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ITAKURASTYLE「第一回ビジネスプレゼン大会ランナップ」

昨日(2006年10月1日)は、当事務所主催「ビジネスプレゼン大会」でした。

ビジネスプレゼン大会とは・・・
「実践・企業価値評価シリーズ・合宿セミナー」の卒業生の中から、
これから新しい事業を行おうとする方や、
すでにビジネスを稼動している方が、
ビジネスの価値を増大させるために、様々な調達を行うための場です。
プレゼンをする目的、および、聴衆として参加する目的は・・・

1、事業の資金調達(卒業生は、ベンチャーキャピタリストや資産家など多数)
2、事業の人材調達(卒業生は、すべからく優秀なビジネスマンです)
3、事業のアイデア募集
4、事業の提携先募集(卒業生の中には、企業家や商社マン多数)

などです。

とても楽しく、そして実利のある大会でした。

プレゼンテーションされた事業の概要については、
僕自身も当日のNDA(=Non Disclosure Agreement=機密保持契約書)に
サインアップしている関係で、この場では書けませんので、
(というか、僕自身も関わる事業についてプレゼンしました)
この場では、
「プレゼンテーション」に関する昨日の僕の印象を書かせていただきます。

そもそも、「プレゼンテーション」とは、
「自分が何者か、何かをしたいのか」を伝える行為です。
多くのビジネスマンは、「売りたい商品」の「説明の場」と考えているようですが、
本質的には、
1、僕は、この商品(や事業)の可能性を信じている
2、僕は、この商品(や事業)があなた(=プレゼンを受ける人)にとって、
  極めて有益なことであると信じている。
3、僕は、この事業のことなら、何でも調べて知っている。
4、僕は、この事業を社会のために実現したい。
そんな「想い」を伝える行為だと思っています。

昨日のプレゼンテーション大会にて、僕が感じたことは・・・

「皆さん価値ある事業を考案(または実施)しているのにプレゼンがいまいち」
と言うことでした。

そんなこんなで、僕は当日、
「具体的にはこうやるんだよ」を示すために、
僕が抱えるある事業を例に・・・
1、プレゼンにおけるティップス
2、そのティップスに基づいた現実的なビジネスのプレゼン
を行ったというわけです。

プレゼンにおけるティップス・・・(この場ではちょっとだけ)
1、最初の一分で、相手に興味を抱かせなければ、プレゼンは失敗。
2、大成功のプレゼンとは、相手の「質問」に答えるカタチで情報を伝えること。
(↑ 相手の興味に従って、その情報を伝えること)
3、「すべてを話そう」とするプレゼンは、イケテナイこと。
4、相手の質問には、ストレートに答えること。
4、プレゼンの成功は、相手が「次の予定」を求めてくることによって判断。
などです。

ある意味、僕は、
「プレゼンテーション」によって、生きてきたと言っても過言でもありません。
さらにある意味、人の価値の多くの部分は、
「コミュニケーション能力」に依存すると言っても過言ではありません。
その意味で、プレゼンテーションは、人が生きてゆくうえで、
非常に重要な行為だと思うわけです。

(詳しくは、当事務所のプロダクツではありませんが、
 「非常識な経営論」ヴィジョネット社をご覧ください。
 このDVDでは、まだ未熟だった僕が、
 「お金はゲームの点数」と答えていることが、心残りです。
 今では、はっきりと「お金は社会に対する議決権」と答えます。)

なお、
(出版社は決まっていませんが)「プレゼンテーションの方法」なる本を、
近々書いてみようと思います。

結局のところ、私たち「人間」は、人の間に存在することによって生きています。
プレゼンテーション(=コミュニケーション能力の一部)は、
人が生きてゆくうえで、非常に重要な行為であることは間違いないでしょう。

ビジネスプレゼンテーション大会は、昨日の成功を受けて、
定期的に開催する運びとなりました。
次回以降がとても楽しみです。

2006年10月2日 板倉雄一郎

PS:
僕が自身のプレゼンテーション術を鍛えたのは、
20年ほど前に通った「テレクラ」でした(笑)
テレクラにおける「相手=女性」は、見ず知らずの人間ですし、
彼女は、僕の「声」や、「言葉」が気にいらなければ(=興味を持たなければ)、
受話器を置き、電話を切ってしまうことができるわけです。
この状況で、相手の気を惹き続けるためには、
「短時間の間に自分を伝えること」や、
「伝え方に好感を持ってもらえること」が非常に重要です。
そんな「テレクラ活動」は、その後の僕の人生の役に立ちました。
今では、ビジネスはもちろんのこと、
お食事会などでもその経験が役に立っています。
(↑ 僕はアホか!(笑))

 





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