板倉雄一郎事務所 Yuichiro ITAKURA OFFICE

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ITAKURASTYLE「プロフェッショナリズム」

まずは、これを読んでみて下さい。当事務所「実践・企業価値評価シリーズ」合宿セミナーの卒業生です。

以下、本文・・・

(僕は、昨年から警鐘を鳴らし続けてきた) メディアであれ、政治家であれ、学者であれ、何であれ、その人の「表現」の価値が社会の中で認められるためには、表現者の知識と経験と努力に担保された「一貫性」が必要なのだと思います。

しかし、もし、間違いを認識したら、大声で『間違っていました!』と、自らの間違いを認める覚悟も同時に必要です。

だから、ライブドアに対する手のひら返しの連中は、今、『間違っていました!』とハッキリ言うべきなのです。

「党の執行部から指示されて応援しただけだ」なんて言っちゃってる人は、要するに党の「従業員」だと言うことなのであり、間違っても「政治家」ではないと思うのは、僕だけではないだろう。

我々国民が、「選んだ」のが国会議員だ。だから、選んだ有権者も反省する「勇気」を持っていただきたい。

堀江君のインチキを見抜けず、彼を応援した政治家の罪は、非常に重い。小さな子供が、「ホリエモぉーん!」と叫び、彼を英雄だと思い込んでいた。

彼らの英雄は逮捕された。まだ容疑の段階ではあるが、幼い子供の心は、一体どうなるんだ。ライブドアに政治の「お墨付き」を与えてしまったが故に、素人投資家がライブドアに投資し、そして損失を出している。

投資する方もする方だが、政治家に責任が無いとでも言うのか。堀江君を支援した政治家は、辞職する程度では済まないだろう。辞職する程度では済まない世の中であって欲しい。

我々は、日本国民として、我々の持つ議決権(=投票権であり「お金の使い方」でもある)を、もっと大切に使わなければならない。

「郵政民営化」など政府財政のオフバランス「そのもの」には賛成する。しかし、オフバランス「そのもの」は、経済価値を生み出さないのです。

【参考エッセイ】
 ⇒ DeepKISS 第47号「政府財政のオフバランス」

では、どうすればよいか?

簡単です。真っ当な教育を行うことです。メディアや有名人の言うことに流されることなく、自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる人間を育てる。ただそれだけのことなのです。

この国の資源は、「人」しかないのですから。

ライブドアの経営が「ねずみ講」であったことなど、僕は、昨年の「フジ=ライブドア騒動」の頃から、散々指摘してきました。

【参考エッセイ】
 ⇒ KISS 第28号「株式分割と株式交換」

また、ライブドアによるフジサンケイグループ企業の買収の不毛についても散々書いてきました。

【参考エッセイ】
 ⇒ KISS 第36号「夫婦物語」

経済原理、市場メカニズム、企業価値評価の観点から、論理的に主張してきました。

彼らの行為が「違法」かどうかは、当時の彼らの経営内容を「公表された資料」から、分析するだけでも十分にインチキが判明します。

彼らの稚拙な「ねずみ講」に気がつくことが出来なかったのが、「素人投資家もどき」だけなら、話はわかります。

しかし、多くのメディア、有識者、経済学者でかつ政治家の人、経団連などが、「違法であることは分からなかった」などと、「自己防衛」のための発言をしています。

しつこいようですが、上場企業の経営者を評価するとき、違法かどうかなどということは極めて低次元の評価基準です。

昨年の「ライブドア=フジ騒動」の頃の「日付」の、このWEBの僕のエッセイを、今こそお読みください。

僕の主張が、彼らの違法性が発覚した後の「後付」では無いことが、お分かりいただけるでしょう。

オマケに僕のエッセイを読んで頂ければ、経済とファイナンス、そして株式投資についても相当に学べるはずです。

彼らの詐欺行為が発覚した現在、堀江君の過去の映像を見れば、だれだって「なんてやつだ、このインチキやろーめ!」と思うでしょう。しかし、僕は当時から、今皆さんが感じるような「インチキさ」を、はっきりと感じていたのです。

読み方・・・

1、エッセイカテゴリ内の「KISS(Keep it simple,stupid)」をクリック。
2、すると「Keep it simple,stupidインデックス」が下部に表示されます。
3、投稿日付やタイトルで読みたいエッセイをクリック。
4、該当するエッセイが表示されます。
5、再び、上記の1からを繰り返せば、すべての過去のエッセイがご覧頂けます。

 KISS第4号~KISS第55号のあたりが、昨年の「ライブドア=フジ騒動」に関するエッセイとなっています。

僕の主張は、しっかりしたファイナンス理論と経営理論、そして僕自身の経験に基づいていることがお分かりいただけると思います。

2006年1月26日 板倉雄一郎

PS:
と言うことで、次回のDeep KISSは、「インチキ上場企業を見破るポイント」を具体的に理論的に書いちゃいます。

インチキを続け、自社の株主を騙し、毀損し、その上で、「株主様を大切にしています」と、著書やブログなどで発言し続けてきた上場企業経営者は、クビを洗って待っていてくださいね。

もちろん、個別企業名は書きません。なぜなら、僕の執筆目的は、インチキの直接的な弾圧ではなく、広く多くの人に、「真っ当な知識」を持っていただくことだからです。

【参考エッセイ】
 ⇒ KISS 第11号「おめでたい経営者」
 こんな書き方です。

PS^2:
僕は、過去に仕事として関わった企業であれ、「元」友人であれ、彼らが彼ら自身を応援する者(=株主)を騙し毀損しながら、自らの利益だけを追求するような者に対しては、容赦なく僕の持つ知識と経験に基づいて論理的に批判します。





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