板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「Priceless」

先回の「サプライズ」が起こってから、まだ二ヶ月と経っていないのに、またやられました。(笑)

昨日(2005年12月17日)、この日以外に無いだろうという絶好の日程での「板倉雄一郎事務所主催クリスマスパーティー」が明治記念館で開催された。

600名以上の卒業生の中から、およそ100名弱の方に集まっていただいた。当事務所主催とは言っても、クリパ実行委員に入っていない僕は、何か「やられそうな感じ」はしていなくも無かった。

で、案の定。またしても。やられてしまった。

クリパの最中、「Video letter for Yuichiro Itakura」なる、クリパ実行委員作成による、ビデオが上映された。これまでの合宿セミナー卒業生、パートナー、そして(一体いつアポを取って撮影してきたのか)永沢徹弁護士、サイバーエージェント藤田社長からのメッセージも収録されていた。

何せキャラの濃い、個性的で、かつ、芸達者なパートナーや卒業生のビデオレターだから、大いに笑わされた。ここまでは、笑いと、メッセージを頂いた事への感謝だった。

が・・・クリパも全ての予定が終了する頃、また、ビデオを流すと言う。先のビデオレターのデキが、サイコーによかったので、また笑わせてくれるのかな???なんて思いながら、ビデオ鑑賞がスタートした。(「映画鑑賞」じゃなくて「ビデオ鑑賞」ね(笑))

2004年、名古屋でスタートした企業価値評価セミナー、そして今日に至るまでの、わずか一年半ではあるが、その歩みが収録されていた。

オフコースの「言葉にならない」がBGMで流れ始めたとき「きっとこれも笑いのための前座かな?」などと思っていたが、笑うことができなかった。

「板倉に会えてよかった!」と言ってくれる人が、僕が死ぬときにたくさんいるように」ハイパーネットの倒産で、多くの方に損害を与えてしまった僕は、倒産後、この信念をずっと大切にして、活動を続けてきた。

彼らには、その想いが通じたようだった。僕のこれまでのセミナーでの発言が、セミナー風景と共に描かれたこの作品、会場では何とか堪えたが、プレゼントとしていただいたDVDを自宅で再び観たとき、こみあげる熱いものを押えることはできなかった。

「たった一人で始めた活動、最初は小さな小さな一歩だった。
 やがて少しずつパートナーが集まり、
  
そして素晴らしく魅力的な受講生たちが、
   日本中から、そして世界中から集まった。」

こんな泣かせるフレーズがスーパーインポーズで流れる。
そして、締めくくりのフレーズは、「あなたに会えてよかった」。

これ以上は想像も出来ないほど、果てしなく幸せだった。

そして、知識を伝え、価格を頂く側のパートナーも、知識を得、価格を支払う側の受講生も、混然一体となって動いている。まさに、経済活動は価値交換に過ぎないということだ。

価値と価格の交換が、フェアバリューで継続できれば、どちらが偉いとか偉くないとか、そんなことは起こりえない。最高の人たちと出会えて、本当によかった。

この場を借りて、僕の活動に価値を感じ、何らかの形で参加いただいた方々にお礼を書きたい。

僕の方こそ、「あなたに会えてよかった」。ありがとう。
(会場では、BGMの歌詞の通り、「うれしくて、うれしくて、言葉にできなかった」)

受講生からのビデオレターの中で、何人かの方が、話してくれた・・・「板倉さんから得たことに、何かお返しをしたい」と。ありがとう。

でも、そんな必要は無い。みなさんが得たことは、僕に返すのではなく、みなさんの友人、家族、恋人、つまり大切な人に伝えることでしか返せないと思う。

あえていうなら、それが僕の描いているヴィジョン。セミナー卒業生が、セミナーの内容をしっかり理解した上で、大切な人にそれを伝えることが出来れば、我々のセミナーの需要は減るかも知れない。

しかし、我々の本来の目的は、銭稼ぎではなく、多くの日本人の経済的教養を高めることにある。(もちろん、活動を継続するために、フェアバリューと思われる程度の価格は頂く必要があるけれど)だから、是非、得た知識を、なるべく多くの人に、「正確に」伝えて欲しいと思う。

僕は、みなさんと出逢えて、そして末永く御付き合いさせていただくだけで、十分、返していただいていると思う。

今年出逢ったすべての人に、感謝します。

そして、「今度こそ」、彼らと末永い御付き合いが出来るように、僕は出来る限りのことをやって行きたい。

プレゼントで頂いたDVDもすばらしいが、そんな記録媒体より、今そこにいる彼らが僕の宝物。

こんなすばらしい夜は、絶対にカネで買うことはできない。

2005年12月18日 板倉雄一郎

PS:
更に、場所を移しての二次会。ここでは、ちょっと早めの僕の誕生日会をやって頂いた。

当事務所のパートナーで、「道具としてのファイナンス」の著者である石野氏から、とんでもない「道具」をプレゼントされた(笑)う~ん、使ってみるか、どうするか・・・・流石にこれは、使っても、その感想をここに書くことは不可能(笑)密かに楽しもう・・・うふふ。

PS^2:
更に、更に、場所をカラオケに移しての三次会。結局、自宅に到着したのは、午前6時頃だった。素晴らしい夜だった。年末の夜、僕が彼らに提供した価値以上の素晴らしい価値をみなさんから頂いた。

2006年は、今年以上に、価値提供に努めなければ、僕の方こそ彼らに「お返しできない」。また借りが増えたな。(笑)

PS^3:
今朝(と言っても昼だけど)、ケータイの留守電を聞いたら、「警視庁第五機動隊」からの留守電。着信時間は、カラオケ真っ最中の午前5時。「僕、何かやっちまったのか????」恐るおそる電話をしてみると、なんと今朝午前5時ごろ、フェスタ飯倉(3次会のカラオケ会場)の駐車場で、酔っ払いが僕の車を散々蹴飛ばしていたという。その「音」に気がついたロシア大使館の駐在が、その酔っ払いの身柄を確保し、現在麻布警察署に留置しているという。

はぁ~~~~~~~???? 早速、僕のおんぼろボルボを確認してみた。

あるある、凹みと傷。

で、どうなるんだろう???彼らは、「器物破損」という刑事で動くだろうが、損害賠償という民事では動いてくれない。

結局、僕は泣き寝入りか・・・でも、こんなことが起こっても、おんぼろボルボはヘーキ。もしこれが、ローンで買った(=資本コストを支払いながら買った)1,000万円オーバーのメルセデスやフェラーリ、いや、マイバッハだったら、ヘーキではいられないだろう。

やっぱ、所有って、リスクが大きい。ちゃんちゃん。

でも、たまには、カートでも、実車のFISCOでもいいから、サーキットは走りたいです。





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