言われると、ほんとに楽しくなります(笑)

PS^3:
楽しかった。
でも疲れた(笑)
本日は、プールでゆっくり静養します。





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