<年率30%>
「年率30%程度で十分だ」と思えるようになってから、
不思議といろんなことが、うまく行くようになった。
売上高も年率30%程度伸びればいい。
資産も年率30%程度伸びればいい。
自分の能力も、雰囲気30%ぐらい伸びればいい。
それ以上を取りに行こうとすると、本人の「余裕」が失われて、
リターン以上のリスクにさらされ、まあ、いい結果にならないことが多い。
でも、年率30%複利を10年も続ければ、14倍にもなる。
20年も続ければ、200倍にもなる。
<人を見る目>
凶悪な犯罪における犯人について、隣人がテレビのインタビューに答え、
「挨拶もしっかりする人だったから、
あんな事件を起こすようには見えなかったけどねぇ」
などと発言することは、割とよくある。
「人」は、多種多様、出す部分もあれば、出さない部分もある。
それが人だ。
そもそも同じ生物の「人」が、「人を見る目」など持っていないのだろう。
「経営者として」とか、「投資家として」とか、
「(異性にとって)都合の良い人かどうか」とか、
ある一定の「評価の範囲」を定めれば、
人の評価もある程度、人によって実現可能だと思う。
けれど、「人のすべて」を評価することなど、人には到底不可能だと思う。
ただ、結果として「いい人に恵まれた」と思えるとき、
その人に出会ったときの「自分の状態」には、一定の傾向がある。
自分が、精神的にも、肉体的にも、経済的にも、「余裕」があり、
且つ、未来に対する希望を持っているときに出会う人は、
多くの場合、その人を厳密に評価せずとも、「いい人」だったりする。
結局は、自分の状態次第だと、最近つくづく思う。
自分の状態がよければ、良い相手にめぐり合う。
人生は、めぐり合う人によって、決まるといっても過言ではない。
<再び年率30%>
年率30%程度が、少なくとも僕にとっては、ちょうどいい。
自分が、とても平穏で居られる。
そして、いい人にめぐり合える。
投資家として一世風靡しても、直後に奈落に落ちる人。
起業家として一斉風靡しても、直後に奈落に落ちる人。
タレントとして一斉風靡しても、直後に奈落に落ちる人。
彼らは、年率100%以上を望んでいたのではないだろうか。
そんな風に思う。
無欲が良いことだとは思わない。
けれど、欲を出しすぎると、いい結果にはならない。
人生を均してみれば、大きな違いはないのではないだろうか。
2006年11月15日 板倉雄一郎
PS:
今日は、新しく調達したLenovo X60が届いた。
なので、終日セットアップに追われる。
このマシンも、2004年春に調達したX40同様、これから3年ほど使いたいと思う。
インプレッションは、しばらく使った後にでも。