板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「クリパ2007ランナップ」


先週末(2007年12月15日土曜日)は、板倉雄一郎事務所主催のクリスマスパーティー2007!でした。
クリパ会場は、2006年と同じくお台場はホテル日航東京。
集まったのはセミナー卒業生を中心におよそ100名。
一次会は、大広間ペガサスにて立食とゼロサムゲームとビンゴゲームなど、
二次会は、海の見える宴会場にてWiiのゲームによる賞品争奪など、
三次会は、ロイヤルガーデンスイートにて朝までそれぞれ勝手に語り合う。
(今回は、三次会でも50名ほどの方々に参加いただきました)
セミナー卒業生や事務所パートナーの中から、自らの意思でクリパ実行委員を務めてくれた方々の業務と創意工夫のおかげで、今年も例年以上にすばらしいパーティーでした。
彼らクリパ実行委員によるクリパに至る経緯は、こちらのブログでご覧いただけます。
「自ら参加することを通じて楽しむ」という彼らの姿勢が手に取るようにわかると思います。
この場を借りて、クリパ実行委員の方々へお礼を申し上げます。
楽しく、豊かな時間をありがとうございました!
いろいろ書きたいことがあるのですが、今年は最も印象に残ったことを一つだけ書いてみたいと思います。
「楽しみたい人だけで作るパーティー」
一言で言えば、上記の通りです。
「パーティーなんだから、そんなの当たり前だろ!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、この時期たくさん開催されるクリパだとか忘年会だとかのすべては、本当に「楽しみたい人だけで作るパーティー」でしょうか。
主従関係に基づき、半ば義務として参加するパーティーだったり、
積極参加に見えるが、その実「義理」に縛られたパーティーだったり、
仕事が忙しいのに無理やり頼まれた幹事業務だったり、
とにかく参加費用がもったいないと思いながらも仕方なく参加するパーティーだったりすること、結構あると思うのです。
でも、このコミュニティーのパーティーは、確かに「楽しみたい人だけで作るパーティー」でした。
なぜそんなことがわかるのかって?
それは、実行委員も含め、すべての参加者が終始満面の笑顔を浮かべていたからです。
ゲストもホストも無く、サービスを提供する側もサービスを受ける側も無く、リーダーもサブも無く、とにかく積極的に何かに参加することを通じて自ら楽しむ、そんな参加者によって作られたすばらしいパーティーでした。
とにもかくにも、「楽しさ」を味わう条件は、自らすすんで参加すること、に尽きるのではないかと思います。
いつまでも、そういうコミュニティーであり続けることができればと思う次第です。
世の中、「しがらみ」に縛られ、依存しながら生き続ける人が多いように思います。
しがらみが、多くの人をして、失敗を公表できずに没落する。
しがらみが、多くの人をして、自立を妨げる。
しがらみが、多くの人をして、本当の豊かさを得るチャンスを失う。
しがらみは、しがらみが何かしてくれると思う心によって作られる幻想に過ぎないということを認識できれば、たくさんの人が真の豊かさを感じることができるのに、と思います。

「寂しいのは仕方が無いが、後悔はしたくない」
一次会の最後にマイクを渡された僕が話した内容について、少々・・・
2007年は僕にとって辛い出来事がありました。
僕の愛犬「雄太(ゴールデンレトリーバー11歳)」のがん発病から3ヶ月に渡るキャンプ&看護生活。
その末の他界(6月1日)。
彼の他界から半年が経過した現在でも、「また会いたい」と思う寂しさはぬぐえていません。
けれど、彼と過ごした11年半を後悔することはありません。
僕は、彼の生前、可能な限り彼と接することを楽しんできたからです。
大切な人を失ったときの悲しさや寂しさを取り除くことはできないと思います。
けれど、生きているうちに、会うことができるうちに、可能な限り接することができれば、後悔を最小限にすることはできるはずです。
葬式や、何回忌などは、「生きている人のためにやる行事」です。
本当に大切なことは、大切な人が「生きているうちに」可能な限り接することだと思います。

「表情があり、声があり、体があり、そして言葉がある」
このコミュニティーは、このサイトに表現される僕の言葉によって集まりました。
その意味で、出会いのきっかけは、ネットによるものです。
けれど、セミナーや、クリパなど、リアルミーティングを通じてコミュニケーションを行うことは、目の前に、彼らの表情があり、声があり、体があり、そして言葉があることをいつも強く認識させてくれます。
ネットの中だけで世界観を作る方々が増えているようですが、人間である以上、やはり「リアル」があってこそ、だと感じます。
これからもネットを仕事に遊びに最大限に「利用」しようとは思いますが、ネット中だけで終わらないリアルをベースに活動を続けたいと思います。
クリパは、リアルの大切さを再認識させてくれました。
それにしても楽しかった。
そして、とっても豊かな時間でした。
すべての出会いに感謝です。
2007年12月17日 板倉雄一郎
PS:
僕の誕生日祝いのために、お手製の素敵なケーキを作ってくれた当事務所パートナー吉原氏の(将来の)奥様、ありがとう!
おいしかったです。
今年も、ケーキにダイブしてしまいました!(笑)
2008年は、この吉原氏のほかにもう一名、当事務所のパートナーが結婚します(既に入籍しているので、正確には、結婚式をやります)。
そして僕が知っている限り、2008年には、セミナー卒業生の何名かが結婚する予定です。
幸せそうで何よりです。
現在の活動の起源になった名古屋の濱ちゃんをはじめ、遠方から参加いただいた方々、ありがとう!
お楽しみさまでした!
そして、本業も忙しいはずなのに、しっかり楽しみながら豊かなクリパを実現してくれたクリパ実行委員の方々、ありがとうございました。
PS^2:
「感動した言葉」・・・
クリパに参加したセミナー卒業生のN氏夫妻に、不幸で幸福な出来事がありました。
N氏の奥様がパーティー中、トイレの洗面台に結婚指輪を忘れ、慌てて戻りましたが、心無き者というか、手癖の悪いばか者に奪われ紛失してしました。
落ち込んでいる奥様に、N氏がかけた言葉は・・・
「そんなのモノなんだからいいじゃないか。
 また新しいの買って上げるよ。」
果たして僕に同じ言葉が言えるだろうか・・・
このご夫婦、結婚暦5年ですが、「かすがい」は居ません。
すばらしいご夫婦関係を拝見させていただきました。
あっぱれです。
無くしたモノの価値以上の価値を持つ言葉を得られたことにおめでとうございます。
(としかいえませんけれど・・・)





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