板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「セミナーランナップ」


先週末(2007年7月28日?29日)は、
実践・企業価値評価シリーズ第26回合宿セミナーでした。
セミナーそのものについては、前回同様、非常に楽しかったのですが、
今回のセミナー受講者は、これまで続けてきたセミナーとは、「受講に至る経緯」に大きな違いがありました。
セミナー第1日目の朝、僕は、僕の講義を始める前に、新規受講生の方々と、簡単な挨拶と名刺交換をします。
このとき初めて、セミナー申込みフォームに記載されているお名前やご職業そして受講動機と、実物のお顔や雰囲気をリンクすることができるのですが、簡単な会話の中で、「受講に至る経緯」をお聞きするときがあります。
何人かの新規受講者に受講に至る経緯をお聞きしたところ、
「サーチエンジンで見つけてすぐに受講しようと思った」
といった受講に至る経緯をお聞きしました。
ふと気になり、新規受講者すべての方に質問をしました。
「僕や当事務所の存在を『初めて』知ってから、本日の受講に至るまでの期間が3ヶ月以内の方、挙手をいただきたいのですが」
その結果は、新規受講者の「過半数」の挙手でした。
これまでの開催でも、「サーチエンジン経由でエッセイ発見⇒即受講」という方も確かにいらっしゃいましたが、過去に「社長失格」をお読みいただいていたり、現在の活動とは全く無縁な「お遊び時代」の日記「懲りないくん」をリアルタイムでお読みいただいていた「古くからの読者」や、「ライブドア騒動」をきっかけにエッセイをお読みいただくようになった読者の方々が受講生者の大半でした。
今回のように、ここ数ヶ月で当事務所の存在を「初めて」知り受講に至った方々が過半数ということには驚きましたし、当事務所の活動の「転機」でもあると感じました。
現在の活動とは直接関係のない過去の活動が、現在の活動に生かされている「起業ステージ」から、現在の活動が直接、現在の活動を継続する要因になる「成長ステージ」への変化に、僕自身も対応するべきときだと思った次第です。
ハイパーネットの倒産と僕自身の自己破産から今年でちょうど10年。
方向感の定まらない活動を続けた10年でしたが、
柵(しがらみ)を捨て、
他人に依存することを極力なくし、
自分の価値観を信じ、素直に従うということだけは一貫してきました。
その結果、
多くの読者の方々の支持を得られたことが幸いし、現在に至っています。
活動ステージが変わっても、以上の活動理念を変えずに、現在の活動を継続できれば幸いです。
知識や経験の積み上げと「その検証」を通じ、
「信じられる自分」を守り続けること。
想いや知識や経験を、毎日何らかの形で表現し「続ける」こと。
つまり、自分を見失わないこと、をこれからも継続したいと思います。
第26回合宿セミナーへいらしていただいた新規受講生の方々、再受講生の方々、そして僕の活動に共感し自らの持つ知識という価値を惜しみなく提供してくれるパートナーの方々へ、この場を借りてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
今後とも、互いに楽しむことができる継続的関係をどうぞよろしくお願いいたします。
2007年7月30日 板倉雄一郎
PS:
早速ですが、次回の「合宿セミナー」は、大阪開催。
詳しくは、こちら。
また、次回の東京開催は、10月下旬を予定しています。
詳細が決まり次第このサイトで募集を開始しますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、「セミナー開催お知らせメール」にご登録いただければ、セミナー開催が決定し次第、登録いただいたメールアドレスに情報をお届けいたします。
当事務所の合宿セミナーは、(その価値を判断せず価格「だけ」を見て判断される方から)「非常に高い!ぼったくりとちゃうのか!」と評される場合が稀にあります(笑)
詳しくは、今週末の「お知らせエッセイ」にて記述しますが、その「価値」と「価格」を相対的に評価すれば、決して高くはありません。
お伝えする知識の価値もさることながら、(←しかし、これは実際に受講されない限り感じていただけないのですが)、たとえば、「セミナー実施期間」を考えただけでも、一日(12時間)辺りおよそ7万円です。
(初受講では28万円で2日間ですが、1回目の「再」受講は、2日間で「無料」ですし、2回目以降の「再」受講は、2日間で5000円です。ただし宿泊費、食費などは別途必要。)
その上、再受講を繰り返し受講されれば、「一回辺りの受講料」は、理論上限りなく5000円に近づくわけです。
もちろん、講義で使う個別評価対象企業は、基本的に毎回異なります。
こんな(価値に対して価格の)安いセミナーって、他にない、と僕は思います。
価値を評価せず、価格だけで「高い安い」を判断している時点で、セミナー受講はおろか、株式投資で成功することなどできるはずがありません。
株式投資に限らず、あらゆる経済活動は、「誰かの価値と、他の誰かの価格の交換」です。
価格「だけ」を見て、高い安いを判断できる人は、この世に居ないのです。





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