このところ、いわゆる「IT関連上場企業」のCEOに何気なく電話すると・・・
「僕は関係ありません、僕は関係ありません、僕は関係ありません」と、口をそろえて言うんです。(笑)
何も「お前も悪だな!」なんてつもりで電話しているのではないのに・・・なんだか、切ないです。
ところで、個人投資家に苦言を・・・
IT関連企業にも、インチキもあれば、真っ当もあります。
IT関連企業ではなくとも、インチキもあれば、真っ当もあります。
「十把一からげ」で、投資対象を選んでいるようでは、投資は絶対に成功しません。
投資とは、「価値と価格の交換」です。
「価格」は、チャートを見れば誰でもわかります。
「価値」は、しっかり知識を身につけなれば把握できません。
「自分が支払った価格で、何を手に入れているのかわからない」のであれば、投資なんてするべきではありません。なぜなら、株式投資で長期で延々と成功するためには、「支払った価格以上の価値を手に入れる」という条件が必要不可欠だからです。
「企業価値」について理解できないのであれば、株式投資などしなければ良いのです。ライブドア株で損をした人、単なる自業自得です。
これらは、後付で書いているのではありません。僕は、昨年の騒動の頃から、ライブドアのインチキ経営を見抜き、それをこのWEBのブログで、再三に渡り書いていました。(後付ではない証拠はいくらでもあります。)
ライブドアショックで、ライブドアと関係の無い企業の株式を、ビビッて売り逃げた人や、一時の「価格の下げ」で、ぼやいている人を見たら、こう言ってあげてください・・・
「君は、価値算定ができないんでしょ?
株式投資なんて、やめたらどうだい?」と。
一方、一時的な「価格の下げ」で、喜んでいる人を見たら、こう言ってあげてください・・
「君は、価値算定が出来るんだね。
きっと投資で成功するよ」と。
あらゆる経済的取引は「誰かの価値と、誰かの価格の交換」なのです。
「価値」を把握できないものに「価格」を支払うのは、それこそ馬鹿げていることなのです。
【参考エッセイ】
⇒ ITAKURASTYLE「バーゲンセール」
このエッセイの「PS部分」を特に良くお読みください。
2006年1月22日 板倉雄一郎