先週末（9月22日?23日）は、第1回大阪合宿セミナーでした。

当事務所としては初の東京以外での合宿セミナーでしたので、
(1)受講生は集まるのか？　再受講生はどれほどきてくれるのか？
(2)セミナー会場や宿泊用のホテルなどの事務手続きは？
などの不安がありました。
が！
2日間を振り返ってみると、不思議なことに、これまで以上に円滑にセミナーを進めることができたと思います。
ホテルは、会場に隣接していましたし、
会場も2日間のセミナー実施に十分耐えうる設備でしたし、
昼食のお弁当もおいしかったし、
懇親会の料理も場所も問題なかったし、
打ち上げの会場もよい雰囲気でした。
そして、
21名の新規受講の方々、およそ50名の再受講の方々が、いつもどおり「ナイスガイ＆レイディース」だったことが、最も重要な成功要因だったと思います。
とはいえ、やはりセミナーですから、弁当がいくらおいしくても、会場の設備が充実していても、受講生の方々に十分に知識を伝えられなければ意味がありません。
合宿セミナーの最終コマ「ワークショップ」は、それまでの2日間で僕たちが伝えた知識に基づき、受講生だけで企業価値評価を行い、2時間のワークショップ後に、いくつかのチームに企業価値評価の発表をしていただく場です。
このワークショップでは、毎回「とんでも株価」を発表するチームが居るのですが、今回は、すべてのチームが、「真っ当な知識」に基づいた「妥当なシナリオ」によって「妥当な株価」を算出することに成功していました。
僕の個人的なワークショップの楽しみは、受講生の発表するシナリオになんらかの「けち」をつけることなのですが(笑・・・もちろん明らかな間違いを指摘することを通じて知識を正確にお伝えすることが目的です）、今回に限っては、あまり「けち」をつけるところがありませんでした。
特に印象深かったのは、講義中にかなり基礎的なことで質問されていたある受講生が、ワークショップの発表では、皆が「なるほどぉ?」と思うようなシナリオに基づき、自信満々に発表していることでした。
ファイナンスや企業価値評価に関する知識は、このセミナーで得られた知識だけ。
しかし、彼は、評価対象企業の属する業界についてよーく知っているというわけでした。
（ワークショップ用評価対象企業は「任天堂」・・・つまりゲームです）
彼の評価を聞いていて、こう思いました・・・
企業価値評価に関する基礎的な知識など、
「知っているか知らないか、それだけなんだな」と。
彼の場合、ゲーム業界に関する知識は十分に持っていました。
が、それだけでは、ゲーム会社への投資にも、ゲーム会社の経営にもさほど役に立ちません。
しかし、僕たちが提供する企業価値評価に関する知識が加われば、現在持っている知識は、何倍もの価値に変化するというわけです。
僕たちが提供するファイナンスと企業価値評価に関する知識は、それ自体では何の役にも立ちません。
皆様のこれまでの知識や経験と「混ざり合う」ことによって、その価値が飛躍的に高まるのだと思います。
ファイナンスや企業価値評価の知識とは、いわば価値のアクセラレーターですね。
当事務所のセミナーを受講される方は、セミナー受講を何ヶ月も迷い、そして最後に「えいやぁ?！」で受講決意をされた方がほとんどです。
しかし、そうした経緯で受講された方も、受講後には・・・
「なんでもっと早く受講しなかったんだろう！時間がもったいなかった」
という感想を漏らす場合がほとんどです。
悩んでいらっしゃる方、悩むだけ時間の無駄だと思いますけれど。
次回開催は10月27日?28日の第27回東京開催です。
詳しくはこちらから。
皆様と2日間を共に過ごし、共に学ぶことをパートナー一同楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
また、大阪開催にご協力いただいた皆様へこの場を借りてお礼を申し上げます。
新規受講生の皆様、再受講生の皆様、そしてパートナーの皆様、
本当にありがとうございました。
2007年9月26日　板倉雄一郎
PS:
というわけで、とっても楽しく、とってもうまくいったのですが、僕は結構重い症状の風邪をひいてしまいましたとさ。
現在のセミナー事業を始めてから、不思議と風邪を引かなかったのですが、今回は遊び疲れも溜まっていたせいか、「ひき始めの対策」をしっかりしたつもりでしたが報われませんでした。
季節の変わり目ですので、皆様も体調管理に十分注意してください。
風邪引くと、人生の最も貴重なリソース「時間」の浪費になってしまいます。